☆ ウクライナ × フランス 1−4

後8分:Timochtchouk(ウクライナ)
後13分:ガメイロ(FW・フランス、ロリアン)
後42分:マルタン(MF・フランス、ソショー)
後44分:カブール(DF・フランス、トットナム・ホットスパー)
後47分:マルタン(MF・フランス、ソショー)

レブルースタメン
GK:マンダンダ(オリンピック・マルセイユ)
DF:レベイエール(オリンピック・リヨン)
   サコー(パリ・サンジェルマン)
   カブール(トットナム・ホットスパー)
   エブラ(マンチェスター・ユナイテッド)
MF:エムビラ(スタッド・レンヌ)
   マトゥイディ(サンテティエンヌ)
   キャバイェ(リール・メトロポール)
FW:メネズ(ASローマ)
   ガメイロ(ロリアン)
   レミ(オリンピック・マルセイユ)


4-2-1-3で臨んだレブルーは、ラインコントロールが上手くいかない上、前線の3人が前がかりになったため、布陣が間延びして中盤を形成できなかった。ちょうどシステムの「1」に当たるキャバイェを境に前と後ろが分断され、チームとして機能してはいなかった。
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                              キャバイェ

おそらくブランは、キャバイェをコンダクターとすべく、中盤の底の組み合わせをマトゥイディ−エムビラという、比較的守備的な選手を配置したのだろう。しかし、最終ラインのセンターがサコー−カブールという(おそらく)初顔合わせのコンビの押し上げが足らず、中盤の底から前にボールを運ぶのに苦慮していたように見えた。やっとキャバイェまでボールが来ても、今度はキャバイェから前のガメイロ、レミ、メネズまでの距離がまた遠かった。メネズはともかく、ガメイロ、レミは、ゴールにより近い場所を好むように見えるため、なかなかキャバイェの望むエリアまで下がることが出来ずにいた。

また、キャバイェと前線の間には、黄色いウクライナのDF陣が抜け目なくスペースを埋めていたのも、キャバイェを苦しめた原因のひとつだったであろう。リールを欧州の舞台へ導いた若き司令塔も、ナショナルチームではもどかしいプレーに終始していた。
これはシステムを4-2-3-1と前線のサイドの2人を1列下げるか、中盤の底に一人ビルトアップ出来る選手を配置すれば解決するように思われた。キャバイェのより近くに選手を配置することで前と後ろの連携をスムーズに出来きそうに見えたのだ。

この日のスタメンは今まで控えに回っていた選手を中心に構成されていたが、前半の不出来はスタメンの選手の能力を否定することにはならない。この不出来は、彼らの能力が普段のスタメンの選手に劣っているのではなく、各選手の素養に沿った配置がなされていないことと、経験不足が原因と思われるからである。

こうして前半は、両者無得点のまま終えた。

後半、ブランは選手を変えずに、選手への指示だけで前半の不出来を修正しようとしていた。
相変わらずラインコントロールはおぼつかないが、中盤の底のエムビラがキャバイェとの距離を埋めようと奮起していた。またガメイロ、メネズも下がってボールを受けに行くようになっていた。
そのため、レブルーの中盤はワンタッチでボールを速くまわすことで相手の守備を崩すことが出来るようになった。前半は、ボールを選手に近づける受動的なプレーであったため、単調なロングボールの放り込みが繰り返されていたが、後半は選手がボールに積極的に近づき、能動的なプレーが見られた。

後半8分、マークのずれとラインの乱れを突かれ、ウクライナに先制されるも、その5分後にPA内外でボールを受けたガメイロがとっさの判断で足を振りぬき、見事なミドルシュート決めて追いつく。
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                       ガメイロ

その後、ガメイロ、レミ、メネズに換えて、ベンゼマ(FW・レアル・マドリード)、マルーダ(MF・チェルシー)、リベリ(FW・バイエルン・ミュンヘン)が投入されると、スペースを好むベンゼマ、リベリの奔走により、レブルーの前線は活発になり、チャンスも多く生まれた。自由に動くベンゼマ、リベリの足りない箇所を補うようにプレーするマルーダ。この3人の相互補完がゲームを作っていた。

その後、キャバイェ、サコー、マトゥイディに換え、マルタン(MF・ソショー)、アビダル(DF・バルセロナ)、ディアビ(MF・アーセナル)を投入。まだ体力の有り余る交代選手たちが、疲弊したウクライナを散らしていた。
マルタンは彼にしか見えない軌道を見つけ、ウクライナゴールにロングシュートを突き刺すと、コーナーキックからカブールが繊細なヘディングでゴールを奪う。

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                 マルタン

後半ロスタイムにはリベリのキープからベンゼマが持ち込み、DFを2人ほど引き付けてから、「警備」の手薄になった左のマルタンにラストパスをプレゼント、マルタンが冷静にゴールに流し込んだ。

