カテゴリ:試合観戦記( 57 )

どうも、ご無沙汰しておりました。
私は元気にやっております。
単にアイデアがなかったこと、ビデオが壊れて満足に試合を見る事ができなかったことにより、筆を止めておりました。
ま、言い訳はこのくらいにして。

今朝は久しぶりに試合を見たのですが、寝坊したので最後の15分を見るのがやっとでした。
しかし、この15分の両者の戦いぶりに、両者の相違が凝縮されていたように感じました。
そのため、独断と偏見に基づき、久々に分析してみることにしました。




このときのマドリーは、右サイドからパスを繋げて攻め入ろうとしていたが、パスが最前線に渡るや否や、すぐにセビリアのサイドバックの選手に潰されていた。
マドリーの最前線は孤立していたため、奪われたボールを取り返すフォロアーもおらず、この一連鎖のマドリーの攻撃はここで終わる。

その後は後方から送られたボールをベッカムが間延びした前線にロングフィードするか、グティがリズム良く前線に繋ぐかであったが、セビリアDF陣が、パスの出し手から受け手までを、丸でコンピューターで測ったように次々と潰して行く。

あの優秀な最終ラインを破るには、どうしたらいいのだろうか。

普通なら、前線の選手のうちの一人がボールを持ち、相手DFを数人ひきつけたところで、走りこんできた味方の選手にパスを出し、フィニッシュというのが、オーソドックスな最終ラインの崩し方であると思われる。
しかし、セビリアDF陣は、ボールを持つおとり役に引きつけられることなく、おとり役はもちろん、パスの受け手までもを巧妙にマークしていたのだ。

一番の原因は、マドリーのおとり役に「怖さ」が足りなかったことだろう。
どこからでもゴールを決めてしまう「怖さ」があれば、おそらく最終ラインはおとりにひきつけられていたのではないかと思われる。
しかし、これは個人技の領域に入ってしまうので、これをDFを崩す方策としてあげるのは適切ではないと考えられる。

では個人の資質に頼らずに、あの最終ラインを崩すにはどうすべきだったのか。
あくまで私見であるが、サイドを使って崩すことが有効であったのではないかと思われる。
もちろん、サイドに振ることも最終ラインを崩す方法としては常套手段である。
しかし、通常人間の心理として、サイドからゴールにより近い中央へのボールの移動には敏感でも、中央からサイドへとゴールを決めるのが難しくなるエリアへの移動は鈍感になりがちである。
あれだけ優秀な最終ラインであれば、およそゴールを狙うのに適したフォーメーションはインプット済みなのであろう。
彼らの素晴らしいポジショニングを崩すには、中央からサイドへ振り、虚を突くことが有効であるように思えた。

具体的には、

◇ 中央でパスを回し、サイドへ振る。サイドの選手が中央の2列目の選手にラストパスを送り、フィニッシュ。このとき、最前線の選手は、あたかもクロスを決めるがごとく振舞い、DFをひきつけておくことが重要である。

◇ 右サイド→中央→右サイドと繋ぎながら前線に上がり、右サイドが中央にパスを送る。
中央の選手はそれをスルーし、左サイドが中央へ走りこみフィニッシュ。これは左右が逆でも可能である。

などが思い浮かぶ。

これを可能にするには、① 攻撃を組み立てるレジスタの存在、②レジスタを中心とした攻撃フォーメーションの徹底が必要と思われる。
守備の強化と中盤の充実に努めている現在のマドリーにとっては、かなり突飛な課題であろう。
しかしながら、①、②を突き詰めるとやがてはそれが弱点となる。
強力なレジスタの存在が足かせとなり、レジスタを押さえられると何も出来ないチームとなってしまうのだ。
そしてその典型がEURO2004で不甲斐ない戦いぶりをみせたレブルーであることは記憶に新しい。

チームが恒久的な強さを身に付けるためには、戦術に徹底と流動という相反する二つの概念を持ち合わせることが鍵となりそうである。
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☆ レアル・ベティス×レアルマドリッド   0-1

