カテゴリ:選手( 31 )

今日は、ハビエル・サネッティ(DF・アルゼンチン代表、インテル・ミラノ)の32歳の誕生日です。
おめでとうございます!

サネッティは、ドリブルの巧みな右サイドバックで、攻守にわたりチームを支える選手です。
95年の夏に、バンフィールドから、インテルに移籍して以来、その献身的なプレーと温かい人柄で、ファンから愛されています。
そんなファンの気持ちに答えるかのように、サネッティは、毎年、山のように来ていた他クラブからのオファーを断り続けて来ました。

そんなサネッティのファンへの献身ぶりは、バンフィールド時代から変わることはありません。
決して裕福でない家庭で育ったサネッティは、お父さんとお兄さんのレンガ積みの仕事を手伝いながらサッカーをしていました。
その頃から頭角を現わしていたサネッティは、街のアイドルで、現在の奥様であるパウラさんとデート中にもファンに囲まれてしまうほどでした。

それでもサネッティは、どんな時でも自分を応援してくれる人を大切にするように、というご両親の教えを守り、嫌な顔1つせずに、ファンとの時間を大切にしたそうです。
あらゆる意味でファンを裏切らないサネッティの魅力は、この頃から培われてきたようです。

そして、94年W杯後の代表初選出を経て、インテルへ移籍しました。
その頃のサネッティは、とにかく攻め上がるのが好きな右サイドとして注目されていました。
サネッティが、インテルへの移籍が決定したことを知らせるミラノからの電話を受けたとき、その傍らにはパウラさんがいました。
当時雑誌に掲載されていたその写真に映っていた時は、まだ小さなかわいい女の子だったパウラさんも、現在では、サネッティと共に立ち上げた、貧困に苦しむ子供たちを支援する慈善団体の代表として、日々奔走しているそうです。

先日、生涯インテルにいることを宣言したため、ごく私的な夢であったジダンとの共演は、実現不可能となりましたが、新たに加入したフィーゴ、ソラーリ、サムエルと共に、悲願のスクデット(リーグ優勝)を獲得して欲しいです。
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by kobo_natsu | 2005-08-10 09:42 | 選手
先日、フィーゴがマドリーを去ったことにより、マドリーの「10番」は空席になった。
次に10番を付けるのは、誰になるのか、今のところ決まっていないが、どうやら新加入のロビーニョが付けることになるという見方が有力のようである。

背番号の持つ意味として、一番有名なのは、この10番であろう。
10番は、そのチームの顔とも言うべき選手がつけることが多い。
これは、サッカーの神様、ペレがつけていたのが10番だったことに由来するそうだ。
そのため、10番はチームを代表する選手、つまり、テクニックやアイデアに優れた選手が付けていることが多い。
しかし、10番以外にもファンタジーを見せてくれる選手が付けていることの多い番号があった。
それは21番だ。

今年の1月に、セレッソ大阪からマジョルカへ移籍した大久保(FW・U-23日本代表)は、21番を付けることを希望していたそうだ。理由は、アイマール(MF・アルゼンチン代表、バレンシア)、ユベントス時代のジダンが付けていた番号だからなのだそうだ。
この2人は、言わずと知れたテクニシャンであり、変幻自在なパスワークでチームを導くタイプの選手である。

テクニシャンと言って、忘れてはならないのが、バレロン(MF・スペイン代表、デポルティボ・ラコルーニャ)だ。
彼の包み込むようなボールタッチは、リーガNo.1とも言われている。
そのバレロンもまた、21番を付けている。

イタリアに目を移すと、やはりテクニックに優れた選手が21番をつけていた。
AC.ミランのピルロ(MF・イタリア代表)である。

ピルロは、今でこそレジスタ(中盤の底でボールをさばき、攻撃を組み立てる)タイプのピボーテであるが、もともとはトップ下の選手である。

優れたパスセンスで敵を欺き、ファンを魅了する。
また、彼のフリーキックは、ゴール欠乏症に陥っているアズーリにとっては、貴重な得点源でもある。

他にもイタリアには、攻撃の選手ではないが、やはりテクニックに優れた21番いる。
ユベントスのテュラム(DF・フランス代表)である。

ジダンをして世界最高のDFと言わしめ、パルマ時代からの同僚カンナバーロ(DF・イタリア代表)は、あまりの巧さに、どこの星から来たのだと尋ねたほどだったのだという。

このテュラムは、昨日、フランス代表に復帰することを正式に発表した。
そして、今のフランス代表におけるゲームメイカー候補として名高いカメル・メリエム(MF・ASモナコ)も、クラブでの背番号は21番なのである。
ただ、彼の場合、先日のオセール戦においては思うようにゲームが作れず、クロスボール等のキックの精度も欠いていた。
おそらく加入したばかりで、周りとの連携が上手く行かないのだろうと思われた。
これからに期待したい21番である。

マドリーに注目すると、かつての21番、ソラーリ(MF・アルゼンチン代表、インテル・ミラノ)も、テクニックに優れた選手である。
そのエレガントなプレースタイルは、あのフランチェスコリ(MF・元ウルグアイ代表)も称賛をおくったほどである。
同様に、フランチェスコリから讃えられたディオゴ(DF・ウルグアイ代表)は、今季からマドリーの21番を背負う。