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こうしてレブルーは、1-4でウクライナを下した。
ラインコントロールや中盤と前線のバランスについては、選手起用も含めて検討の余地はあるだろうが、改めて選手層の厚さと個々の能力の高さを思い知らされた試合であったように思う。ファンの贔屓目は大いにあるが。

次のポーランド戦は、ベラルーシ戦、ウクライナ戦の経験からブランがどのような布陣で望むのか、非常に期待できるものになるだろう。
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2月9日に行われたブラジルとの親善試合においてレブルーが見せたパフォーマンスは、 それまでぼんやりとしか見えなかった復調の兆しを、誰の目にも明らかなほどに鮮やかに映してみせた。暗く長いトンネルの向こうからかすかに見える光を目指し、時にぬかるみに足を取られ、時に疲弊して、這いつくばりながらも、レブルーはその歩みを止めることはなかった。 ぬかるみにはまり、頭まで沈み、もはやこれまでかと思われたときに、瀕死のレブルーに手を差し伸べ、トンネルの出口まで導いたのが、98年W杯、2000年EUROの「スーパーダブル」の経験者であるローラン・ブランである。
ブランは、レブルーのポテンシャルを理解していた。彼らは勝てないのではない、勝てるような環境を与えられていなかっただけだった。高級食材が持ち味を殺されて、無造作に皿に盛られただけだった。

そうして迎えたEURO2012の予選、親善試合では、ナスリ(MF・アーセナル)、リベリ(MF・バイエルン・ミュンヘン)、グルキュフ(MF・オリンピック・リヨン)、メネズ(FW・ASローマ)という前線のタレントをどのように使いこなすかが課題となった。
EURO2012予選の対ルクセンブルク戦では、2月のブラジル戦で活躍したメネズを外し、守備的MFの位置にグルキュフ、2列目に右からリベリ、ナスリ、マルーダ(MF・チェルシー)を配置するという、奇抜なアイデアに出た。結果として試合は0-2でレブルーが勝利したものの、内容は必ずしもスコアに見合ったものではなかった。ブランはおそらく、シャビ・アロンソ(MF・スペイン代表、レアル・マドリッド)のように中盤の底から司令塔として働くグルキュフを期待していたのであろうが、前線に比してプレッシャーの厳しい中盤の底は、グルキュフには少々荷が重いように思えた。勝手がわかってなかった、というのもあったのだろう。激しいプレスを受けながらもボールをキープし続ける技術は、2列目の選手には一朝一夕に身につくものではないことが伺えた。

その後のクロアチアとの親善試合では、中盤の底にアルー・ディアラ(MF・ジロンダン・ボルドー)、マテュイディ(MF・サンテティエンヌ)という「専任」を置き、前線は右からメネズ、ナスリ、マルーダとルクセンブルク戦とは打って変わって妥当な布陣で臨んだ。結果は0-0とスコアレスドローに終わった。試合の内容も、相手が守備的であったとはいえ、可もなく不可もないといったところだった。中盤から前線への繋ぎがうまく行かず、かといってサイド・アタックを仕掛ける場面も少なかった。

この2試合で試した奇抜な布陣と妥当な布陣、すなわち、ルクセンブルク戦で採用しためぼしい前線の選手を無理やり全て使う布陣とクロアチア戦で採用した適材適所に各ポジションに専任を置く布陣のいずれがベストかについては、スコアだけを見れば前者の方が上手く機能したようにみえるが、試合内容としては、いずれが優れているとは言えないように思われた。個人的には、グルキュフは2列目で使うべきであり、慣れないポジションを強いるべきではないように思われたため、後者のクロアチア戦の布陣を踏襲してチームを練成していった方が良いのではないかと思われる。この場合、ナスリとグルキュフは同時起用ではなく択一的起用になってしまうが、それは彼らのコンディションや相手のスタイルに合わせて、いずれを起用するかを模索してゆけばよいだろう。
1人の選手に頼った布陣が危機管理として好ましくないことは、2002年W杯を見ていれば明らかである。ジダンの負傷により自滅した教訓は、新しい世代のレブルーの土台を作っている今こそ活かさなくてはならない。択一的起用になるのは右サイドにおけるメネズとリベリ、左サイドのマルーダとリベリも同様であろう。誰が出ても同じクオリティを保つことは、チームが恒久的な強さを身に付けるために必須である。選手層の厚いレブルーであれば、相手に合わせて柔軟に布陣やメンバーを換え、その時々の最適なチームで臨むことが、むしろ豊富な人材を無駄なく使うことにも繋がるだろう。
次の試合はシーズン終了後の6月のEURO予選になるが、試合を積み重ねていくごとに、チームの形が出来上がっていくことを期待したい。
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アフリカ大陸初のW杯は、レブルーにとって、将来二度と思い出したくないと思うであろう、悲惨なものとなった。
フランスサッカー協会と対立した選手たちに用意された帰りの飛行機の座席は、エコノミークラスだったそうだ。しかし、これは今回のレブルーの働きに見合ったものと言えるだろう。

