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☆ ベティス VS レアル・マドリッド 0-2

前30分:ロビーニョ(FW・ブラジル代表、レアル・マドリッド)
後32分:メヒア(DF・スペイン、レアル・マドリッド)

実はこの試合、寝坊して後半しか見られませんでした。
いい加減ですよねぇ・・。ほんとすいません・・。
ただ、試合には勝ったものの、内容はベティスの方が上回っているように見えました。

スタメンは昨日の通り。

マドリーは、頼みの右サイドはシスコ(MF・スペイン)や貴公子エドゥ(MF・ブラジル)(後半は右にイスラエル(MF・スペイン)が入り、エドゥが左に入ったらしい。)に押し込まれ、なかなか攻め上がることが出来ませんでした。
ディオゴはよく頑張っていたとは思いますが、ベティスの左サイドの方が切れ味が鋭かったように見えました。

ただ、ベティスは攻め上がった後、DFを崩してフィニッシュに持っていく過程がうまく行かず、ゴールが遠かったように見えました。

ビルドアップ(展開)は良くても前線がパスに追い付けなかったり、パスの出し手の意図を把握出来ずにチャンスを逃しているように見えました。
中盤のプレスやパス回しがすばらしかっただけに、もったいなく思えました。
ただ、これを克服すれば恐ろしいチームになるのではないかと思いました。

マドリーも中盤のプレスは効いていて、ベティスとは中盤での競ぎ合いが続いていましたが、先日のデポル戦の反省からか、布陣をコンパクトにしすぎていたため、前線への展開があまり出来ませんでした。

パブロ・ガルシア、セルヒオ・ラモスのコンビは、守備に関しては良かったものの、創造性がいまいちで、その辺りをグティにお願いしたかったのでしょうが、なかなかグティまでボールが回りませんでした。
このコンビの守備が安定していたのは、ディオゴのフォローが大きかったように思います。
ただ、おかげで、マドリーは右サイドの攻撃が上手く展開できなかったように見えたので、皮肉なものですね。

メヒアの2点目は、FKを起点としたものでしたが、メヒアがグティのロビング(浮き球)ボールを頭で合わせました。
メヒアは頭でボールにカーブをかけていました。
この時のグティとメヒアの息の合ったパス交換や一連の動きが美しかったです。
メヒアはトラップが上手でした。

運良く勝てましたが、それほど落胆する出来でもなかったと思います。
ただ、11/2(火)のチャンピオンズリーグのローゼンボリ戦はこの状態でアウェーでなので、同様に厳しい戦いを強いられそうです。
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今日はベティス戦。いつもお世話になっている、「betis de Golazo!!!!」のjoaquinさんとの直接対決がやってきました。

ちなみに、ベティスの試合前情報はこちら→ 「がちょ~ん…

この記事のタイトル、先日のビジャレアル戦で、審判に対する抗議によりイエローカード2枚をもらったホアキン(MF・スペイン代表)、と1発レッドカードのメリ(DF・U-21スペイン代表)の出場停止が、ベッカムのように取り消されなかったことによる、管理人joaquinさんの心情を表しているようですよ。
お互い、ベストの布陣で臨みたかっただけに、残念ですが、代わりに入る選手の活躍に期待したいですね。

さて、マドリーのスタメンは、このようですよ。

GK:カシーリャス
DF:サルガド   鉄人が帰ってきたよ!
ウッドゲート
エルゲラ
ロベルト・カルロス
MF:パブロ・ガルシア
セルヒオ・ラモス
ディオゴ
グティ
FW:ロビーニョ
ラウール

4-4-2   中盤四角

ベッカムは、ふくらはぎの筋肉、とトミーは右ひざの関節を傷めたため欠場。
ジダンは恥骨結合炎が治らず、バティスタとロナウドも、それぞれ治療中です。
今日は、代わりにセルヒオ・ラモスがピボーテ、ディオゴが右サイドに入ります。
随分と不思議な布陣ですね。

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ただ、ディオゴについては、もともと、右サイドもこなせる選手として加入したので、適正は問題ないように思います。








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サルガドと、どのようなコンビを見せてくれるのか、楽しみですね。
今日の試合、期待したいと思います。
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大変遅くなり、申しわけありません。
今回は、少し選手に対して辛口に書いていますので、衝撃を受けたくない方は読まないで頂きたいと思います。
勝手ながら、よろしくお願いいたします。