前6分:ディアッラ(MF・マリ代表、レアル・マドリッド)

この試合、途中で寝てしまい、さらにビデオが壊れたため、最後の30分くらいはわかりませんでした。

この試合、ニステル(FW・オランダ代表、レアル・マドリッド)の1トップにトップ下カッサーノ(FW・イタリア代表、レアル・マドリッド)、右にレジェス(FW・スペイン代表、レアル・マドリッド)、左にグティ(MF・スペイン代表、レアル・マドリッド)という布陣だったのですが、グティを中心に流動的なポジション取りをし、なかなか厚みのある攻撃を展開しているように見えました。
もともとカッサーノのポジションニングやパスセンスは好みだったのですが、この日も斜めに走り抜けてパスを受けるなど、相手DFをかく乱するようなファンタジーな動きを見せていました。

しかし、このような勢いのある攻撃も前半の最初の方のみで、1点を取った後はベティスに押し込まれる場面が多々見受けられました。
原因は、守備の個人技かと思われますが、相変わらずラインコントロールが出来ていないので、2列目から後ろは徹底して引いて、マンツーマンディフェンスに走っているように見えました。
ベティスのリベラ(MF・元スペイン代表)、エドゥ(MF・ブラジル代表(?)の後を追う様は、何年か前の崩壊し始めたマドリーを思い起こさせました。
あの時はDFの組織も、中盤のストッパーもなく、さらにはボールキープも出来なくなったため、攻められるととことん弱い感じでしたが、今はカペッロが怖いのか、死に物狂いで個々に相手やボールを追っている感じですね。
あまり良いこととは思いませんが、組織を育てるまでを凌ぐにはこれしかないのでしょうね。

とりあえず、前にボールが入ればいい動きをするので、今週のチャンピオンズリーグには、その辺りを期待しようと思います。

復帰した割には、薄ーい記事ばかりでスイマセン…。
精進します。。。
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あのねぇ、こっちの方が面白いヨ!⇒ファーポコ

◇ グループ E ◇

☆ オリンピック・リヨン VS レアル・マドリッド 2-0

前11分:フレッヂ(FW・ブラジル代表、オリンピック・リヨン)
前31分:チアゴ(MF・ポルトガル代表、オリンピック・リヨン)


今シーズン初めて見た試合だったのですが、あまりに顔触れが変わっていて、まるで違うチームのように見えました。
試合の内容は、残念ながらスコア以上の落差がありましたが、いくつか気付いた点と超独断による改善方法について、述べたいと思います。

○ 敗因

組織として固まっていないことによる、守備力の低さと、攻撃の連携の欠如ですかね。
対するリヨンは、この辺りに強みを持ち、かつマドリー弱点であるピボーテ(攻守のつなぎ目)とバックラインをうまく潰していたと思います。

○ ピボーテの組み合わせ

マドリーのピボーテは、エメルソン(MF・ブラジル代表)とディアッラ(MF・マリ代表)ですが、エメルソンは守備的、ディアッラは攻守を半分ずつ併せ持つピボーテであるため、中盤は必然的に守備的となるように思われます。
しかも、ディアッラは攻撃を組み立てるレジスタタイプではないため、マドリーの攻撃はサイドを使うのが妥当なのではと思われますが、現在マドリーには、サイドアタッカーがシシーニョ(DF・ブラジル代表)いないため、右にディアッラから右にボールを流す場面が多く見受けられたように思います。
しかし、シシーニョの前が突破力のないベッカムであるため、最後は前線にクロスを放り込むという単調な攻撃に終始していたように見えました。
ここは、ピボーテの組み合わせをグティ(MF・スペイン代表)-エメルソンにするか、両サイドにサイドアタッカーを置くかの改善が必要であるように思いました。
ディアッラからしかボールが出ないと判断したリヨンは、ディアッラを潰し、マドリーの前線を分断することに成功したように見えました。