サッカー外の出来事については、ここで語るまでもなく、メディアがこぞって報道しているので、割愛させて頂く。
では、純粋にサッカーだけを考えると、レブルーは何が問題だったのか。

確かに、敗因は選手のメンタルによるものと思われるが、そのような目に見えないものだけが原因であるとすると、問題の本質はぼやけてしまう。
そのため、あくまで私見であるが、客観的要因について以下に考察する。

今回の敗因は、選手の持つ特性と、実際に与えられたポジションがマッチしてなかったということに尽きるように思われる。特に前線は、選出者の偏見と「世間体」のみによって配置されていたように見えた。誤解を恐れずに言うと、選出者は、自らが扱いやすく、かつ、選出しなければ自らがバッシングを浴びる恐れのある選手を、でたらめに並べたに過ぎない。
すなわち、選出者は、チームとして機能することよりも、自分にとってリスクの少ないチームを作り上げようとしたのだ。

第1戦の布陣を見てみると、トップにアネルカ(FW・チェルシー)、左にリベリ(FW・バイエルン・ミュンヘン)、真ん中にグルキュフ(MF・ジロンダン・ボルドー)、右にゴブ(FW・オリンピック・リヨン)を置いているが、サイドアタックをかけたいリベリと中央でボールを配給するグルキュフは連携しなかった。また、右サイドバックのサーニャ(DF・アーセナル)のオーバーラップも、ボールが回ってこないために報われなかった。
第2戦では、グルキュフを外してマルーダ(MF・チェルシー)を投入したが、マルーダとリベリの役割は重複する上、中盤から前線へのボールの配給が上手くいかなった。
第3戦はシステム以前の問題であったが、今回のW杯の布陣の中ではまともだったように思われる。グルキュフがレッドカードを受けて退場しなければ、少しはまともな試合が見られたかもしれない。

では、今回のW杯は、どのようにすればベストな布陣だったのだろうか。
ジダンは、今回のレブルーについて、「第1戦ではマルーダを犠牲にし、第2戦ではグルキュフを犠牲にした。」と述べていた。
これを踏まえると、おそらくはトップにアネルカ(又はジニャク(FW・トゥールーズ))、左にマルーダ、真ん中にグルキュフ、右にリベリを置くべきだったのだろう。
リベリについては、クラブでの定位置が左であるため、ドメネク監督に対し自らを左に配置してもらうよう直訴したと言われているが、この際にドメネクは、リベリの望みをかなえるのではなく、自らの戦術とその中でのリベリの役割についての理解を求め、リベリを右に配置することを納得させるべきだったのだろう。このようなことは、監督として当たり前にすべきことであり、サッカーチームの監督であれば、どのチームでも普通に行われているだろう。
レブルーの大きな敗因は、監督が当たり前のことを当たり前にやっていなかったことにあると言っても過言ではない。

先日の南アフリカ戦をもって、レブルーはドメネクが采配を振るった約6年間にわたる「悪夢」から開放された。
次にレブルーの舵取りを任されるのは、公式に発表はされていないものの、98年W杯の優勝メンバーであるローラン・ブランに内定している。
ブランは現役時代から、最終ラインからの的確なフィードにより、レブルーの攻撃を組み立てるなど、DFでありながら優れた戦術眼を持っていた。また、ブランはその選手としての実績から、レジェンドとして、若い現役の選手からのリスペクトを十分に集め、束ねる手腕も期待される。

レブルーの新体制が発表されるのは、W杯後であるが、次のビッグタイトルであるEURO2012へ向けた船出に期待したい。
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☆ フランス VS スペイン 0-2
前21分:ビジャ(FW・スペイン代表、バレンシア)
前46分:セルヒオ・ラモス(DF・スペイン代表、レアル・マドリッド)



毎度ご無沙汰しております。
久しぶりの更新にも関わらず、本当の『雑』感で失礼いたします。



フランスのホーム、パリはサンドニのスタッドドフランスで行われた試合でしたが、大挙して押し寄せたフランス国民を失望させるような試合になってしまいましたね。
個としても組織としても、スペインに力の差を見せつけられてしまいました。

ラサナ・ディアラ(MF・フランス代表、レアル・マドリッド)とトゥララン(MF・フランス代表、オリンピック・リヨン)の中盤は安定していましたが、中盤から前線へのボールの供給経路が見いだされていないように思われました。
前線にボールが来ない→前線が下がってボールをもらいにいく→ゴールが遠くなる→スペインDF陣に捕まる、という効率の悪い攻撃の繰り返しに見えました。
スペインDF陣にとっては、シュートを打てる距離でボールをキープできないアンリ(FW・フランス代表、バルセロナ)もアネルカ(FW・フランス代表、チェルシー)も「怖く」ないのだろうと思います。