ここまで揃うと、21番には、何かしらテクニシャンを惹き付ける秘密があるのではないかという錯覚に陥りそうになる。
もしかすると21番が、近い将来10番にも引けをとらないほどのエースナンバーと言われる日が来るかもしれない。
そして、それが現実となるかは、ここに挙げた21番の芸術家たちの活躍にかかっているのであろう。
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by kobo_natsu | 2005-08-09 09:39 | 選手
以前、「キーパーは本当にアホなのか」という命題に挑んだ筆者。
今回は、世間の学生さんが夏休みということもあり、自由研究気分(?)で「FWはバカなのか」という命題に挑むことにしました。
バカとアホは似て非なるものであり、ファーポコのjumpinさんは、アホは人間的、バカは動物的と分析されています(ポジションとその適性についてより)。

そこで、

・ FWはバカ(あるいは獣的)なのか

という1点に絞り、独断と偏見により、検証をしていきたいと思います。
要件が1つしか挙げられない辺り、すでにグダグダになる予感がしないでもないですが…。
気を取り直してやってみたいと思います。

《 サンプル 1 》

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アンドリー・シェフチェンコ(ウクライナ代表、AC.ミラン)
1976年9月29日生まれ
身長/体重:183cm/73kg





シェバは人格者として知られ、昨年バロンドールを受賞した時も賞金を故郷・ウクライナの恵まれない子供達のために使うと言っていました。
彼の活躍は、世界中で知られ、今や彼は、ウクライナの英雄です。

c0040315_16214898.jpgしかし、ピッチ上のシェバは、相手DFの嫌がるところを巧みについてきます。
そのDFを抜く一瞬のスピードと、強靭な肉体により、激しいプレスを跳ね除ける様は、まるで手の付けられない獣のようです。

また、交代を命じられるのがキライで、昨季も途中交代を命じられた際には、いつも穏やかなシェバにしては珍しく、(監督に対し、その交代は素晴らしいアイデアであるという)イヤミをこめて拍手をしながらピッチを後にしたそうです。
この交代嫌いは、子供の頃からのことだそうで、交代を命じられると、嫌がって逃げ回っていたそうです。
その様は、まるでご機嫌で散歩に出た犬が、飼い主に逆らって帰りたがらない様を思わせます。

また、今では品行方正で知られるシェバですが、18歳の頃はタバコを1日40本も吸っていたほどのワルだったそうで、当時シェバを指導していた監督の地道な説得により、更正したそうです。
シェバは後に、このときの監督の説得がなければ、間違いなく裏の世界に転落していただろうと語っていたそうです。
この様子は、さながら机の上のボールペンや消しゴムをかじる飼い犬をしつけるようです。
ちなみにこのような場合、対処法としては、犬がかじるものに市販のしつけ用の苦い薬(天然成分)を塗っておくのですが、薬を塗らずに諭すのみで更正したシェバは、かなり賢い犬だと言えるでしょう(ファンの方、ゴメンナサイ…。でも、筆者もシェバ好きです。)。

結論: シェフチェンコはバカではないが、飼い犬系の獣で、しつければ更正するので、監督は扱いやすい。FWとしては良いとこどりの理想系である。


《 サンプル 2 》

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クラウディオ・カニーヒア(元アルゼンチン代表)
1967年1月9日生まれ
身長/体重:175cm/67kg



カニーヒアは、快速ウインガーとして名をはせましたが、技術やゴールへの嗅覚にも優れ、ゴールを量産した選手です。
憧れの人であるマラドーナとの相性が抜群で、コンビプレーが冴えていました。
しかし、ワガママでかんしゃく持ちのため、行く先々で争いの耐えないトラブルメーカーとしても有名でした。

まず、憧れのマラドーナに倣い(?)、93年AS.ローマ時代にコカインを吸引。13ヶ月の出場停止処分を喰らいました。
この辺り、ボスザルの言うことには忠実な、サル山の下っ端サルを思わせます。

さらに、98年のW杯予選の最中、靴屋さんの値札を張り替えて逮捕され、そのまま代表落ちとなってしまいました。
この出来事からは、欲しいものは、どんな手段を使っても奪いにかかる、日光のいろは坂のサル的なものが伺えます。
ただ、いろは坂のサルとの違いは、いろは坂のサルは、観光客のものを奪ってから捕まるというヘマはしないということでしょうか。

さらに、奇跡的に代表に復帰した2002年W杯、グループリーグにおける、対スウェーデン戦。
ベンチにいたカニーヒアは、暴言を吐き、前半47分で退場となってしまいました。
この話については、ご存知の方も多いと思います。
ここからわかるのは、ボスザル(マラドーナ?)が去り、あの頃から少し昇進したかつての下っ端ザル、カニーヒアが、サル山で調子に乗りすぎて、飼育係(審判)に引導を下された、ということでしょうか。

結論: カニーヒアは、ネタに事欠かないバカであり、獣にしては少し弱めの、サル系の獣である。上手くあやせばなつくが、サル特有の予想外の行動に、監督は頭を抱えることになる。

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「生え際の変化については、触れないでくれ。」








《 サンプル 3 》

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ロマーリオ・ジ・ソウザ・ファリア(元ブラジル代表)
1966年1月29日生まれ
身長/体重:168cm/70kg