○ バックラインの統率

今回は、カンナバーロ(DF・イタリア代表)とセルヒオ・ラモス(DF・イタリア代表)のコンビでした。まだ連携やラインコントロールの意志統一が出来ていないためかラインはガタガタでマークも曖昧だったように見えました。
そのため、カンナバーロがリヨンに翻弄されている場面が多々見受けられました。
一般にバックラインの構築には時間が必要であるため、こちらは長い目で見る必要がありそうです。ただ、適性や相性を考えるとカンナバーロの相方はエルゲラ(DF・スペイン代表)が妥当であるように思いました。
マドリーの中盤を潰したリヨンは、さらに脆弱なマドリーのバックラインになだれこみ、軽がると2点を奪いました。

以上を踏まえると、

1 中盤の組み合わせを変えるか、サイドを強化することにより、攻撃オペレーションを確立する。

2 バックラインはベテランを入れ、地道に育てる。
ことが改善点となりそうです。
シーズンはまだ始まったばかり。
悲観せずに応援していきたいですね。
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☆ チェコ×ガーナ   0-2

前2分:ギャン(FW・ガーナ代表、モデナ)
後37分:ムンタリ(MF・ガーナ代表、ウディネーゼ)

序盤、CKのクリアを拾ったアッピアー(MF・フェネルバフチェ)は、そのままゴール前のギャンへ。
ギャンはゴールにボールを突き刺した。

チェコはあわてることなく、いつもどおりにゲームを進める。
美しいフォーメーションに、裏を突くパスワーク。
中盤の底からの押し上げにより厚みのある攻撃により、ガーナを圧倒していた。
チェコのパスは、常に正確で、パス回しのリズムが崩れることはほとんどなかった。

対するガーナも、チェコの中盤のキーマンを潰しにかかる。
ロシツキ(MF・アーセナル)だ。
前節のアメリカ戦を研究したのか、ガーナはとにかくロシツキを徹底マークした。
華奢な割には守備にも良く耐えられるロシツキだが、鋼のような肉体の大男3人ほどを相手にしては敵うはずもなく、幾度もピッチに飛ばされていた。
それでも、まゆ1つ動かさず、タイトなマークに耐えていた。

チェコは、1人が囲まれれば、すぐにフォローに向かう。
そんな連携の良さにも盲点があった。
フォローに向かうことにより、中央に選手が寄り、サイドががら空きになるのだ。
ガーナは、この盲点を上手く突いた。

中盤でプレスをかける→チェコの選手が中央に寄る→空いたサイドを、スピードを活かして一気に突破。
ガーナの身体能力を活かした、見事な戦術だった。

チェコは、最後まで善戦し、ゴールに向かったが、得点にはいたらなかった。

結局ガーナが勝利し、チェコは次節の勝利を義務付けられた。
相手はイタリア。
チェコがすべきは、今のままのサッカーをすることであろう。
この敗戦に自信を失わず、予選を突破してくれることを願ってやまない。
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☆ ポルトガル×イラン   2-0

後18分:デコ(MF・ポルトガル代表、バルセロナ)
後35分:クリスティアーノ・ロナウド(MF・ポルトガル代表、マンチェスター・ユナイテッド)

この試合には、ベッケンバウアー(DF・元ドイツ代表、現W杯ドイツ大会組織委員長)も見に来ており、注目度の高さが伺えた。

キャプテン・フィーゴ(MF・ポルトガル代表、インテル・ミラノ)は、ペルシャ絨毯のようなものをもらっていた。
この日のポルトガルのスタメンは、中盤の底にマニシェ(MF・チェルシー)、コスティーニャ(MF・FC.ポルト)が入り、トップ下にデコ(MF・バルセロナ)。
黄金の三角形が構成されていた。
対するイランも、エース・ダエイ(FW・サバ・バッテリー)こそいないものの、トップ下にカリミ(MF・バイエルン・ミュンヘン)、右サイドにはマハダビキア(MF・ハンブルガーSV)と、こちらも役者は揃っていた。