右サイドバックのサーニャ(DF・フランス代表、アーセナル)は、リベリ(MF・フランス代表、バイエルン・ミュンヘン)と共にいい攻撃を見せることもありましたが、たとえいい攻撃でも同じことを繰り返せば、いつか必ず止められます。

前線にボールが供給されなかったのは、トップ下のグルキュフ(MF・フランス代表、ジロンダン・ボルドー)が悪いのではないと思います。アンリとリベリの配置の仕方が悪いのでしょう。
今日の布陣は4−2−3−1で、前線はアネルカの1トップ、2列目に左からアンリ、グルキュフ、
リベリと並べてきました。
解説の方もおっしゃっていましたが、アンリを前に出し、右にグルキュフ、左にリベリとして2人を自由にに動けるようにし、「足で稼ぐ」サッカーをしたほうがまだチャンスはあったかもしれません。
アンリは2列目でボールを運ぶより、前でボールをもらうほうが(多分)好きだと思います。
コンセプトのないチームに、トップ下の司令塔によるエレガントなサッカーをさせようというのがそもそも間違いであるような気がします。
ドメネクの無能さにより、グルキュフに実力がないと思われてしまうのがかわいそうです。

今回の試合も、あいかわらずのノーコンセプトサッカーを見せられ、無念です。
司令塔をおいて、全盛期の残り香を感じさせようとするやり方も、姑息で気に入らないです。
何度も言いますが、グルキュフがかわいそう。

どう立て直すかを、やっつけで考えましたが、コンセプトがないまま中央で勝負するのは厳しいので、
この際今のチームの唯一の長所であるサイド攻撃に特化するのはどうだろうかと思いました。
また、前半冒頭の戦い方は悪くなかったので、前線のプレスはそのまま生かし、走ってゴールまでボールを
持ち運ぶのもよいかと思いました。
立て直しの鍵は、走って稼ぐ、泥臭いスタミナサッカーかもしれませんね。

以上、好き勝手に書いてしまい、申し訳ありません。
次回は、もう少し言い試合が見られることを期待します。
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キックオフから2分も経たないうちに、マドリーにファーストゴールがもたらされた。
右サイドからドリブルで持ち込んだクリスティアーノ・ロナウドが、そのまま低い弾道のシュートを打ったのだ。
しかしながら、1点を追うビジャレアルは、その後も比較的冷静に試合を運ぶ。

ビジャレアルは、左右にボールをふり、マドリーの布陣を崩すことでゴールに近づこうとしていた。対するマドリーは、縦への意識が強く、ドリブルまたはスルーパスを多用し、DFの隙間を縫う。
そのため、ボールの弾道がそれぞれ、ビジャレアルは横に長い三角、マドリーは縦に長い三角を描いていた。
そのボールの弾道は、そのままそれぞれのチームの状態を表しているようにも見えた。

ボールを横に振ることで相手を崩そうとするビジャレアルの攻め上がりは、組織力の強さを感じさせたか、フィニッシュの精度を欠く。
対するマドリーはドリブルやスルーパスなど、個人の技量によるプレーが目立った。それらは主に、クリスティアーノ・ロナウドや、カカによるものであった。あくまで私見であるが、彼らはそれぞれにドリブルとスルーパスを持ち味としているように思われる。しかしながら、彼らのアイデアは、チームメイトには浸透しておらず、彼らそれぞれがゴールへの渇望を糧にプレーをしているようにしか見えなかった。

この試合のマドリーの中盤は、ガゴとグティであった。
それぞれに、攻撃的素養の高いコンビであるが、この試合ではガゴに対し守備的に振舞うよう支持されているように見えた。ガゴは以前に比すると辺りの強さを感じさせたが、守備のスキルに関しては未熟だった。
相手をなぎ倒しては、カードをもらいかねない様相であった。

試合はその後、カカがPKを決め、0-2でマドリーが開幕から4連勝をキープできた。
試合には勝てたものの、チームとしての安定感には乏しかった。

マドリーが、安定した強さを発揮するには、この試合のスコアラーであるクリスティアーノ・ロナウド、そして、カカの意図を周りの選手が汲むのか、または彼ら二人が回りの選手を如何に使いこなす必要があるように見受けられた。
カカはともかく、クリスティアーノ・ロナウドは、周りが彼に合わせることが必要な選手であるように思われるため、効率よくマドリーの組織力を高めるには前者の戦略が有効である様に思われた。
次節以降の動向に期待したい。
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ご無沙汰していてすいません。
みなさま、お元気でしたでしょうか。 私はなんとか元気にやっております。

決して、フロレンティーノ・ペレスが好きなわけではないのですが、なぜかペレスが辞めてから筆が進まなくなっていました。
ペレスがマドリーの会長に復帰したからというわけではないのですが、今シーズンは、3シーズンほどサボってきた分、少しずつでも書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



