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☆ バレンシア VS レアル・マドリッド   0-0

スタメン

バレンシア

GK:カニサレス(スペイン代表)
DF:ミゲル(ポルトガル代表)
   アルビオル(スペイン?)
マルチェナ(スペイン代表)
モレッティ(イタリア)
MF:アルベルダ(スペイン代表)
バラハ(スペイン代表)
アングロ(スペイン代表)
アイマール(アルゼンチン代表)
レゲイロ(ウルグアイ代表)
FW:ビジャ(スペイン代表)

4-2-3-1

マドリー

GK:カシーリャス(スペイン代表)
DF:サルガド(スペイン代表)
   セルヒオ・ラモス(スペイン代表)
   メヒア(スペイン)
   ラウール・ブラボ(スペイン代表)
MF:グティ(スペイン代表)
   ディオゴ(ウルグアイ代表)
   シシーニョ(ブラジル代表)
   バティスタ(ブラジル代表)
   ジダン(フランス代表)
FW:ラウール(スペイン代表)

4-2-3-1

あんまりちゃんと見られなかったのですが、概要だけでも少し書きたいと思います。

マドリーは、前半は積極的にパスを回し、バレンシアゴールに近づいていました。
素早いプレスに、複雑なパスワーク。
先日のチャンピオンズリーグ敗退のショックを見せず、意欲的にプレーしていました。
マドリーは、グティの中盤の底上げが効いていて、両サイド、中央ともに、ボールが前後するのに伴い、適切な距離を保って上げ下げしていました。
布陣全体が1つになっていたのです。

しかし、対するバレンシアは、引いて守りの壁を厚くし、中盤でマドリーのボールを奪うと、目を見張るようなスピードで速攻を仕掛けてきました。
パスを回して消耗するマドリーと比べると、バレンシアの方が効率よく攻撃しているように見えました。
バレンシアは、最近調子の良いジダンだけはかなり警戒していたらしく、常に2人以上が対応していました。
ボールを持てば、必ず足4本に刺されるジダンは、アーセナル戦の時と同じく、ちょっと不満げでした。

逆に、マドリーが警戒していたのはアイマールとアングロ。
ディオゴは彼らにきついタックルをお見舞いしていました。
この日、久々の先発出場を果たしたディオゴは、グティと中盤でコンビを組んでいました。
まだ、不慣れなこともあり、この二人のコンビネーションはやや不安定でしたが、柔らかいプレーから、身体を入れた泥臭いプレスまでこなせるディオゴに、改めて潜在能力の高さが感じられました。

対するバレンシアのピボーテ、アルベルダとバラハは、さすが熟練コンビだけあって、過不足なく仕事をこなしていました。
アルベルダの守備力に、バラハのオールマイティさが上手くかみ合い、バレンシアを動かしていました。
この試合を観戦していたアラゴネス爺も、このコンビを代表で再び起用することを考えたかもしれませんね。

前半走らされたマドリーは、後半は運動量が落ち、布陣も間延びしてスペースが出来始めました。
しかし、プレスをかけることは怠っていなかったため、アイマールに自由をあたえることなく、事なきを得ているように見えました。
バレンシアも、それほどパスワークが冴えていなかったので、ロングボールからの単調な展開が目立ちました。

最後、終了間際に交替で入ったカッサーノが得たPKを、やはり交替で入ったロナウドが外し、ゲームセット。
お互いにとって、痛い引き分けとなりました。

今回、マドリーがゴールを奪えなかったの原因のひとつに、ラストパスの精度がイマイチだったということがあげられると思われます。
そういう意味では、ベッカムの不在は響いたのかもしれません。
しかし、あのパスワークを見てしまうと、やはり右はシシーニョの方が流れが良いように見えました。
ラウール・ブラボは随分と攻め上がりがスムーズなってきました。
後は、ラストパスの精度を上げれば、ロベカルの後継者として育つのではと思いました。
褒めすぎ?

メヒアは、最初はおぼつかない感じでしたが、後半はクリアボールをそのまま攻撃の起点とする良いパスを何本か出していました。
その調子で頑張ってほしいです。

マドリーは、良い形は出来つつあると思うので、このまま進んでいってほしいですね。
次節のベティス戦も、良い試合を期待しています。  
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mayuさんが、さらに詳しいレビューを書いてくださっていますので、どうぞ!!

