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フランス代表のあれこれ

◎ ドラソーはPSGへ。

フランス代表のあれこれ_c0040315_19334122.jpgAC.ミラン所属のビカシュ・ドラソー(MF・フランス代表)は、PSG(パリ・サンジェルマン)への移籍が確定し、来週半ばにも正式決定されるそうだ。
本人によると、このことはミラン側との本人との話し合いで決定し、ミラン側はPSGと同じ2007年までの契約を提示してきたが断ったそうだ。
また、PSGの来季の構想が、ドラソーにとって非常に印象的であったことや、PSGが偉大なチームであることが移籍の決め手となったようだ。
さらに、この移籍は、考え抜いた末の決断であり、簡単なことではなかったが、今はとても幸せであるとも語ったそうだ。

■ デポル行きが噂されていたドラソーは、結局母国・フランスの古豪PSGを選んだようです。
デポルに移籍し、リーガで彼のプレーを見ることを期待していた私は、かなり残念です。
だた、以前から、PSGはドラソーを獲得するために躍起になって資金をかき集めていたのに対し、デポルは財政難から、慎重にお手ごろな選手を吟味していたようなので、仕方がないのでしょうね。
ミランが、PSGと同じ条件で31歳のドラソーを引き止めたのは、彼が30を過ぎて未だ代表レギュラーとして伸び続けていることと、中盤ならどこもこなせる器用さを買っての事なのでしょうね。確かに、控えとしては、手放したくない選手ですよね。
しかし、選手生活も残り少なくなったドラソーとしては、ビッグクラブで控えに甘んじることよりも、国外では無名なクラブで試合に出続けることを選んだのでしょうね。
PSGには、あのロテン(MF・フランス代表)(よろしければ拙稿「夢をかなえた少年」をご参照ください。)もいますし、フランス代表ファンとしては来季は注目ですね。残念ながら、チャンピオンズリーグは出場できないのですが、リーグ・アンでのタイトルに期待したいところです。

◎ テュラム、フランス代表へ苦言。

フランス代表のあれこれ_c0040315_1934351.jpgテュラム(DF・元フランス代表、ユベントス)は、W杯予選において不振を極めているフランス代表について、自身の代表復帰の可能性を完全否定すると共に、現在のフランス代表に対し、苦言を呈したそうだ。
テュラムは、これ以上代表キャップに惹きつけられることはなく、あのようにチームのために個人を犠牲に出来るチームにいられて幸せであったため、同じ気持ちになれない今、代表に戻りことに意義は見出せないと話したそうだ。
また、現在のフランス代表については、最初から最悪の事態ばかりを想定しているように見え、「時間がない」とか、「以前に比べて難しくなっている」とばかり言うが、時間が増えることはないのだから、そういうことを言う前に、限られた時間で最高のことをするべきだと語った。
さらに、普通なら選手の名前を挙げることはできないが、自分はすでに代表を退いているためあえて言うならば、監督は、なぜミクー(MF・ヴェルター・ブレーメン)や、ダクール(MF・ローマ)のように、国際経験豊かな選手やシルベストル(MF・マンチェスター・ユナイテッド)のような優秀な選手を招集しないのか疑問だと語り、ドメネク監督の選手選手選びついても苦言を呈した。

■ テュラムは、頭脳明晰で、清廉潔白、素晴らしい才能の持ち主であるにもかかわらず常に謙虚さを忘れないという、選手としても人としても完璧な人なです。
そんな彼がここまで今のフランス代表について公の場で話すのは、よっぽど後輩達のことが心配なのだと思われます。
フランス代表というと、ジダンやアンリばかりが注目を集めていますが、テュラムは、フランスでは「大統領」と呼ばれるほど、人々から敬愛されているスター選手の一人です。
そんな彼の言葉が今の代表に与える影響力は計り知れないものと思われますが、それも考えてのことだったのでしょうね。
ドメネク監督が、この、テュラムの言葉を素直に聞くようなら、今頃フランスがこれほど苦戦することもないと思いますが、どうかドメネクには、このOBに言葉を重く受け止めてくれることを願ってやみません。

◎ デサイー、テリーに進言。

フランス代表のあれこれ_c0040315_19355812.jpgデサイー(DF・元フランス代表、元チェルシー、ミラン)は、かつての同僚、ジョン・テリーが(DF・イングランド代表、チェルシー)が、イングランドプロサッカー協会が選ぶ年間最優秀選手に選出されたことを受けて、ミラン時代の同僚、マルディーニ(DF・元イタリア代表)を目指すよう進言したそうだ。
デサイーは、今のチェルシーは、ミランのように、毎年タイトルを取れるような偉大なクラブに発展しつつあるたため、テリーには、マルディーニのように、生涯1クラブでプレーし、クラブの象徴のような存在になって欲しいと話したそうだ。
そして、テリーは、マルディーニのような偉大な選手になれる力がある選手だとも語ったそうだ。

■ チェルシー退団後のデサイーは、カタールのクラブに行くなど、とにかく選手としての晩年はあまり幸せとはいえない状況にあります。
あまり知られていないかもしれませんが、デサイーは、今でこそDFですが、ミラン時代は守備的MFとして活躍したこともある、非常に才能溢れる選手です。さらに、98年W杯のMVPに選ばれたのも、ジダンではなく、デサイーなのです。
あの、フランス黄金時代を支えたのは、他でもないデサイーなのです。

テリーは、代表では選手層の壁に阻まれ、レギュラーポジションを獲得できずにいますが、その実力は、昨季のチェルシーで実証済みであると思われます。
手堅い守備に加え、リーダーシップと攻撃力と、DFに必要な要素をほぼ兼ね備えている選手と思われます。
しかも、デサイーがあの偉大なるマルディーニに匹敵するというのですから、テリーにはまだまだ伸びしろが残っているということなのだと思います。
もしもチャンピオンズリーグでマドリーと対戦することになった場合には、気をつけたいですね。

◇◇2日も休んですいませんでした…。しかも休んでいてこれかよ!って記事で、ますますすいません…。◇◇