スタメン

マドリー

GK:カシージャス(スペイン)
DF:アルベロア(スペイン)
   アルビオル(スペイン)
   ガライ(アルゼンチン)
   マルセロ(ブラジル)
MF:ラサナ・ディアラ(フランス)
   シャビ・アロンソ(スペイン)
   カカ(プラジル)
   ラウール(スペイン)
   クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
FW:ベンゼマ(フランス)

デポル

GK:アランスビア(スペイン)
DF:ラウレ(スペイン)
   ゼ・カストロ(ポルトガル)
   アルベルト・ロボ(スペイン)
   フェリペ・ルイス(ブラジル)
MF:ジュカ(ブラジル)
   ファン・ロドリゲス(スペイン)
   アルバレス(スペイン)
   グアルダード(メキシコ)
   バレロン(スペイン)
FW:リキ(スペイン)

09-10シーズンの開幕を告げる始球式のキッカーは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)だった。
つい先日、マドリードから遠く東のベルリンにおいて、人類史上最速となったばかりのこのマドリディスタを招く辺り、いかにも成金的マーケティングを好むペレスらしいと感じた。

立ち上がりのマドリーは、シーズンオフの活発な移籍により新しくなったチームらしく、コンビネーションが手探りであった。個々の能力は高いはずであるが、それぞれがどう持ち込めばよいのか分からず、パスの1つ1つに迷いが感じられたように思われた。

対するデポルは、やや引き気味ながらも、マドリーの攻守に合わせて器用に布陣を伸縮。中央のバレロンは、ワンタッチで相変わらずいいボールを出していた。彼の足は、まるでクッションで出来ているかのように、ボールの勢いを吸い込んでいた。
やや引き気味であるため、攻撃に転じる際の手数は少ない。しかしながら、前線の選手の、出たパスへ巧みなフォローが少ないチャンスをモノにしてた。それはまるで、怪我や新加入選手により連携が不慣れなマドリーDFの組織力を見越しているかのような戦いぶりであった。
個々の能力が必要以上に高い攻撃陣に対しては、枚数を増やした守備を。
組織力が成長途上の守備陣に対しては、少ない手数で効率の良い攻撃を。
デポルのサッカーは、よく練られていたようにみえた。

マドリーの守備陣が未完成であることはやむを得ないことである。
その守備陣に代わり、中盤の底のラサナ・ディアラ、シャビ・アロンソが、ラインを上げ下げしてスペースをコントロールしているように思えた。

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その影響か否か、選手の持つ素養からすると本来は、ラサナ・ディアラはボール回収役、シャビ・アロンソはボール配給役であると思うが、その役割は流動的で、時機に応じていずれかがいずれの役回りをこなしていた。
そのせいであるのか、この試合では、それぞれの持ち味は、あまり生かされていないように見えた。

この試合で、これからのマドリーのスタイルを感じさせるプレーが、マドリーの1点目から見受けられた。
前半26分のことだ。
右でボールを受けたカカが軽く持ち込み、デポルのDFラインの裏をつくパスを出す。
それをベンゼマがオフサイドにならないように注意しながらDFラインの後ろに出る。
ボールを受けたベンゼマがシュートを放つが、何かに弾かれる。
それを押し込んだのは、カピタンのラウール。

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それまでのマドリーは、比較的空いているサイドからの攻撃が多かった。しかし、デポルDFは中央を固めつつも、サイドですら隅々と守備の網をしいていた。シュートを打てる角度を与えてはなるまいと、デポルはのりしろ程度にしかならないようなタッチラインが迫る場所に、マドリーを追い込んだ。
このような場合には、やはり中央で勝負を仕掛け、相手を崩すことが必要と思われた。
カカのパスからゴールに至るまでの一連のプレーは、まさにその打開策のサンプルとしてふさわしいものであったように見えた。

結果として、3-2でマドリーは勝利を収めた。
緒戦にしては、それほど悪い試合とは思わなかったが、何かが足りない。
何かが足りないまま、個々の選手の連絡が分断し、悲しい歴史を繰り返すことだけは避けてほしいものである。

スコア

☆ レアル・マドリッド VS デポルディボ・ラコルーニャ   3-2

前25分:ラウール(スペイン)
前29分:リキ(スペイン)
前34分:クリスティアーノ・ロナウド(PK)(ポルトガル)
後 1分:バレロン(スペイン)
後15分:ラサナ・ディアラ(フランス) 
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どうも、ご無沙汰していてすいません。
本日は、風邪気味+仕事のストレスによるじんましんという最悪のコンディションですが、ワイン飲んで(ありえないですよね…。)、仮眠して、しっかり今夜のイタリア×フランス戦を見届けようと思います。