ロマーリオは世界最高のストライカーと謳われたほどの名選手で、94年W杯当時、彼のプレーはサッカーゲームのようだと言われていました。
つまりこの言葉は、彼のプレーは、ゲームの中でこそ可能で、現実にはありえないということを意味しています。
スピードとテクニック、そしてイマジネーションと決定力など、あらゆる優れたものの融合系がロマーリオであるといえると思われます。

アルゼンチンの横綱がカニーヒアなら、ブラジルの横綱はロマーリオといっても良いくらいに彼もまた、トラブルメーカーでした。
まず、当時代表で2トップを組んでいたベベトと仲が悪く、飛行機の座席を隣り合わせることを拒否したほどでした。
しかし、試合になれば、きちんとベベトをアシストするなど、意外にも仕事には私情を挟まない人であったようです。
このことから、ロマーリオは、気に入らないものを威嚇し、群れで行動することをしない、トラであることが伺えます。

また、94年W杯前の合宿かW杯予選か本大会か、記憶が曖昧で申し訳ないのですが、本能のままに行動する獣・ロマーリオには、常に愛人がいて、その時も代表で団体行動をしているにもかかわらず、宿泊先のホテルに、愛人を連れ込んでいました。
ロマーリオのスキャンダルを追求するため、宿泊先のホテルの前には報道陣が多数押し寄せ、ロマーリオはホテルに缶詰状態となっていました。
その時、業を煮やした獣・ロマーリオは、ホテルの窓から、報道陣めがけて、おしっこをしたのです(本当に汚くてスイマセン…)。
この話を聞いた私は、子供の頃、動物園に行った時にトラのオリの前に、このような看板があったのを思い出しました。

「よいこのみんなへ
ぼくは、みんなにむかっておしっこをひっかけることがあります。
だから、ぼくをみるときは、きをつけてね!」

トラは、見に来た人に向かっておしっこをひっかけるのです。私は幸い、被害にあったことはありませんがロマーリオを見に(取材)に来た報道陣は、見事に被害にあってしまいました。
ロマーリオの行動様式は、トラと同じようです。

結論: ロマーリオは理性のないバカであり、獣としては強いトラ系の獣である。
監督としては扱いに手こずるし、なかなかなつかないが、ドゥンガ(元ブラジル代表の名ボランチ。94年W杯優勝の立役者)のようなイリュージョニスト(?)を雇えば、ホワイトタイガーのように手なずけることも可能と思われる。


これらを総合すると、

Fwはバカ(あるいは獣)的なのか
→ バカであるかは個人差があるが、獣としての力の強弱や賢さに差はあるにしても、みな獣的である。

パート1がそこそこ当たったから、調子に乗ってパート2をつくり、撃沈するという、ハリウッド映画王道のパターンを踏んでしまいました…。
やはり、才能がない場合はおとなしくしておくべきですなぁ…。
またもや長い記事を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
しばらく旅に出ます(ウソ)。
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by kobo_natsu | 2005-07-31 16:24 | 選手
いつもお世話になっている、「ソラセレブ」のneoさんから、フットボールバトンなるものが回ってきました!
フットボールバトンとは、最近流行のMusical batonのサッカー版なのだそうで、サッカーに関するいくつかの質問に答えて、次の人に回すのだそうですが、バトンの回す、回さないは自由なのだそうです。

では、早速、質問に答えてみたいと思います。

Q1. あなたの持っているサッカービデオ(DVD)の数。

A. 自分で録画したビデオは無数にあるのですが、購入したものはDVDが2枚だけです。
そして、それが私の持っているDVDの全てです…。
映画はほとんど見ないし、音楽もあまり聴かないので、そういう類のDVDは1枚も持っていないのですよ(寒すぎる…)。
真のサッカーバカであります…。

Q2. 今一押しの選手(人物でもクラブでも何でも可)。

A.

【選手】

c0040315_22354515.jpg◇ ハビエル・マスチェラーノ(MF・アルゼンチン代表、リバープレート)
1984/8/6 生まれ 身長/体重:172cm/67kg
ポジションはピボーテ。

マラドーナをして、「怪物」と言わしめた選手らしいです。代表戦やリベルタドーレス杯などで少ししか見ていないのですが、小さい割りに当たりが強く、ボール奪取に優れています。
なんとなく、プレーがマケレレ(MF・元フランス代表、チェルシー)に似ているように見えました。
でも、マケレレよりも攻撃的です。ボールを奪取し、繊細なパスで素早く供給すると、弾丸のように、スペースを求めて走り出す、非常にエネルギッシュな選手です。この一連の動作が「怪物」っぽいです。
以前、マドリーに来るという噂がありましたが、来ませんでしたね。いつか来て欲しいです。

インタビューで、南米にいても技術は磨けるので、当分欧州には行かないと話していましたが、その言葉通り、今日のニュースで、欧州ではなくコリンチャンスへの移籍話が浮上したようです。
テベス(FW・アルゼンチン代表)と同じチームとなると、ますます面白そうですね。


c0040315_22361997.jpg◇ ビカシュ・ドラソー(MF・フランス代表、パリ・サンジェルマン)
1973/10/10生まれ 身長/体重:168cm/63kg
ポジションは左サイドハーフだが、中盤ならどこでも可。

