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イタリアは強い

原文

2006年7月9日の夕方、ファビオ・カンナバーロは夜空にW杯トロフィーを掲げた。
「我々選手は、たくさんの幸運に恵まれている。」前イタリア代表キャプテンは言った。
「今度はこれをお返しする番だ。」

Q. 最近はどう、ファビオ?

FC(ファビオ・カンナバーロ):とてもいいよ。僕はずいぶん前にプレーを辞めてるけど、この数年でコーチとして必要な全てとスポーツディレクターの資格を手に入れた。そして今、僕はドバイでコーチをしているけど、将来はどうなるかな。でも、僕は今、このポジションにいる事で、とても幸せなことは確かだ。
プレーする事を完全に辞めてしまったわけではないのは事実だけど…僕はよく、かつての名選手たちとエキシビジョンゲームと呼ばれる資金調達のための試合を共にする。僕は特に、良い事をするため(チャリティマッチ?)のプレーを楽しんでいるよ。僕らは皆、人生においてたくさんの幸運に恵まれていて、ビッグクラブでプレーした。僕らはプロとしてプレーした日々を終え、他の人々に救いの手を差し伸べ、僕らの幸運をお返しする時が来たんだ。僕はいつでもたくさんのファンが、チャリティマッチに来てくれることを願っているよ。

Q. 君が2011年に選手としてのキャリアを終える事を決断するに当たって、一番重要な要因となったのは何?

FC: 2つあって、そのうちの1つは、プロとして長い時間を過ごすことでフィジカルに限界が来たこと。ある程度の年齢に達すると、身体のどこかが常に痛いんだ。僕の場合は、膝の古傷が再発して、僕にとっては法外に大きい問題となったよ。もう1つは、モチベーションの低下。モチベーションのない選手は自らをばかげたものにするし、後に輝かしいキャリアにとって恥となる。

Q. 引退してから最初の日、何があった?君はどう感じたの?

FC: 最初の日、僕は少しもフットボールを恋しいと思わなかったよ。そしてすぐに旅に出た。僕はドバイのアルアハリのアンバサダーとして2年を過ごし、アジアをたくさん旅してまわり、その間に資格(コーチの?)を得た。コーチとスポーツディレクターの役割は、今本当に僕に合ってるよ。僕は練習に僕のアイデアを推進していると感じている。

Q. 君はアハリのアシスタントコーチだけど、僕たちは君がいつか、イタリアでコーチをすると思っていていい?

FC: それは絶対に。僕はイタリア人だし、僕の母国で仕事が出来ることに誇りを感じると思うよ。でも、様々な国で仕事をする機会があって、新しい文化やフットボール、メンタリティを学ぶことも、とても価値あることだよ。

Q. 君はキャプテンとして2006年にW杯トロフィーを掲げたけど、その時の気持ちを表現できる?

FC: いや、それは不可能!僕はベルリンのオリンピックスタジアムで成し遂げた時の気持ちを、今はより強く感じているよ。8年経って、僕はこのW杯での勝利が他の選手たち―普通の選手から名の知れたレジェンドまで―に何をもたらしたかを、当然に意識しているよ。なぜなら、僕たちは今や、世界中のチャリティマッチに招待されているから。

Q. W杯での勝利がどのくらい君の人生を変えたの?

FC: 単純なことだよ、僕らは人々の目に英雄として映った。僕らはフットボールの歴史を作った。個人レベルでは、そう変わらない、僕の人生は確かに優勝する前と一緒だ。僕をよく知る人たちもそう思ってるはずさ。

Q. 地球上で一番大きな大会でプレーするのはどんな感じ?君は国を代表し、世界の優れた選手たちと対峙してきた。それは日本のアニメの「キャプテン翼」(イタリアでは「ホリーとベンジー」)に少し似てないかな。

FC:それはもう、本当に入念な準備が必要だったよ。選手にとって、W杯は普通の事じゃないからね。フィジカルだけでなく、メンタルにも大きな犠牲を伴うしね。W杯は人を限界まで追い込む。プレッシャーも巨大だ。多くの選手はW杯で放てるシュートは一生で1回だろう。僕は4回もW杯で戦えてとてもラッキーだった。

Q. 君は2013年12月に行われたW杯の最終抽選会に参加したけど、ブラジルの印象はどう?

FC: 話をブラジルに戻すけど、フットボールについて話すね。明らかにホスト国であるブラジルから来るニュースは、良いものばかりではない。でも、最後には素晴らしいW杯になるだろう。僕たちはめいっぱいW杯を楽しもう。

Q. イタリアは、どのくらいまで勝ち進むと思う?

FC: イタリアは強いチームだし、チェーザレ・プランデッリはとても良い監督だ。僕は彼らがトロフィーを持って帰れると信じてるよ。

Q. 君はいつでも笑顔でいるけど?

FC: これが僕のやり方だよ。自然な事さ。僕はいつも、物事の真相を見極めることを心がけているよ。世の中には、深刻な問題に見舞われている人々がたくさんいるからね。困難な時ほど、問題に注力しようと努めなければならないよ。僕はそのような力を持っている間は、いつでも笑顔でいるだろう。

Q. 君は去年の秋に40歳の誕生日を迎えたけど、その時に自分の成長を感じた?

FC: (笑いながら)僕の母は、本当に大きくなるのが早いわねって言ってたよ。僕は今、新たな目標を設定している。例えば、監督の職に就きたいとかね。僕は世界中の優秀な監督から学んだ。  僕は自分の持っているものを伝えたい。準備はできている。
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by kobo_natsu | 2014-04-21 13:34 | 選手