まずは今回の戦いぶりから本日のレブルーの展望を、いつもながら好き勝手に予想してみようと思います。

■ ルーマニア戦

堅守のルーマニアに対し、ゴールを奪えなかったフランスですが、勝てなかったのは中央からの攻撃に乏しかったことにあると個人的には思いました。
サイドアタックが得意な今のレブルーですが、そこをキッチリと抑えてきたように思います。
中央からの崩しがなかったため、レブルーの攻撃の組み立ては難航していたように思われました。
また、中央の崩しがなかったことの理由の一つに、中盤の底にレジスタ(パスを捌き、攻撃を組み立てるタイプのディフェンシブハーフ。代表的な選手はピルロ(イタリア代表、AC.ミラン)等)がいなかったことがあげられると思いました。
トゥララン(MF・オリンピック・リヨン)-マケレレ(MF・チェルシー)のコンビは、サイド、バックラインの守備力の高さを考えると、いささか守備的過ぎるように思われました。
そのせいか、バックラインのテュラム(DF・バルセロナ)やマケレレが、後方から攻撃を組み立てるように前方へパスを出しているように思われました。

後半に入り、攻撃を組み立てることが出来る、ややノスタルジーを感じるようなトップ下タイプのナスリ(MF・オリンピック・マルセイユ)を入れたことで、前線はやや活性化されたように見えましたが、リベリ(FW・バイエルンミュンヘン)など名だたる先輩たちを操るには、ナスリはいささか若すぎたようです。
しかし、ナスリのエレガントなボールタッチは、これからの可能性を大いに感じさせてくれるものでありました。

■ オランダ戦
オランダが素晴らしすぎるというのもありますが、ルーマニア戦から引き続き、レブルーは攻撃の厚みにかける部分があったように思いました。オランダ戦では、ルーマニア戦とは違い、最前線にアンリ(FW・バルセロナ)を置いてきましたが、肝心のトップ下に彼の動きを生かせる選手がいないこと、サニョール(DF・バイエルンミュンヘン)、エブラ(DF・マンチェスターユナイテッド)のサイド攻撃をアンリが生かすことができなかったことが敗因であるように思われました。
アンリを生かせる選手が、今回の代表以外にもいるのかどうかは定かではありませんが、サニョール、エブラのサイド攻撃を生かすことが出来る選手は、ピッチ外に存在するように思われます。それが、トレゼゲ(FW・ユベントス)であるよう思います。
センタリングへの反応の良い彼なら、ゴールを奪っていてくれたように思われます。

■ イタリア戦展望
このように、レブルーの敗因の原因は、前線とそのサポート役であるサイドもしくは中盤の選手の特徴がかみ合わないことであるように思いました。そのため、本日のイタリア戦では、どのような対策を採るべきか。
ごく私見ではありますが、中央にアンリ、左にアネルカ(FW・チェルシー)、右にリベリを並べ、彼ら3人にポジションチェンジをさせながら攻めあがることが有効であるように思いました。
今のレブルーにとって、一番勝機がありそうなのは、アンリを生かすことであるように思います。
そのため、アンリの力が一番発揮できると思われるトライアングルからのポジションチェンジ、そして、アンリと愛称が良いといわれているアネルカ、アンリ、アネルカのポジションチェンジについて行けるほどの体力のあるリベリを補佐役として付けるのです。

具体的な布陣は以下のようになります。

             クペ

サニョール  ギャラス  テュラム  エブラ

        トゥララン  マケレレ

             ナスリ

        リベリ    アネルカ

             アンリ

実現可能性はかなり低いですが、幼いながらもパスセンスのあるナスリにゲームメークを任せ、アンリ、アネルカ、リベリを動かしてもらうことが一番勝利のニオイがするように思いました。
個人的に好きなマルーダ(MF・チェルシー)が入っていないことが不満ですが・・。

とにかく、中央を崩し、サイドからのセンタリングに反応し、ゴールを取ってくれることを願います。
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☆ レアル・マドリッド VS アトレティコ・マドリッド   2-1

前1分:アグエロ(FW・アルゼンチン、アトレィコ・マドリッド)
前14分:ラウール(FW・スペイン代表、レアル・マドリッド)
後34分:スナイデル(MF・オランダ代表、レアル・マドリッド)

スタメン

レアル・マドリッド

GK:カシージャス(スペイン代表)
DF:セルヒオ・ラモス(スペイン代表)
   ペペ(ブラジル)
   カンナバーロ(イタリア代表)
    ⇒ メツェルダー(ドイツ代表)
   ドレンテ(オランダ代表)
MF:ディアラ(マリ代表)
   グティ(スペイン)
   ロビーニョ(ブラジル代表)
   スナイデル(オランダ代表)
    ⇒ ガゴ(アルゼンチン代表)
FW:ラウル(スペイン代表)
   ファン・ニステルローイ(オランダ代表)
    ⇒ サビオラ(アルゼンチン代表)