ベテランの域に達していますが、スピードは若者に負けていません。
熟練したテクニックと状況判断、オフザボール(ボールを持っていないとき)の弾力的な動きは、チームを活性化してくれます。
本来はドリブラーですが、器用な選手なので、チームの状況に合わせてプレイースタイルを変えることが出来ます。
また、本来はサイドハーフでありながら、守備も上手です。
先日、晴れてPSGに移籍しましたが、ミランはドラソーの移籍を相当渋ったようです。
ドラソーは、自身がミランを説得したと話していました。
確かに、これだけつぶしの効く選手はあまりいませんからね。
スターぞろいで過密日程なミランにあっては、レベルを落とさずどこにでも使える、最良のバックアッパーだったのでしょうね。


【クラブ】

ビジャレアルとベティス。
CL初出場の2チーム。いよいよ来週当たりから、予備選が始まるそうで、是非、突破して本戦出場を果たして欲しいです。
ビジャレアルは、リケルメ(MF・アルゼンチン代表)、フォルラン(FW・ウルグアイ代表)、ソリン(MF・アルゼンチン代表)。
ベティスはホアキン(MF・スペイン代表)、ベンハミン(MF・スペイン)(出してもらえるかなー…)、そして、絶対獲って欲しいシシーニョ(DF・ブラジル代表、サンパウロ)。
この選手達が、欧州の舞台にどう挑むのか、楽しみです。

Q3. 印象に残っているゴール

A. ゲオルゲ・ハジ(MF・ルーマニア)のロングシュート(94年W杯、コロンビア VS ルーマニア)
1965/2/5生まれ 身長/体重:174cm/73kg

確か、ハーフウェーラインを少し超えたところの左から打って入ったゴールだったと思います。
あの位置から打つというアイデアと、入ってしまう技術に度肝を抜かれました。
あまり良く知らなかったのですが、マドリーとバルサにも在籍していたことがあったようです。

Q4. 好きな、または特別な思い入れのある選手5人

A.

◇ ハビエル・サネッティ(DF・アルゼンチン代表、インテル・ミラノ) 右サイドバック

c0040315_22545389.jpg94年に代表に初招集されたときからのファンです。
当時は、アルゼンチンのバンフィールドにいました。その後、まさかインテルに10年もいるとは思いませんでした。
攻守の切り替えが早く、守備をサボることはありませんが、本当は攻撃が大好きです。
ドリブルが上手いのは、攻撃参加を許してもらうために練習したのだと勝手に思っています。
可能性はほとんどないでしょうけど、マドリーに移籍してきて、ジダンと同時にピッチに立つのを見るのが極私的な夢(妄想に近い…)です。


◇ エマニュエル・プティ(MF・元フランス代表) ピボーテ

c0040315_2256576.jpg選手としての晩年は、不遇の時を過ごしましたが、本当は才能溢れる素晴らしい選手です。プレーエリアが広く、攻守の舵取り役でした。ゴールも取れる文句なしの選手です。






◇ クラウディオ・カニーヒア(FW・元アルゼンチン代表) フォワード

c0040315_2343815.gif速い・上手い・悪いと三拍子揃ったアルゼンチンらしいFW。
憧れの人・マラドーナに傾倒するあまり、コカイン中毒まで倣ってしまいました。
最初はプレーだけを見てファンになり、段々彼の悪行の数々を知るうちに、このままついていっていいものか不安になりました。
ついこの前も、引退するとかしないとか誰も聞いていないのに宣言と撤回を繰り返したり、金銭トラブルから奥さんの兄弟に訴えられたりと、そのワルぶりは今も健在です。
完全なるネタ系ですね。


◇ リュドベク・ジュリ(FW・フランス代表、バルセロナ) 右サイド

c0040315_23133393.jpg速くて上手い、ウインガーもこなせるFW。
ボールの扱いが秀逸で、どんなボールもキレイに足に収まる。
昨季はゴール数が少なかったので、来季はバルサの他のFWに負けぬよう頑張って欲しい。
おしゃべり好き。来日した際の横浜戦でも、一緒に入場した男の子(日本人)にも何語かわからない言葉(おそらく日本語ではない)で、しきりに話しかけていた。通じないってば。



◇ ジネディーヌ・ジダン(MF・元フランス代表、レアル・マドリッド) トップ下、左サイド

c0040315_23192096.jpg柔らかいボールタッチと意外性のあるパスワークで、相手を抜き去る、ボールアーティスト。
しかし、昨季は最高に出来が悪かった。
個人的に、ジダンのプレーの中で一番好きなのは、視野の広さを感じさせるパスで、もらったフィーゴやラウールもビビるようなスペースにパスを出すのが楽しみでした。
来季はそういうプレーがたくさん見られることを期待しています。


Q5. バトンを回す人

A. よろしければ、この記事をご覧になった方で、ご興味のある方は、お持ちのブログの記事、もしくはコメント欄でお答えください。ブログをお持ちでない方のご参加も大歓迎です!
質問は全てにお答えいただかなくても、1問のみなどでも結構です。


好きな選手やゴールについては、まだたくさんあるのですが、今回はこのくらいにしておきます。
よくよく見てみれば、アルゼンチン人とフランス人しかいませんねぇ…。
もう少しバラければよかったなぁ。
まぁ、それはまた次の機会にします。

記事が長くてすいません…。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
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by kobo_natsu | 2005-07-08 23:26 | 選手
昨シーズンのチャンピオンズリーグを制したリバプール。
しかし、国内リーグでは5位と低迷。チャンピオンズリーグ出場権を逃し、ディフェンディングチャンピオンとして、特別に予備戦の出場が認められたほどだった。