この日もキレていたフィーゴは、ドリブルで相手陣内を切り裂く。
イランDFは体当たりをする以外に彼を止める方法はなかったようだ。
フィーゴとクリスティアーノ・ロナウドは、サイドチェンジを繰り返しながら、相手のボディブローをすり抜けていた。

前節アンゴラ戦では、満足なプレーが出来なかったクリスティアーノ・ロナウドは、結果にこだわるあまり、無理矢理自分だけで持ち込み、中央でフリーだったコスティーニャの得点機を逃していた。
クラブのチームメイト・ルーニー(FW・イングランド代表)と仲が悪いというのも、わかる気がした。

ポルトガルは、中盤を押し上げ、前線をコンパクトに保っていた。
中央からサイド、サイドから中央と、速いパスでボールを散らしながら、相手ゴールを目指していた。

対するイランは、身体を張って、相手を追い、ボールを奪いにいっていた。
ボールを奪うと、ポルトガルのバイタルエリア(ボランチとDFの間のスペース)を突いていった。
技術では相手が数段上であることを承知してか、攻撃の組み立てよりもセットプレーからのゴールを狙っているようだった。
実際、キックの精度も高く、ゴール前のポジション取りも上手い。
ポルトガルは、何度も危ない場面に出くわしていた。

個人的に、フィジカル勝負のセットプレー頼みのチームは好きではない。
しかし、イランの場合は、自らを知り、相手を知った上で、勝つための裁量の選択をしているように見えたので、とても好感が持てた。
何よりも、プレーの一つ一つに、今できることの最大限の力を注いでいる姿に、心打たれた。

また、戦術的にも、イランは巧妙だった。
デコの不在が響いたアンゴラ戦を研究していたのか、とにかくデコを潰しにかかっていた。
デコからパスが出なければ、後ろのマニシェは攻撃参加できず、前線だけの薄い攻撃になる。
ポルトガルは、首根っこを掴まれているように見えた。

しかしポルトガルは、イランの弱点と思われたサイドを突き、デコが得点を挙げた。
疲れの見え始めたイランは、徐々に突破を許し、フィーゴがPKを獲得。
フィーゴは、未だ吹っ切れないクリスティアーノ・ロナウドに蹴らせた。
クリスティアーノ・ロナウドは、見事にPKを決め、歓喜の雄たけびを上げていた。
それまでの苦悩の表情がウソのように晴れやかになっていた。

フィーゴは、クリスティアーノ・ロナウドの苦悩をわかっていたのだろうか。
喜ぶクリスティアーノ・ロナウドに駆け寄り、彼の顔を両手で挟んで喜びを分かち合っていた。

試合はこのまま、2-0で終わり、ポルトガルは40年ぶりに決勝トーナメント進出を果たした。
勝負はまだまだこれからである。
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☆ スペイン × ウクライナ   4-0

前13分:シャビ・アロンソ(MF・スペイン代表、リバプール)
前17分:ビジャ(FW・スペイン代表、バレンシア)
後3分:ビジャ(PK)(FW・スペイン代表、バレンシア)
後36分:フェルナンド・トーレス(FW・スペイン代表、アトレティコ・マドリッド)

ウクライナは、異常なほど布陣が間延びし、スペインは自在にボールを回していた。
個々のポテンシャルを考えれば、あのパス回しは出来て当然と思われたが、何しろ今まで、そのような試合を見たことは、なかったように思う。
いつも個々がバラバラで、攻撃のスタイルに意思の統一が見られない。
それがスペインだったはずだった。

逆にウクライナは、スピードを活かした速攻が持ち味のはずであった気がする。
しかし、単調な縦一本のロングボールを、ひたすらシェフチェンコ(FW・チェルシー)に送り続けるのみで、少々味気ないものだった。
初出場のため萎縮してしまったのか、とにかく前に出てくるのは前線のシェフチェンコのみであった。
良いようにパスを回されるウクライナが、少々気の毒だった。