スタメン

アーセナル

GK:レーマン(ドイツ代表)
DF:エブエ(コートジボアール代表)
トゥレ(コートジボアール代表)
センデロス(スイス代表)
フラミニ(フランス代表)
MF:セスク・ファブレガス(スペイン代表)
ジウベウト・シウバ(ブラジル代表)
フレブ(ベラルーシ代表)
→ ベルカンプ(FW・元オランダ代表)
リュングベリ(スウェーデン代表)
レジェス(スペイン代表)
→ ピレス(MF・フランス代表)
FW:アンリ(フランス代表)
4-2-3-1


マドリー

GK:カシーリャス(スペイン代表)
DF:サルガド(スペイン代表)
→ ロビーニョ(FW・ブラジル代表)
セルヒオ・ラモス(スペイン代表)
ラウール・ブラボ(スペイン代表)
ロベルト・カルロス(ブラジル代表)
MF:グラベセン(デンマーク代表)
→ バティスタ(MF・ブラジル代表)
ベッカム(イングランド代表)
ジダン(フランス代表)
グティ(スペイン代表)
FW:ラウール(スペイン代表)
→ カッサーノ(FW・イタリア代表)
ロナウド(ブラジル代表)

4-1-3-2


グティは布陣上はトップ下だったが、実際はトップ下と中盤の底を行き交いながら、チームを動かしていた。
トミーとグティのピボーテは、連携、バランスともに優れ、序盤のマドリーの攻勢に貢献した。
マドリーはトミーの底上げにより前線をコンパクトに保ち、ワンタッチでリズム良くボールを回した。

対するアーセナルも、網の目のようなマドリーのパスコースを器用に切り、低めに構えたアンリの、縦一本のスルーパスから得点機を見いだそうとしていた。


一瞬気を抜けば、命取りとなる。
そんな緊迫感の中、ゲームは小刻みに左右に動いた。

トミーのアイデアあふれるゴール前への浮き玉から、マドリーの最初のチャンスが生まれた。
トミーはロナウドの動きや意図を良く理解していたが、ロナウドの頭に触れたボールは僅差でポスト横に流れた。

マドリーの攻撃を担ったのは、グティである。
グティからボールを受けたジダンは、思いのままにプレーしていた。
ジダンには、センデロス、エブエがつき、ジダンは彼らのチェックにクレームをつけるほど熱くなっていた。

最近大人になったといわれるグティも、主審の出したカードに鬼の形相で抗議していた。

アーセナルは中央よりも右サイドのフレブの攻撃が光った。リュングベリが良いおとりとなり、生き生きと躍動するフレブに、ロベルト・カルロスは手を焼いていた。
反対サイドでは、サルガドとレジェスのマッチアップが展開されていたが、こちらは代表の先輩サルガドが優勢だった。
しかし、サルガドが守備に追われたため、マドリーの右サイドは機能しなかった。
ベッカムは相変わらず流れを滞らせたため、マドリーの攻撃オプションは1つ減った形となった。

また、セルヒオ・ラモスはアンリのマークが外れたり、パスミスや無意味なロングボールなどで、しばしばピンチを招いた。

アーセナルは、前線のアンリやフレブ、リュングベリもマドリーDFに積極的にプレスをかけてきていたため、最終ラインも中盤並みに逼迫した状況にあった。
1つのミスも許されないし、パスの1つ1つを無駄にしてはならなかったのだ。

その意味では、ベッカム、ラモスの精彩を欠いたプレーは、マドリーにとってもどかしいものだった。

お互いに試合を通して、同じくらいの決定機を迎えたが、枠を外れたり、GKやDFの体を張った好プレーにより事無きを得ていた。

後半開始、監督はロナウド、ベッカムを信頼したのか、動かなかった。
やや運動量の落ちたマドリーは、アーセナルにスペースを与えつつも、体をぶつけて善戦した。

続きです。
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久々に試合の模様について書いてみたいと思います。

☆ レアル・マドリッド VS エスパニョール   4-0

前13分:グティ(MF・スペイン代表、レアル・マドリッド)
前42分:ジダン(MF・フランス代表、レアル・マドリッド)
前46分:ロナウド(FW・ブラジル代表、レアル・マドリッド)
後6分:ジダン(MF・フランス代表、レアル・マドリッド)

スタメン

GK:カシーリャス(スペイン代表)
DF:シシーニョ(ブラジル代表)
ウッドゲート(イングランド代表)
メヒア(スペイン)
ロベルト・カルロス(ブラジル代表)
MF:グラベセン(デンマーク代表)
ベッカム(イングランド代表)
ジダン(フランス代表)
グティ(スペイン代表)
ロビーニョ(ブラジル代表)
ロナウド(ブラジル代表)