昨シーズンのリバプールのチャンピオンズリーグにおける快進撃の立役者は、キャプテンのジェラード(MF・イングランド代表)であると言われている。
しかし、タイトルに飢えていたこの若きタレントは、シーズンを通じてビッグクラブへの移籍について噂されていた。
そんなジェラードを鼓舞し、彼のモチベーション高めてその才能を引き出したのが、シャビ・アロンソなのだという。

c0040315_20442870.gifシャビ・アロンソ・オラーノは、スペイン出身、1981年11月25日生まれの23歳。リバプール所属で、ポジションは守備的MF。

シャビ・アロンソは、中盤でパスをさばき、攻撃を組み立てるレジスタ(イタリア語で「演出者」の意)タイプの守備的MFである。
長短のパスを使い分け、自らも果敢に前線へと攻め上がる、視野の広さを感じさせる選手である。

シャビ・アロンソの父親、ミゲル・アンヘル・“ペリコ”・アロンソは、レアル・ソシエダそしてバルセロナ等に所属。
クラブおよび代表で活躍した偉大な選手である。
父と同じく、サン・セバスチャンの誇り高きクラブ、レアル・ソシエダでプロとしてのキャリアをスタートさせたシャビ・アロンソは、クラブが不振を極める中でも、光るプレーを見せ続けた。
そして、その才能に目を付けたリバプールに引き抜かれたのが、今からおよそ1年前の事である。

バスク地方は教育熱心な土地柄らしく、バスクの若者はみな、礼節をわきまえ、教育が行き届いているのだという。
もちろん、シャビ・アロンソも例外ではなく、普段の彼は、礼儀正しく聡明なのだそうだ。
ソシエダ時代にはきちんと大学で学業を修め、イングランドに渡った今も、英語で会見をこなしている。
一説によると、彼が早くからその才能に注目が集められていたにもかかわらず、ソシエダを出たのが昨年になったのは、サン・セバスチャンの大学を卒業するためだったとも言われている。
そのような彼の知性は、プレーにも現出している。

c0040315_20445470.jpgボールを受け、パスを出す。
その一連の動作は早くて正確だ。
それはあたかも、会見やインタビューにおける彼の受け答えと重なる。

記者やインタビュアーからの質問を受けると、即座にその内容と意図を把握し、誠実で的確な答えを出す。

しかし、その意外性のあるプレーと同様に、その言葉にはきちんと意志が込められており、凡庸に終わることはない。

以前は、線の細さからくるコンタクトプレーの弱さやスタミナ不足が指摘されていた。
しかし、イングランドに渡ってからは、フィジカルに強いプレミアリーグに順応し、体を入れた逞しいプレッシングや、スペースに飛び込む積極的なポジショニングも披露している。

イングランドに渡ったシャビ・アロンソは、優雅な司令塔であるレジスタから、稀少品種である万能型守備的MFに変貌を遂げたのだ。

c0040315_204551.gifクラブではキーマンとなりつつある彼も、代表では未だ控えに甘んじている。
年令も近く、スタイルも似たもう1人の「シャビ」・・シャビ・エルナンデス(MF・スペイン代表、バルセロナ)にポジションを埋められているからだ。

昨季のスペインリーグ優勝の立役者の1人であるシャビ・エルナンデスからポジションを奪うのは、至難の業であろう。
しかし、初めての海外移籍で変貌を遂げ、チームやファンからの信頼を得たシャビ・アロンソなら、不可能ではないはずだ。

来年のW杯のピッチに、シャビ・アロンソの姿が見られることを期待している。
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by kobo_natsu | 2005-07-04 20:45 | 選手
以前、いつもお世話になっている「ファーポコ」のjumpinさんとあの魔法の踊り手・ドゥテク(GK・ポーランド代表、リバプール)についてコメントのやりとりをしていた際に、キーパーはアホでなくては務まらないのではないか、という1つの仮説を立てるに至りました(キーパーの適性についてはこちらを御覧ください→jumpinさんの「ファーポコ」”ポジションとその適性について”)
また、友人と話をしていたときに、大成するキーパーは、皆、あごが出ているという仮説も持ち上がりました。

そこで、
1. キーパーはアホなのか。
2. 名キーパーはあごがでているのか。

を、独断と偏見により検証してみました。

《 サンプル 1 》

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オリバー・カーン(ドイツ代表、バイエルン・ミュンヘン)
身長/体重:188cm/90kg








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カーンはネタに事欠かない選手であることは有名ですが、私が特に印象に残っているのは、ヒルデブラント(左写真、ドイツ代表、シュツットガルト)がブンデスリーガにおけるカーンの連続無失点記録を破った時のコメント。



「連続無失点記録というものは、シーズンを通しての記録でなければ価値があるとはいえない。」

これは、ヒルデブラントの記録がシーズンオフをまたいでの記録だったのに対し、自身の記録が1シーズンのみの記録であったため、暗に自分の記録の方が価値があると言うことを言っています。
大人気ないですねー。

そんな当時35歳のカーンの言葉に対し、当時25歳のヒルデブラントは、「記録は自分の力だけではなくチームのおかげ。」とか、「記録よりもチームの勝利の方が大事。」など、どっちが大人かわからないような事を言っていたような気がしました。

結論:カーンは、自身の記録が破られたことに対し、屁理屈を述べる理論派のアホだが、あごは出ていない。

《 サンプル 2 》

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ホセ・ルイス・チラベルト(元パラグアイ代表)
身長/体重:187cm/94kg