スタメン

デポルティボ・ラコルーニャ

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GK:モリーナ(元スペイン代表)
DF:マヌエル・パブロ(元スペイン代表)
コロッチーニ(アルゼンチン代表)
ファンマ(スペイン)
カプテビラ(スペイン代表)
MF:ドゥーシェル(アルゼンチン代表)
スカローニ(アルゼンチン代表)
デ・グズマン(カナダ代表)
バレロン(スペイン代表)
ムニティス(元スペイン代表)
FW:ディエゴ・トリスタン(元スペイン代表)





絵的センスゼロ…。



マドリーは先日の通り。

マドリーは開始早々左サイドのムニティスを中心としたデポルの攻撃に脅かされる。
マドリーは慣れない配置もあって、サイドから中央にかけて自由に動くムニティスをとらえられない。

対するマドリーは、中盤の住み分けの不徹底から、中央からの攻撃が組み立てられずにいた。
この辺りにつき、ここぞとばかりにエルゲラを責める専門家やファンがたくさんいたが、それは正しくないように思われた。
ベッカムが中央に絞り込みすぎて右サイドが空いてしまうことにより、エルゲラの守備の負担は増大していたからだ。
今まで最終ラインで仕事をしていたエルゲラが、たいした練習もなくいきなりピボーテに入れられることが、どれだけ「ありえない」ことか。

そんな不慣れなエルゲラがピボーテであるにもかかわらず、ベッカムの様にポジションを大幅に崩すのは、チームを混乱に招く一つの要因に思えた。
こういうポジションの調整が巧いのがフィーゴやソラーリだった。

また、そのエルゲラの後方に控えるのは、これまたにわか仕込みなラモス-ウッドゲートのコンビだ。
エルゲラは、ウッドゲートのDFにたびたびフォローを入れている場面が見受けられた。
そのため、前半のエルゲラは、後方のスペースを埋める作業に忙殺されていた。

サッカーは11人でやるものであり、チームが機能しない責任をを1人の選手に押しつけることは失当だ。
今回マドリーが機能しなかった原因は、中盤の底から前線までのポジショニング(主に選手間の距離のとり方)が上手く行かなかった事であるように思えた。
そして、この選手間の距離が適切だったのがデポルだった。

デポルは、素早いチェックから、攻撃を展開する最終ラインから、ピボーテ、サイドへとまるで孔雀が羽を広げる様を思わせるような美しいフォルムでパスを繋いでゆく。
デポルはとにかく、前線のポジショニングが的確だった。
カプテビラが左から中央へ絞れば、ムニティスはサイド、ディエゴ・トリスタンは少し右へと、あらゆる場面を想定した配置がなされていた。
そして、これらの選手を導いていたのがバレロンだった。

バレロンは前でパスを出し、下がり目の位置でボールをキープして溜めを作りながら、攻撃を展開していた。
また、バレロン、デ・グスマン、トリスタンが流動的にポジションを変化することにより、マドリー
デポルがが機能していたのは、彼らが体力勝負で駆けずり回っていたからではない。
デポルの選手は読みと試合感の良さで、無駄なく的確にマドリーを捕らえていたのだ。
これは連携の成熟の効果に思われた。
昨季デポルは、新しい「血」すなわち補強を行なわなかったことが不調の原因と言われていたが、今季は、大型補強をあまり行なわなかった事が功を奏しているように見えた。

マドリーは役割分担がはっきりしないため、対応が一歩遅れがちで守備が荒くなっていた。
マドリーの守備は、デポルの選手を倒すことが多かった。

後半、マドリーは、ベッカムに替えてバルボア、パブロ・ガルシアに替えてソルダートと二人のカンテラーノ(下部組織の選手)を投入。
結局試合は3-1で敗れはしたが、この2人のプレーは、未来を感じさせるものだった。
この交替により、エルゲラが最終ライン、セルヒオ・ラモスがピボーテに入る。
バルボアは右サイドに入り、中盤は菱形になった。

バルボアは、思い切りの良い攻め上がりで右サイドを切り崩した。
残念ながら、ゴールにつながらなかったが、改めてサイド攻撃の重要性を思い知らされるプレー振りだった。
ソルダードも、的確なポジション取りで、ゴールに対する嗅覚の良さを見せていた。
この調子で試合に出続ければ、磨かれる可能性を秘めた二人だった。

今回の試合は負けてしまったが、それほど気に病む必要は無いように思えた。
連携が成熟していない選手ばかりがスタメンに名を連ねれば、このような結果になるのは致し方ないように思えた。
しかも、相手は連携の背熟されたデポルだ。勝つほうが難しいように思えた。
しかし、このような「意義ある敗戦」を乗り越えれば、ターンオーバーが可能となり、誰が出ても一定のクオリティの保てる、本当の強さをもったチームとなれるだろう。
今日のベティスとの試合も期待している。
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☆ デポルティボ・ラコルーニャ VS レアル・マドリッド   3-1