対するスペインは、最初こそサイドを中心に攻撃を仕掛けるが、ウクライナの布陣がシェフチェンコの後ろから分断するにつれ、与えられたスペースを有効に使い始めた。

結局スペインの大勝に終わったが、これは、スペースが与えられたことによるものであるように思う。コンパクトな布陣を保つチーム、もしくは、個々の能力が高いチーム相手に、同じ試合が出来れば、スペインの強さは本物なのだろう。

真価を問われるのは、次節である。
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☆ ポルトガル×アンゴラ 1-0
前4分:パウレタ(FW・ポルトガル代表、パリ・サンジェルマン)

前半の15分くらいまでだろうか。
明らかにポルトガルはアンゴラを圧倒していた。
圧倒的なボールポゼッションに、敵を寄せ付けない技術。
追加点は時間の問題だと思われた。

しかし、デコ(MF・ポルトガル代表、バルセロナ)、マニシェ(MF・ポルトガル代表、チェルシー)ん不在は、確実にチームにヒビをいれた。
彼らのようなバランサーの不在は、中盤と前線の分離を招き、前線のタレントは孤立し始めた。
それでも、フィーゴ(MF・ポルトガル代表、インテル・ミラノ)は、必死に前線のみで形を作り、ゴールを目指そうしてた。
フィーゴが組織化を図るべく、スペースを見つけては飛び込み、前線にパスを送り続けていたのだ。

しかし、中盤の機能を失ったポルトガルは、DFも予想以上に脆かった。
要であるジョルジュ・アンドラーデ(DF・ポルトガル代表、デポルティボラコルーニャ)の不在も大きかったのだろう。

対するアンゴラは、速いパス回しから、何度もポルトガルDFを脅かし、善戦した。

結局、ポルトガルが先制点を守り、1-0で勝負をものにした。

まだ緒戦である。
戦い方としては正解だったのであろう。

改めて、デコの存在の大きさを思い知らされた。
次節は登場するのであろうか。
W杯デビューに期待したい。
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☆ アルゼンチン × コートジボワール 2-1

前24分:クレスポ(FW・アルゼンチン代表、チェルシー)
前38分:サビオラ(MF・アルゼンチン代表、セビリア)
後37分:ドログバ(FW・コートジボワール代表、チェルシー)

速攻速守のパスサッカーのアルゼンチンと、身体能力で攻めるコートジボワール。
両者の持ち味がぶつかり、白熱した好ゲームを展開した。
しかし、試合巧者はアルゼンチンだった。

恵まれた体格を武器に、肉弾戦を挑むコートジボワールは、ゴール前のポストプレーでためをつくり、相手のリズムを崩そうとしていたが、カンビアッソ(MF・インテルミラノ)、マスチェラーノ(MF・コリンチャンス)により潰されていた。

リケルメ(MF・ビジャレアル)によりつむぎだされる攻撃は、華やかでありながら寸分隙のないものであった。
相手DFと味方の前線の位置を瞬時で把握し、最適のタスクを選び出すリケルメは、まるで試合を意のままに操っているように見えた。
クレスポ、サビオラのゴールは、全て彼の頭脳から弾き出されたタスクによるものだった。

アルゼンチンは、組織としても見事だった。
攻め入られ、布陣全体が後退しているところから攻撃を展開する際には、細かくパスを回し、相手をかく乱する。
相手がボールに気を取られている隙に、自陣を拡張し、攻撃の態勢を整えていた。
布陣の伸縮を、あれほどまでに鮮やかに使えるチームを見たのは初めてであるように思う。
冷徹でありながら情熱的。
多分、モテるのだろう。
今大会のアルゼンチンの飛躍を予感させた。

対するコートジボワールは、中央での肉弾戦にこだわりすぎるきらいがあり、単調な攻撃により、アルゼンチンの術中にはまっていた。
もう少しサイドからスピードで勝負をかけても良かったのではないかと思った。