チラベルトはGKでありながらFKを蹴る、目立ちたがり屋でした。
以前、トヨタカップでべレス・サルスフィエルド(アルゼンチン)の一員として来日した際にも豪快な蹴りっぷりを披露し、日本のサッカーファンの記憶に深く止まりました。

チラベルトは、そんな日本での人気ぶりに気を良くしたのか、日本のマスコミのインタビューにおいて、うっかり喋りすぎてしまったことがありました。
それは、98年W杯で日本がアルゼンチンと対戦することが決まった時のことでした。

「アルゼンチンの選手は、体を寄せてプレスをかけられるのを嫌がるから、それで彼らをイラつかせれば勝てるよ。」

この言葉を聞いたアルゼンチン国民は激怒。
チラベルトは「売国奴」であるとして、当時所属していたクラブから追放し、二度とアルゼンチンの土を踏ませないようにすることを求める世論がアルゼンチン国内でひろまりました。
あまりの反響に恐れをなしたチラベルトは、すぐに平謝りし、許しを得たそうです。

結論:チラベルトは、舌禍系のアホであり、あごは出ていない。

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「マテ茶、飲んでみっか?」










《 サンプル 3 》

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ホルヘ・カンポス(元メキシコ代表)
身長/体重:168cm/68kg









身長を見てお分りのとおり、カンポスは身長185cm以上が当たり前のGKにあって、異例なほど小柄な選手なのです。
カンポスは体格のハンデを並はずれた運動神経でカバーし、守備範囲の広さやハイボールに対する強さは奇跡的でした。
カンポスは、ハンデは努力により克服することが可能であることを証明したかったのだそうで、そんな偉大なカンポスは、メキシコの子供たちの英雄なのだそうです。
また、カンポスは足技も巧みで、1試合の中でGKとFWの二つのポジションをこなしたこともあるそうです。

結論:カンポスは自らのハンデを努力で克服した偉大な選手であり、アホではない。しかしあごはやや出ている。

いや・・。
そんなことはないかも。

だって・・









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こんなユニフォームを着て試合に出ているのですから・・。

ちなみに、このユニフォームは、カンポス本人デザインのオリジナルです。
このような派手なデザインを好んだのは、目立ちたかったからだそうです・・。
個性主張系のアホですね。

よって、
1. キーパーはアホなのか。
→タイプの違いはあるが、アホである。

2. 名キーパーはあごがでているのか。
→あごが出ているか否かはあまり関係ない。

ということになりました。
ちなみに、私の友人が主張していたあごの出た名キーパーは、カシーリャス(スペイン代表、マドリー)曽ケ端準(日本、鹿島アントラーズ)、楢橋正剛(日本代表、名古屋グランパスエイト)です。

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確かに、出てますね。

大してオチもつかず、才能もないのに、こんなことするもんじゃないですね(泣)。
こんなくだらない記事を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
もっと精進します…。
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by kobo_natsu | 2005-06-25 21:17 | 選手
今日はコンフェデレーションズ・カップ、予選グループ B 日本VSブラジル戦が行なわれる。

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スター揃いのブラジルにあって、今、最も注目を集めているであろう選手の1人が、ロビーニョ(左写真、右側。左側はヂエゴ(MF・ブラジル代表、FCポルト))。



ロブソン・ジ・ソウザ、愛称ロビーニョは、ブラジル、サンパウロ出身。1984年1月25日生まれの現在21歳。サントス所属で、ポジションはFW。


変幻自在なドリブルで相手の守備を崩す、ドリブラーだと言われている。
卓越したテクニックでボールをキープし、するすると前線に駆け上がる様は、どことなくアンリ(FW・フランス代表、アーセナル)に似ている。

ロビーニョは身長172cm、体重60kgと、体格に恵まれていない。
しかしそのようなハンデを負いながらも、屈強なDFと対峙する術を身につけている。

柔らかいボールタッチとしなやかな動き。
これがロビーニョの武器である。

ポストプレーで相手DFと体を寄せ合い対決することが難しいロビーニョは、体格に代わり与えられた、テクニックとしなやかな動きで相手の守備を切り崩す。

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柔らかなボールタッチは、片時もボールを離さず、しなやかな動きは体でボールをかばわずとも相手の守備をすり抜けられる。
そのボールの扱いに感動した神様ペレは、涙を流したという。



しかし、ロビーニョの代名詞となりつつあるドリブルも、本人にとってはゴールを決めるための手段に過ぎないのだという。
ロビーニョはゴールに飢えているのだ。

ロビーニョの憧れの人は、ロナウド。
ロビーニョはロナウドの功績に敬意を表して、彼を「社長」と呼んでいるのだそうだ。
しかしセレソン(ブラジル代表)でのロビーニョは、まるで子犬のように「社長」と戯れている。
憧れの人とフランクに付き合いながらも、常に学ぶことに貪欲だ。

やんちゃでいたずら好きなロビーニョが、偉大な先輩達にちょっかいを出すあどけない様子は、ゴール前での神出鬼没なプレーで、相手DFを惑わす姿とダブる。

しかし、そんな年相応のあどけなさとは対照的に、ロビーニョはプロとしての自覚を持った一人前の社会人でもある。

次の日の練習に響かぬ様、夜遊びはしないし、食べるのにも困るほどの苦しい生活の中で、昼夜を問わず働き、支えてくれた両親への感謝も忘れない。
自らが、若くして少年少女に夢を与える存在であることを理解し、きちんと自己管理の出来る大人なのである。