前34分:グスマン(MF・カナダ代表、デポルティボ・ラコルーニャ)
前45分:ファンマ(DF・スペイン、デポルティボ・ラコルーニャ)
後38分:ファンマ(DF・スペイン、デポルティボ・ラコルーニャ)
後40分:ラウール(FW・スペイン代表、レアル・マドリッド)

負けてしまいましたね。
これで5位に転落したようですが、チーム自体は変わりつつありますし、何よりも相手はデポルですから、あまり憂慮する必要はないのではないかと思いました。
実はこの試合、余り見られなかったのですよね。
昨日飲み過ぎて二日酔いになり、一応早起きはしたものの、激しい頭痛に襲われて、ちゃんと試合が見られませんでした。
ちなみに昨日の酒量は、ワイン1本+グラス2杯です。
言い訳のしようがないほど飲み過ぎですね。
皆様も、飲み過ぎにはくれぐれもご注意下さい。

試合の様子は、ビデオで試合を見てから書こうと思います。
周回遅れでホントすいません…。
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みんなぁ、聞いて、聞いて!
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今日はエルゲラさんがピボーテですってよ!!

GK:カシーリャス
DF:ディオゴ
ウッドゲート
セルヒオ・ラモス
ロベルト・カルロス
MF:パブロ・ガルシア
エルゲラ
ベッカム
グティ
FW:ロビーニョ
ラウール
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いつも訪れていただき、また、コメントいただきありがとうございます。
皆様のコメントが、日々の励みになっています。
それなのに、返信が遅れてしまって、本当に申し訳ありません。
今日も何とかしなくてはと思っていたのですが、作業をしているうちに朝になってしまいました…。
言い訳ばかりで申し訳ないのですが、今日の夜には何とかしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

あーあ、要領が悪いってイヤですねぇ。
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by kobo_natsu | 2005-10-25 06:34
☆ レアル・マドリッド VS バレンシア   1-2

前22分:バラハ(MF・スペイン代表、バレンシア)
前37分:ラウール(FW・スペイン代表、レアル・マドリッド)
前39分:ビジャ[PK](FW・バレンシア)

スタメンは昨日のとおりですが、パブロ・ガルシア-グティのドプレピボーテでした。

私事で恐縮ですが、この試合は、作業の片手間に見ていたので、今はあまり詳細に渡っては書くことが出来ず申し訳ありません。
なので、見ていて思ったことを少し書きたいと思います。

マドリーは、連携が成熟されつつあるような、スピーディでリズムの良いサッカーをしているように見えました。
特に、パブロ・ガルシアは、ぎこちないながらも、パスのセンスは日に日に上がり、タイトなスペースによくパスを通していました。
サルガドの代役・ディオゴも、相変わらず攻守にわたりチームに貢献していました。

しかし、バレンシアは、持ち前の堅い守備守備に加え、単なるカウンターでは終わらない変化に富んだ速攻を見せるため、攻守にわたりマドリーは悩まされているように見えました。

バレンシアは、マドリーが攻撃から守備に転じる隙を巧みに突いてきているようにみえました。

バレンシアの得点は、FKからバラハが直接決めたもの、そしてPKと、いずれも流れの中での得点ではありませんでしたが、マドリーの守備への切り替えが遅れたことに依るもののように思えました。

しかし、負けたとはいえ、あのパスワークやボールに食らい付く姿勢は好印象で、見応えのあるものでした。

この敗戦に自信を失う事無く、このまま進んで欲しいと思います。

バレンシアは、一昨季のような強さが甦ってきているように思えました。
特にアイマールの動きやパスセンスは、以前にも増して恐ろしいです。
個性と組織のバランスの良さが魅力のバレンシアは、個の際立ちにより、更なる進化の予感が感じられました。
ペケルマン(アルゼンチン代表監督)も、もう少しアイマールを使ってみて欲しいですね。

昨季低迷していたバレンシアの復活は、リーガを盛り上げる上でとても喜ばしいことです。
これからも、好ゲームを期待したいですね。
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今日のバレンシア戦のスタメンは、こんな感じのようですよ。

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GK:カシーリャス
DF:ディオゴ
セルヒオ・ラモス
エルゲラ
ロベルト・カルロス
MF:パブロ・ガルシア
ベッカム
グティ
ジダン
FW:ロビーニョ
ラウール