4-1-4-1

        グラベセン

  ベッカム          ジダン
 
     グティ      ロビーニョ
 
         ロナウド

こんな感じです。


4-1-4-1という最近の定番布陣で臨んだマドリーは、引き気味のエスパニョール相手にスペースを見いだせずにいた。
エスパニョールは、自陣に白い集団が入りきったのを見計らうかのように、マドリーの空いた裏のスペースを突いてきた。
マドリーが上がれば、「リトルブッダ」デ・ラ・ペーニャ(MF・スペイン代表)が槍のようなパスで縦を突く。
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このスペースを一人で守っていたのがグラベセン(右写真)だった。
マドリーは、トミー(グラベセン)がボールを奪ったところを起点に攻撃を展開していたため、マドリーの出来はグラベセンの出来にかかっているように見えた。










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そのため、この試合はブッダ(デ・ラ・ペーニャ・左写真)と海坊主(トミー)の直接対決がその行方を握っているように思えた。

デラペーニャは、トップ下で威力を発揮する選手と理解しているが、プレスをかけるのも巧かった。
二人の競り合いは、美しくもアグレッシブで、非常に見応えがあった。

スペースを消しにかかったエスパニョールに対しても、マドリーは落ち着いてボールをキープしていた。
ワンタッチでボールを回しつつも、無理に攻め入らず、ボールを上げ下げしながら相手の呼吸を読んでいた。

トミーは持ち前の状況判断の速さから、リズムよく左右中央に配球していた。
右のシシーニョ、左のロビーニョ、中央のグティは、積極的に相手の虚を付き、トミーに対してボールを要求した。
彼ら3人からさらにパスを要求していたのがジダン、ロナウド、ロベルト・カルロス、ベッカムだった。
パスが回せない場合には、トミーやロビーニョがドリブルで打開する場面もみられた。

冴えなかった以前と比べて大きく違うのは、役割分担の徹底と運動量、そして選手間の連携だった。
1人がボールを持てば、布陣全体が連動する。
強かった昔のマドリーには、よく見られたシーンだった。

難を言えば、ベッカムがシシーニョの動きに付いていけていないところだろうか。
また、トラップが不得手でパスを受けてからボールを離すまでが遅いベッカムは、リズムを滞らせていた。
やはり、ベッカムにはショートパスを回すスペインスタイルのサッカーは合わないように見えた。

逆に、パスを受けてからボールを離すまでが異常に速いのがジダンであった。
体力もスピードもなく、相方・ロビーニョに迷惑をかけることもあったが、この部分の「速さ」でカバーし、リズムを保っているように見えた。

クロス一本、ロナウド頼みの単調なサッカーから、ポゼッション高めのパスサッカーへと蘇生したマドリーは、前半だけで3点を奪った。
グティの飛び込み、久々のロベカル-ジダンライン、珍しいロナウドのヘディングと、そのどれもが貴重なシーンだった。

後半、マドリーはトミーに替えてパブロ・ガルシアを投入した。これは、妥当な交替であるように思えた。
なぜなら、トミーはあの広大なスペースを一人で守り、さらに攻撃の起点となるパスを出していた。トミーは攻守の切替役を立派にこなし、それはそのままマドリー全体の攻守のバランスを保っていたが、それは余りに過大な負担に思えたからだ。
いくらトミーのフィジカルが強いとはいえ、最後までは持たなかったであろう。
そして兄貴(パブロ・ガルシア)も、前半のトミーの役割を見事にこなしているように見えた。

この試合は、結局4点を奪ったマドリーが勝利した。
個人的に、4つのゴールの中で一番印象に残ったのは、ジダンの4点目だった。
シシーニョが右サイドの突破から、中央のジダンにグラウンダーのボールを送る。
ジダンはそれを右足で軽く浮かせ、左足で浮き球をミドルレンジから蹴りこんだ。
アイデアとボールコントロール、ボディバランスと、ジダンの良さが凝縮されたゴールであるように思えた。

蘇りつつあるマドリーにあえてクレームをつけるとしたら、トミーと兄貴の負担が過大となってしまうところであろうか。
ウッドゲイト、メヒアのラインは比較的安定していたし、彼らと中盤の底との連携は悪くなかったが、このままでは、トミーや兄貴の個人技に頼りきりとなり、磐石とはいえない。
このままでは、デル・ボスケ時代のマケレレと同じで、あの頃の宿題は残されたままとなっているのだ。
マドリーが再び強くなるためには、個人の力に頼るサッカーを止めにしなくてはならないと思われる。
難しいことではあるが、遅くとも着実な歩みを期待している。
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