現在おこなわれているコンフェデレーションズ・カップでは、レギュラーを獲得しているロビーニョも、休暇中のロナウドが戻れば、また厳しいポジション争いを行なわなければならない立場にある。

しかし、近い将来、必ずやセレソンを彩るスター選手の1人となるはずだ。

その手始めとして、本日行なわれる試合において、どのようなプレーを見せてくれるか、注目である。



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by kobo_natsu | 2005-06-22 18:10 | 選手
コンフェデレーションズ・カップが開幕したのに、未だ1試合も見ていないという、サッカーファン失格な筆者でありますが、「kanojoのあだ名」のyumatariさんの日本 VS メキシコ戦の記事で、とっても面白いものがご紹介されていたので、ここに紹介させていただきます。

注) 音声が出てきますので、仕事中にご覧になると周りの人にサボりがバレます。ご注意くださいf(^^;)
加地さんFlash

これ、何度見ても笑えるのです!
Flashは3種類、画像は1種類あるのですが、どれも秀逸です。
これを作られた方は、天才ですね!
しかも、このFlashや画像の一つ一つにシニカルながらも選手に対する愛情が感じられます。
私も好きな選手に対しては屈折した表現をしがちなので、すごく好感を持ちましたよ。

これから日本代表を見るときは、加地に注目しようと思います(笑)。

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by kobo_natsu | 2005-06-18 11:40 | 選手
劇的な決勝戦の記憶も新しい、昨季のチャンピオンズリーグ。
PSVアイントホーフェンは、惜しくも準決勝でAC.ミランに破れたが、人々に与えた印象は、ファイナリストであるミラン及びリバプールに勝とも劣らないほど鮮烈なものだった。

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まず、準々決勝1stレグ、対リヨン戦。
敗色濃厚な中で貴重なアウェーゴールをあげ、勝負を引き分けに持ち込んだのはコクーだった。
そしてミランとの準決勝2ndレグ。
2点をリードしながらアウェーゴールを奪われ、窮地に立たされたチームを奮い立たせたのも、コクーだった。
コクーは、2点目に続き名手・ジダ(GK・ブラジル代表)から気迫の3点目を奪う活躍を見せたものの、1歩及ばず、アウェーゴールルール(得点が2倍に換算される)によるトータルスコア4-3で、PSVは惜しくも準決勝で散った。

しかし、この2つの試合でPSVは、チームバランスの良さと成熟度、何よりも勝者のメンタリティを見せてくれた。
そして、その中心となっていたのが、フィリップ・コクーである。

c0040315_653611.jpgフィリップ・ジョン・ウィリアム・コクーは、オランダ、アイントホーフェン出身。
1970年10月29日生まれの現在34歳。
豊富な運動量と的確なポジショニング、ミドルレンジからのシュートが魅力的な守備的MFである。
ピッチの上を献身的に駆け回るその姿は、まさにオランダのトータル・フットボールを体現しているかのように映る。

トータル・フットボールとは、ある戦況を想定した場合の動き方を選手に教え込み、ポジションを流動的に変化させるフットボールの総称を指すらしい。
実は、明確な定義はなく、トータルフットボールと呼ばれるものを見た人の印象を総合すると、このような説明になるのだという。
この、トータル・フットボールは、ヨハン・クライフ擁する1970年代のオランダで生まれた。

最も特徴的なのは、ボールを持った選手の動きに連動し、周りの選手が動くことと、攻撃の選手も守備をするということ。
選手の動きの連動については、一人の選手の周りを取り囲むように、選手がポジションチェンジをする様を「渦巻き」と形容されていた。
また、前線からプレス(相手のボールを奪ったり、パスコースを塞ぐこと)をかけることは、後に開発されるゾーン・プレスに繋がっていく。

的確かつ変幻自在にポジションをチェンジし、単体で攻守のバランスに優れたコクーという選手は、まさにトータル・フットボールそのものなのである。

コクーは、一応は守備的MFとカテゴライズされているが、GK以外のほぼ全てのポジションをこなせる究極のユーティリティプレーヤーとして名高い。
しかし、コクーは特別テクニックに優れた選手というわけではない。それでも、コクーが希有な存在で有り続けられるのはのは、高い状況判断能力と強靱な肉体、強いメンタルににあると思われる。

c0040315_675449.jpgコクーの技術面での役割は、ボールを持つ選手の意図を把握もしくは、その選手を最良のプレー選択へと導くことである。
もちろん、自ら攻撃を仕掛けたり、積極的にゴールを奪うこともあるが、彼の仕事の大半は、周りの選手を生かすことである。
そこで必要とされるのは、高い状況判断能力なのである。

また、周りの選手に動きを連動させることは、想像以上に体力を消耗する。
そのため、この役割を担うには消耗に耐え得る強靱な肉体が必要なのである。

さらに、コクーの最大の魅力は、メンタルの強さである。
先述のように、コクーは、大事な試合でチームを導くゴールをあげ続けている。
ヒディンク監督も、PSVの快進撃は、コクーの経験とメンタルの強さに支えられたものであるとして、称賛を送っている。