バティスタは、先日のチャンピオンズリーグ、VS ローゼンボリ戦において、靭帯を損傷し、5週間の戦線離脱となったため、グティが左サイド、ジダンがトップ下に入るそうです。
バティスタはかわいそうですが、グティが先発してくれるのは嬉しいです。
今日はバレンシアとの大一番だけに、白熱した試合を期待したいですね。


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ロビーニョ:「スーパーマリオ
買ってよぉー!」

ジダン:「自分のおこずかいで
買えるでしょ。」








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トミーさん、出ないですよね…。











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ミスター:「日食がみえるよ。」

トミー:「話そらさないでください。」
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近年、日本人選手が海外のへ渡り、クラブレベルで世界を相手に戦うことに目新しさがなくなってきた。
セリエAやプレミア、ブンデスリーガと、欧州各国に進出を果たす中、昨年の夏、日本人としては初めて、フランスのリーグアンに乗り込んだ選手がいた。
それが、松井大輔(MF・日本代表、ルマン)だ。

c0040315_2225050.jpg松井は1981年5月11日生まれの24歳。ポジションは左サイドハーフ。
京都出身ながら、名門・鹿児島実業高校を経て、京都パープルサンガに入り、プロとしてのキャリアをスタートさせた。

松井はあらゆる形でチャンスメイクを為し得る、日本人選手としては希有な存在である。
まず、ドリブル。そして、パス。さらにはポジショニングにより、仲間を的確なパスコースへと導く。

これまで、これらいずれか1つを為し得る日本人選手は何人もいただろう。
しかし、すべてを一定の水準以上で為し得る選手は、いなかったように思われる。

また松井がニュータイプの日本人選手として特化され得るのは、攻撃面だけではない。
生まれついた体格差から、日本人選手は、ボールを持つと欧州の選手から吹っ飛ばされることが多く、それが世界の壁の1つとして日本に立ちはだかっていた。

しかし松井は、体を入れた守備にもよく耐え、相手に対して果敢にボールを奪いに行くたくましさを身につけている。
攻撃と守備、個人技と組織と、何事にもバランスが求められている現代サッカーにおいて、松井はサッカー界のトレンドを押さえた選手でもあるのだ。

サッカー後進国として、常に世界のトレンドから一歩遅れてきた日本において、このように世界の現在的要求に答えられる選手が出てきたことは、革新的であると言えるだろう。
松井の登場は、日本サッカーの進歩の顕在化の1つなのだ。

c0040315_223921.jpg松井のルマンでの成功は、技術のみならず、そのキャラクターによるところも大きいそうだ。
海外に渡った日本人選手は、言葉や文化の壁がプレーに影響し、本来の実力を発揮出来ぬまま帰国する選手が少なくないそうたが、松井はその気さくな性格から、すぐに街の人やチームメイトにも馴染めたそうだ。
チームメイトからは「ダイ」と呼ばれ、監督からは日本語を交えたジョークで励まされるほど、松井はクラブに溶け込んでいる。

海外のクラブに渡った日本人は、よく「サムライ」と称される。
そこには、おそらく彼らが立ち向かわなくてはならないものがクラブ内でのライバルや異文化など、対戦相手だけではないという意味を含むものなのであろうと考えられる。
しかし、松井の場合は、クラブはもちろん、フランスの文化ともよりよい関係を築くに至っており、孤独な戦いを強いられているわけではない。
その姿には、「サムライ」という言葉はあまり似合わない。

しいて言うなら、日本のサッカーのレベルアップをアピールし、友好を深める「親善大使」と言ったところだろう。

クラブでは替えのきかない選手としてチームを牽引しているが、代表においては、未だ松井は来年のW杯に出場できる保障はない。

しかし、松井を応援する日本人の一人としては、どうか彼の活躍がジーコの心を動かしてくれる事を願ってやまない。
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by kobo_natsu | 2005-10-22 21:59 | 選手
チャンピオンズリーグ グループリーグ 第3節
◇ グループ F

☆ レアル・マドリッド VS ローゼンボリ 4-1
前40分:ストランド(MF・ローゼンボリ)
後3分:ウッドゲート(DF・イングランド代表、レアル・マドリッド)
後7分:ラウール(FW・スペイン代表、レアル・マドリッド)
後23分:エルゲラ(DF・スペイン代表、レアル・マドリッド)
後37分:ベッカム(MF・イングランド代表、レアル・マドリッド)