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どうも、ご無沙汰していてすいません(1点目ラウール)。

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ほんと、すいません(2点目スナイデル)。

今シーズンはなるべく試合を見て、記事を書こうと思いますので、よろしければお付き合いただければと思います。
今シーズンは開幕戦が放映権の都合により放送されませんでした。
いやー、がっかりです。
おそらく、この記事を読んでくださっている皆様の多くは、同じ時間に同じ感情を共有していたのではと思います。
出鼻をくじかれた感はありますが、今シーズンはこのようなマイナスな感情ではなく、喜びや楽しみといった、プラスの感情をたくさん共有できるような試合を期待したいものですね。

さて。

本来なら、開幕戦について詳細な試合レビューを書くつもりでいました。
しかし、先述のように試合を見ることが出来ず、さらに現時点では試合が放送されるかどうかも未定であるため、試合のニュース記事等を参考に、超独断により試合の展開を想像し、今後の展望を好き勝手に欠いてみたいと思います。

スタメンの布陣によると、中盤の底にディアラ-グティを配していたようなので、グティが攻撃を組み立て、中央からの攻撃がメインだったのではと思われました。しかし、ニュース等によると、ロビーニョやスナイデルがセンタリングを上げる場面が多かったようなので、中央ではなくサイド攻撃がメインだった可能性が高そうですね。
さらに、前半だけでマドリーのシュート数が10本なのに対し、アトレティコは14本と、マドリーを上回っていることからも、マドリーが攻め込まれていることが懸念されます。
このことから、カンナバーロ-ぺぺのバックラインがいまだ不安定であり、中央からの攻撃に耐えられないため、中央では勝負せずにサイド攻撃を選択したように見受けられます。
バックラインは一朝一夕に出来上がるものではないので、これは仕方のないことなのでしょうね。
ただ、個人的には、グティ→ロビーニョと中央から独創的なパスを展開し、ラウールもしくはニステル(もちろん、サビオラでも)が決める…なんてサッカーを期待したいので、バックを強化し、中央の攻撃が展開できるようになってほしいですね。
とりあえず、勝ててよかったです。

で、今後のチームの展望ですが、勉強不足なので新加入選手の持ち味等につき、あまりわからないのですが、超勝手なイメージとして、「よく走るヤツラ」が来たのかなぁという感じです。
もちろん、パスをまわすテクニックは備わっているとは思うのですが、パス回しは程ほどに、ボールを離したら、すぐに前に向かって走る…トータルフットボールのイメージですね。
いやー、「オランダ=トータルフットボール」なんて、なんて古典的な…。
今どき、昭和の時代に活躍した選手上がりの解説者だって言わないよって感じですよね。
申し訳ないです。
そんなわけで、個人的にはスピード感溢れる、「縦に伸びる」サッカーが期待できるのではと思います。
後方からゆっくりとボールが回され、中盤にボールが渡ると、ギアが5速に入り、スピーディに布陣全体が縦に伸びる。
相手の呼吸を読み、虚を突き、ゴールを奪うような、そんなサッカーを期待したいと思います。
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☆ レアル・マドリッド VS レアル・ベティス   0-0


最近のマドリーはいつもこんな感じなのかもしれませんが、グティ(MF・スペイン代表、レアル・マドリッド)を2列目、サイドにロビーニョ(FW・ブラジル代表、レアル・マドリッド)、トップにファン・ニステルローイ(FW・オランダ代表、レアル・マドリッド)を配置し、グティをより攻撃的に使う意図が見えます。
それは良いことだと思うのですが、ベティスにはそれがみえみえだったようで、パス出しのグティを潰しにかかっていました。

対するベティスは、試合を点ではなく線でとらえており、引いて守る時間帯、相手が前がかりになったところを突く時間帯と、うまく試合を進めていたように見えました。
そうです、コレ正しいです。

決して今のマドリーが間違っているとは思いません。ただ、もう少し中盤のバランスを「攻」にシフトしてもよいのではと感じます。
個人的に、ガゴがどのようなタイプの選手なのかわからないのですが、もしも彼が本当にレドンド(MF・元アルゼンチン代表)の再来なら、もう少しフィットするのを待てば良いでしょう。
彼がレドンドでないのなら、グティを下げ、3ピボーテとした方がよいのではと思います。
グティが前にいることで、ロビーニョの使えるスペースが減り、彼の良さを消しているように見えるからです。
また、グティが前にいることにより、相手はグティの位置に合わせて布陣を引いてきます。
そうなると、ニステルの待つ最前線は大混雑となり、もはやゴールを奪える状態ではありません。
グティを下げ攻撃の起点を後ろに持ってくることにより、前にスペースを作ることが必要であるように感じられました。
よって、超独断によるグティの使い方は、ピボーテの前、もしくは3ピボーテのうちの左です。