また、チームのために献身的に働くコクーは、派手さはなくともファンの心を打つ。
昨季まで所属したバルセロナでは、ファンから1番愛されたオランダ人選手がコクーだった。

ピッチを離れると、自分の幼い息子のボールさばきを、往年の名選手である、ロナルド・クーマンのようであると絶賛したり、PSV時代のチームメイトのロナウドとオランダ語やスペイン語を交えて話すなど、子煩悩で気さくな素顔が垣間見える。

2006年W杯予選もいよいよ佳境となり、コクー擁するオランダは、順調に勝ち進んでいる。
そして、その影には、34歳にして未だ衰えを知らないコクーの尽力がある。

ファンバステン監督が、扱いにくいベテラン選手を多く排除したにもかかわらず、コクーを残したのは、仲間割れによる自滅に悩まされてきたオランダにあって、コクーはチームの信頼を集めることが出来る貴重な選手だからであろう。
おそらく最後になるであろうW杯での、コクーの活躍に期待したい。
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by kobo_natsu | 2005-06-17 06:09 | 選手
先週、最終節を迎えたリーガ・エスパニョーラ。
3位に終わったビジャレアルは、見事に初のチャンピオンズリーグの出場権を獲得した。
そして、この大躍進の立役者は、チームの「王様」リケルメ。

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ファン・ロマン・リケルメ(左写真)は、アルゼンチン出身。1978年6月24日生まれの、現在26歳。所属はバルセロナだが、今季はビジャレアルへレンタル移籍をしている。
ポジションは攻撃的MFで、ゲームを作るタイプの選手である。





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リケルメは、抜群のテクニックと、視野の広さにより、中盤からゴールまでの攻撃を演出する。
ボールをキープし、前線にためを作る。
周りの選手を使いこなす才能に長け、前線で仲間が攻め上がるのを見計らって、相手の息の根を止めるスルーパスを送る。
その姿は、さながらピッチ上の魔法使いのようである。



2004年アテネオリンピックの得点王である、カルロス・テベス(FW・アルゼンチン代表、コリンチャンス)がマラドーナの系譜と言われるように、リケルメも、アルゼンチンの偉大なる先達の流れを汲む選手といえる。
優れたテクニックによりボールをキープし、前線でゲームメイクをするリケルメは、かつてアルゼンチン代表の中枢として活躍した、アリエル・オルテガ(MF)の姿と重なる。
すなわち、リケルメは、アルゼンチンにおける魔法使いの系譜を受け継ぐ者であると言えるだろう。

98年W杯でアルゼンチン代表を率いたパサレラ監督は、類い稀なタレントであるオルテガ(MF・元アルゼンチン代表)を中心にチームを作った。
周りの選手はオルテガを生かし、オルテガのために働いた。

しかし、このように突出した個に頼るサッカーは、脆かった。
アルゼンチンは悲願の優勝を達成するどころか、調子の上がらないオルテガと共に沈んだ。

そして、その後のアルゼンチン代表監督は、この苦い記憶が忘れがたかったのか、この魔法使いの系譜を汲むリケルメを召集しようとはしなかった。

また、リケルメが素晴らしい才能を持ちながら代表に召集されなかったのには、別の理由もあるようだ。

攻守の切り替えが速く、スピードが要求される伝統的アルゼンチンサッカーにおいて、前線でゆっくりボールをキープし、ためを作るタイプのリケルメは、扱いづらいのだという。

しかし、いずれの理由も、代表でのリケルメの必要性を否定する理由にはならないだろう。
まず、オルテガと重なる事については、そもそも、パサレラがオルテガを絶対的な存在にしてしまったという、監督の方針が敗因であり、このタイプの選手がチームに相応しくないというわけではない。
それに、当時のオルテガと違い、バルサで挫折を味わったリケルメは、強烈な個性を持ちながらも、他者との共存を図る柔軟性を持っていると思われるため、彼の調子の浮沈により、チームが振り回されることもないと考えられる。

また、伝統的アルゼンチンサッカーにそぐわないということについても、速攻とリケルメの遅攻を組み合わせることで、むしろ多様な攻撃を展開できると考えられるため、妥当な根拠とは言えないと思われる。
実際、ペケルマン現監督は、リケルメを召集し、リケルメの個性とチームを共存させることに成功している。
リケルメは、オルテガの呪縛から逃れ、新たなる魔法使いの系譜を作ることが出来たのだ。

優れたテクニックと、独特のゲームメイクから受ける印象と違い、素顔のリケルメは、取材を制限するほどシャイで感情を表に出すことが苦手なのだという。
多くを語らないリケルメは、記者に良い印象を持たれないことが多く、誤解を解くのに苦労しているのだそうだ。

c0040315_12455842.jpgあの、両手を耳に当てるゴール後のパフォーマンスは、普段口数の少ないリケルメが感情を表に出す、数少ない瞬間でもある。
あのパフォーマンスは、リケルメの娘の大好きなトッポジージョというキャラクターを真似したもので、始めはゴールを娘に捧げる意味を持っていたそうだ。
今では観客とゴールの喜びを分かち合うパフォーマンスとして、日本代表の高原も真似するほど、世界中で浸透している。

代表では軌道に乗ってきたリケルメも、クラブについては、未だ先行きが不透明だ。
しかし、どこへ行こうとも、リケルメはまた、「王様」として、チームを導いてくれるだろう。
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by kobo_natsu | 2005-06-05 12:51 | 選手