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グロインペイン症候群

低迷するマドリー、そして、苦しみながらもしのぐアーセナル。
この二つのクラブは、共に主力であるジダン、アンリをグロインペイン症候群という怪我により欠いている。
アンリやジダンに限らず、アイマール(MF・アルゼンチン代表、バレンシア)や、中田英寿(MF・日本代表、ボルトン)、かつては中山雅史(FW・元日本代表、ジュビロ磐田)もこの怪我により長期離脱を余儀なくされ、貴重な現役選手としての時間を治療に費やさなくてはならない憂き目にあった。
では、グロインペイン症候群とは、どのような怪我なのか。

グロインペイン症候群とは、かつては恥骨結合炎と呼ばれた、骨盤と骨盤を繋ぐ真ん中の筋肉(そけい部、下腹部)に炎症を起こす怪我をいう。
「恥骨結合炎」という響きがあまり良くないので、近年は、グロインペイン症候群と呼ばれるようになっている。
ボールを蹴る動作が多いサッカー選手は、一方の足を軸に、骨盤を中心として他方の足を振り上げることが多いので、必然的に骨盤を繋ぐ筋肉を酷使することが多くなる。
そのため、グロインペイン症候群はサッカー選手の職業病とも言うべき怪我なのである。

治療法としては、ひたすら痛みが治まるまで安静にしているほかはないそうで、炎症が治まるのに通常は3ヶ月を要するのだそうだ。
しかし、それでも炎症が治らない場合には、弱体化した筋肉を強化するための外科手術を行うそうだ。

アンリやジダンについては、全治3週間から1ヶ月と診断されているそうで、手術を要するほどの怪我ではないようである。
しかし、職業病であるにもかかわらず、安静にしている意外に明確な治療法がないこの厄介な怪我は、選手のみならず、復帰を待ち望むファンの心をもかく乱する。
どうか、アンリとジダンには、無理せずちゃんと怪我を治してからの復帰を願いたいものである。


今日はネタがなく、記事も思いつかなかったので、苦し紛れな記事となりました…。
つまんねー話で失礼。凡人はつらいよ…。
参考文献:リベロ津軽サッカークラブ ドクターリベロのスポーツ医学講座(その8)

by kobo_natsu | 2005-09-21 22:41 | ニュース