激戦のグループC。
最後まで目が離せない展開が期待できそうである。




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極私的注目選手である、ハビエル・マスチェラーノ(左写真・MF・アルゼンチン代表、コリンチャンス)については、後日別記事にて詳しくお伝えする予定です。
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☆ スウェーデン × トリニダード・トバゴ 0-0

苦しむスウェーデンに、チームの形が定まらないトリニダード・トバゴ。
決定打のない両者の対決は、スコアレスドローで終わった。
並居るタレントをそろえながら、個々として分離していたスウェーデンだったが、底力の違いか、トリニダード・トバゴはそのほころびを突くことは出来なかった。

連携不足の克服。
大会の期間中にそれを達成することは、至難の業だ。
しかし、大会中に大きく成長して来たチームは、多々ある。
EURO2004のときのポルトガル代表は好例だ。
次節のパラグアイ戦までは、あと3日。
3日で、スウェーデンは変わることが出来るのか。

正直、大会期間中に連携不足を克服するのは不可能に近い。
いまのスウェーデンに出来る改善策を、勝手ながら1つ挙げるとしたら、得意な得点スタイルを1つ持っておくことだろう。
リュングベリ(MF・アーセナル)がこの位置でボールを持ったら、前線はこのように動き、サイドは開いて(もしくは閉じて…)ボールの「逃げ場」をつくり、フィニッシュを演出する…といった具合だ。
そのフォーメーションが機能すると判断したら、迷わず使う。
それは、スウェーデンが自分達のサッカーをすれば必ず勝てるというレベルにあるからこそ、有効であるといえるのだろう。
次節に期待したい。
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W杯開幕前は、全試合レビューを目標に掲げていましたが、開幕戦は見逃すは、レビューは書かないはと、すでに志は折れつつあります…。
今までは、試合を見ていない方でもわかるようなレビューを書くことを心がけていましたが、今回のW杯については、地上波でもたくさん放送されるので、質よりもスピードと量で勝負しようと考えました。
「熱」を伝えるには、リアルに更新する必要があると思ったのです。
そのため、記事の質はますます低下し、ほとんど書き散らし状態になると思います。
すいません…。しかし、フランス代表等、個人的思い入れの強いチームについては、きちんと書きたいと思いますので、よろしければお付き合いください。




☆ イングランド × パラグアイ 1-0

前2分:オウンゴール(イングランド)

イングランドは、真ん中からの単調な攻撃が多く、タレントを活かしきれていない様に見えた。
オーウェン(FW・ニューキャッスル)、クラウチ(FW・リバプール)の見た目もプレーもデコボコな2トップで臨んだイングランドは、オーウェンの持ち前の器用さに救われていた。
オーウェンは、献身的にクラウチや中盤の選手に尽くしていたが、得点にはいたらなかった。
クラウチは、オーウェンの相方としては、役不足であるように感じた。
イングランドの虎の子の1点は、ベッカムのFKからのオウンゴールである。

対するパラグアイは、南米らしくパスを繋いでゴールに迫りつつも、フィニッシュが遠かった。
パラグアイに最後の一振りをさせなかった辺りに、イングランドのDFの強さを感じた。

正直、イングランドはもう少し強いはずであると感じた。
サイドが活かせず、攻撃に幅がない。
右サイドに、ショーン・ライトフィリップスがいたら…と思った。
仮定的な話は良くないが、前後にも左右にもスピードがあり、臨機応変に対応できる彼が入れば、イングランドは別のチームになると思われる。
彼なら、オーウェンやランパード(MF・チェルシー)の意図を理解し、彼らのアイデアを無駄にしないで済むだろう。

対するパラグアイの課題も、やはりサイドだろうか。
ゴール前で、もう少し左右に振ってからフィニッシュに持ち込んでみてはどうかと思った。
真正面から素直に立ち向かう。
まるで、高校生の恋愛のようなひたむきさだ。
もう少し、ゴール前で駆け引きをしてもよいのではないだろうか。
次節の戦い方に注目したい。




こんなゆるーい感じでお送りします…。
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