ジダンの後継者

明日は各国代表の親善試合やW杯予選の開催日。それに伴い、各国代表の選手が次々と発表された。

我らがフランス代表もスウェーデンとの親善試合が予定されており、召集メンバーが発表された。しかしその中には、ジダンの後継者とされている3人の若者のうち2人は、今回もまた召集されなかった。

この3人の若者は、世間的評価、自身の打ち建てた最年少記録、偉大なる先達・ジダンの指名と、それぞれ異なる根拠に基づき、後継者候補に挙げられている。

c0040315_1015468.jpgまず、世間的評価により候補に挙がっているのは、ムラド・メグニ(FW・ボローニャ。左の写真)。フランスのパリ出身、1984年生まれの20歳。

アルジェリア移民の子供で、メグニの父親はサッカーの元アルジェリア代表である。偶然にも、ジダンもルーツを同じくし、ジダンの伯父もサッカーの元アルジェリア代表である。
映画とプレステが大好きな、可愛い顔の男の子だが、普通の子と違うのは、テクニックに優れた司令塔として、注目を浴びていること。

ただ、ユース世代の試合では活躍するも、クラブでは未だ定位置を確保できておらず、A代表に選ばれるには課題が多い。

続いて、最年少記録により候補に挙がっているのは、ジェレミー・メネーズ(FW・ソショー)。1987年生まれ、エソンヌ出身の17歳。

彼の打ち立てた最年少記録は2つ。
1つ目は、去年の3月、16歳の時に、フランスリーグ史上最年少でソショーとプロ契約を結んだこと。
2つ目は、今年1/22に行われた第22節、対ボルドー戦で、リーグアン(フランス1部リーグ)で史上最年少のハットトリックを達成したこと。

憧れの選手であるロナウジーニョを思わせる、巧みなドリブルを見せてくれるらしい。
彼は、クラブで定位置を確保しているものの、まだ17歳と非常に若い。A代表でレギュラーとなるには、さらなる熟成が必要だろう。

最後に、ジダンの指名により候補に挙げられているのは、カメル・メリエル(MF・ボルドー)。1979年生まれの25歳。三人の中では唯一、今回のスウェーデン戦に召集されている。
ポジションはトップ下で、昨年のポルトガル戦でも素晴らしい活躍をみせたと、ジダン自身がレキップ紙(フランスの新聞)のインタビューで語っている。

自らの発言の影響力に配慮し、新生レ・ブルー(フランス代表の愛称)については極力言及を避けてきたジダンが、名指して褒めるくらいだから、信憑性は高そうだ。
年令的にも、即戦力として期待できる。

ただ、私はまだいずれの選手のプレーも見たことがないので、実際どのような選手なのかは全くわからない。
しかし、今現在、おこがましくも、私が「ジダンの後継者」としてあえて選ばせて頂くなら、3人目のメリエル。理由は、他の二人では若すぎて、次のW杯には間に合わなそうだから。それに、彼ら3人には、「ジダンの後継者」という世間の期待を無理に背負うことなく、のびのびと自分らしさを発揮し欲しいと思うから、そんな単純な理由で決めてしまった。

過去に、幾度となく盛衰を繰り返してきたレ・ブルーが、今は「衰退」を終え、新しい「隆盛」を築こうとしている。だからこの3人には、「ジダンの後継者」と言うよりは、エスポワール(フランス語で「希望」の意。ユース世代を指す)達を引っ張る選手として期待している。


たまにはフランス代表の話を、と思ったけど、やはり、マニアックになってしまうなぁ。
ちなみに、メネーズとメリエルの写真は見つけることができませんでした。また見つけたら、掲載します。3人とも、写真がたくさん出回るくらい、活躍して欲しいです。
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