マドリの最終ラインは、本当に良くなりましたね。
あのバックなら、3ピボーテでも不安定になることはないように思われます。

また、セルヒオ・ラモス(DF・スペイン代表、レアル・マドリッド)、ミゲル・トーレス(DF・スペイン、レアル・マドリッド)の若き両サイドバックもタイミングのよい上がりで、チームに貢献していましたね。
個人的にセルヒオ・ラモスの評価はかなり低かったのですが、見なおしました。ごめんなさい・・。

そして最後に思ったのは、セルヒオ・ラモスの相方はクロスの名手ではなく、ウインガーか、ラモスの上がりをサポートし、中央とのつなぎ役になれる選手が適役なのではないかということ。
レッドカードの是非についてはいろいろあるかと思いますが、個人的にはクロスの名手に対し、不適格であること言い渡したように見えました。


以上、好き勝手に書いてしまいましてスイマセン。
のちほど、手直しします。
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どうも、ご無沙汰しておりました。
私は元気にやっております。
単にアイデアがなかったこと、ビデオが壊れて満足に試合を見る事ができなかったことにより、筆を止めておりました。
ま、言い訳はこのくらいにして。

今朝は久しぶりに試合を見たのですが、寝坊したので最後の15分を見るのがやっとでした。
しかし、この15分の両者の戦いぶりに、両者の相違が凝縮されていたように感じました。
そのため、独断と偏見に基づき、久々に分析してみることにしました。




このときのマドリーは、右サイドからパスを繋げて攻め入ろうとしていたが、パスが最前線に渡るや否や、すぐにセビリアのサイドバックの選手に潰されていた。
マドリーの最前線は孤立していたため、奪われたボールを取り返すフォロアーもおらず、この一連鎖のマドリーの攻撃はここで終わる。

その後は後方から送られたボールをベッカムが間延びした前線にロングフィードするか、グティがリズム良く前線に繋ぐかであったが、セビリアDF陣が、パスの出し手から受け手までを、丸でコンピューターで測ったように次々と潰して行く。

あの優秀な最終ラインを破るには、どうしたらいいのだろうか。

普通なら、前線の選手のうちの一人がボールを持ち、相手DFを数人ひきつけたところで、走りこんできた味方の選手にパスを出し、フィニッシュというのが、オーソドックスな最終ラインの崩し方であると思われる。
しかし、セビリアDF陣は、ボールを持つおとり役に引きつけられることなく、おとり役はもちろん、パスの受け手までもを巧妙にマークしていたのだ。

一番の原因は、マドリーのおとり役に「怖さ」が足りなかったことだろう。
どこからでもゴールを決めてしまう「怖さ」があれば、おそらく最終ラインはおとりにひきつけられていたのではないかと思われる。
しかし、これは個人技の領域に入ってしまうので、これをDFを崩す方策としてあげるのは適切ではないと考えられる。

では個人の資質に頼らずに、あの最終ラインを崩すにはどうすべきだったのか。
あくまで私見であるが、サイドを使って崩すことが有効であったのではないかと思われる。
もちろん、サイドに振ることも最終ラインを崩す方法としては常套手段である。
しかし、通常人間の心理として、サイドからゴールにより近い中央へのボールの移動には敏感でも、中央からサイドへとゴールを決めるのが難しくなるエリアへの移動は鈍感になりがちである。
あれだけ優秀な最終ラインであれば、およそゴールを狙うのに適したフォーメーションはインプット済みなのであろう。
彼らの素晴らしいポジショニングを崩すには、中央からサイドへ振り、虚を突くことが有効であるように思えた。

具体的には、

◇ 中央でパスを回し、サイドへ振る。サイドの選手が中央の2列目の選手にラストパスを送り、フィニッシュ。このとき、最前線の選手は、あたかもクロスを決めるがごとく振舞い、DFをひきつけておくことが重要である。

◇ 右サイド→中央→右サイドと繋ぎながら前線に上がり、右サイドが中央にパスを送る。
中央の選手はそれをスルーし、左サイドが中央へ走りこみフィニッシュ。これは左右が逆でも可能である。

などが思い浮かぶ。

これを可能にするには、① 攻撃を組み立てるレジスタの存在、②レジスタを中心とした攻撃フォーメーションの徹底が必要と思われる。
守備の強化と中盤の充実に努めている現在のマドリーにとっては、かなり突飛な課題であろう。
しかしながら、①、②を突き詰めるとやがてはそれが弱点となる。
強力なレジスタの存在が足かせとなり、レジスタを押さえられると何も出来ないチームとなってしまうのだ。
そしてその典型がEURO2004で不甲斐ない戦いぶりをみせたレブルーであることは記憶に新しい。

チームが恒久的な強さを身に付けるためには、戦術に徹底と流動という相反する二つの概念を持ち合わせることが鍵となりそうである。
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