GK:カシーリャス(スペイン代表)
DF:ディオゴ(ウルグアイ代表)  New!
ウッドゲート(イングランド代表)
→ メヒア(スペイン)
エルゲラ(スペイン代表)
ロベルト・カルロス(ブラジル代表)
MF:パブロ・ガルシア(ウルグアイ代表)
ベッカム(イングランド代表)
ジダン(フランス代表)
→ グラベセン(デンマーク代表)
バティスタ(ブラジル代表)
→ グティ(スペイン代表)
FW:ロビーニョ(ブラジル代表)
ラウール(スペイン代表)

4-4-2 中盤菱形

メンバー紹介では菱形と表記されていたが、実質的には、ベッカムはやや下がり目で、パブロ・ガルシアとのドプレピボーテであるように見えた。

マドリーは、序盤からポゼッション高く、ローゼンボリへ攻め入る。

パブロ・ガルシアは器用に回収したボールを前方のジダン、もしくは隣のベッカムに送る。
ベッカムは、レジスタ(中盤の底で攻撃を組み立てる)のような役割を担っているように見えたが、ショートパスが得意でないため、ロングボールによる緩い展開が多かった。

サルガドに替わって入ったディオゴは、下がり気味のベッカムとの距離を一定に保とうと思ったのか、序盤は思い切りの良い攻撃参加は見られなかった。
そのため、この時間のマドリーの攻撃は、左サイド、もしくは中央が主体となっていた。

対するローゼンボリは布陣をコンパクトに保ち、中盤でのプレスを効かせて、マドリーの攻撃の芽をよく摘んでいた。
彼らのクリーンな守備が、緊張感のある試合を、より面白くしていた。

ローゼンボリは、布陣を徐々に下げ、マドリーを自陣におびき寄せた。
マドリーは、最終ラインのエルゲラがハーフウェーラインに届くほど布陣を押し上げてきた。
するとローゼンボリは、空いたスペース目がけて一気にカウンターを仕掛けてきた。
自陣からゴール前まで、わずか3本ほどの縦パスで駆け抜けていった。

試合に馴染みはじめたディオゴは、サイドを駆け上がるが、パスもフォローもなく孤立していた。
右サイドのベッカムは、この日右のセンターバックに入ったウッドゲートを気遣いながらプレーをしていたことと、ローゼンボリのプレスにさらされた事により前に出られないように見えた。

左サイドのジダンはそれに気付いたのか、両サイドを行ったり来たりしながらディオゴのフォローに回っていた。
この日のジダンは、ポジショニングに冴えを見せていた。

ディオゴがマドリーの歯車の一端として乗り始めたその時、マドリーに激震が来た。
右サイドのスペースをドリブルで突かれ、ラストパスを供給され、先制を許した。

しかしマドリーは、平常心を保ったまま、前半を終えた。

後半、ミスターは、足を痛めたらしきバティスタに替え、グティを投入。
おそらくアクシデントだったのだと思われたが、この交替がゲームを動かした。
この日のバティスタは、トップ下に配置されていたが、ボールが右サイドやジダンに集められたことや、厚い守備の壁により、前線にボールが回ってこなかったこともあり、自らの役割を把握出来ていないように見えた。
プレスをかけることも、後ろからの飛び出しも、他の誰か担っていたため、アピールできたのはミドルレンジからのシュートくらいで、彼は才能を持て余しているように見えた。

グティは、ジダンとポジションチェンジをしながら器用に縦パスを通していた。
前半、マドリーに足りなかったものだった。
縦にパスが通るようになると、ロビーニョがドリブルで切り込む場面も見られるようになった。

相手のプレスが緩んだ事もあり、マドリーは後半で4点をもぎ取ることが出来た。

注目すべきは、ラウールの2点目。
右サイドから得意のフェイントで相手をかわしたロビーニョは、内側に切れ込み、右前方のラウールにパス。
ラウールは強めのパスを片足でコントロールして角度のないところから左隅に蹴りこんだ。
ラウールが蘇ってきたように思えた。

「らしい」ゴールをきめたのはラウールだけではなかった。
ベッカムのコーナーキックからヘディングで決めたエルゲラもそうだった。
テレビではなかなか映らないが、日本で生で観戦したときのエルゲラのマークの外し方は職人業だった。
スピード、半円を描くその動き、タイミングの全てが優れているのだ。
おそらく今日のゴールも、そのような職人業の賜物だったのであろう。

今日の試合は、双方共に持味を出せた好ゲームであった。
マドリーは、連携の熟成により、問題点が解決されつつあるように思えた。

今朝の勝利に、王者復活の兆しが見えたような気がした。
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