試合観戦記(05/1/30:ヌマンシア VS レアル・マドリッド)


今日はヌマンシア戦。ヌマンシアは、北国のソリアという街の小さなクラブ。
今シーズン一部に昇格したが、現在は最下位と、厳しい洗礼を受けています。韓国代表のイ・チョンスが所属しています。
ソリアは気温3℃と極寒。エルゲラは襟巻をし、サムエルは鼻に絆創膏を貼っていました。

スタメンは、昨日の予想の通り。


序盤、早いパス回しでヌマンシアの赤い壁を崩しにかかるが、うまく行かない。
その後、ベッカムや他の選手がゴール前に精度の高いロングボールを送るが、自陣に引き切った相手の前では意味をなさなかった。

ロングボールに効果がないとわかると、また正攻法(細かくパスを回す)で攻めるが、ボールは支配するも、相手の守備は崩せない。

以前に比べ、ボールに対するアプローチや、ボールを持った選手に対するフォローは速くなったものの、相手にスペースを消されているために足元にしかパスが出せず、パスコースが読まれてしまう。

そんな時の対処法は、前回も言ったが、ミドルレンジからシュートを打ち、相手ディフェンスを前に釣りだすこと。これを実践していたのは、フィーゴ兄貴だけだった。

グラベセンのおかげで守備の負担が減ったジダンとフィーゴは、明らかにのびのびとプレーしていた。彼らのプレーが、効を奏したかは別として。相手を崩せずとも、以前の様な悲愴感は感じられない。

しかし、以前と変わらないのは、前がかりになったところをカウンターで狙われるところ。
何度か危ない場面もあったが、なんとか切り抜ける。前半34分、FKをゴール前に上げられ、競り合った際に、エルゲラがPKを与えてしまうが、守護神イケル様の奇跡的なセービングにより、難を逃れる。
こうしてマドリーはチャンスらしいチャンスは得られぬまま、前半を終えた。

後半に入ると、相手が前に出てきた事もあり、前線にパスが通るようになる。
良い形が作られつつあったその時、ラウールに対するファールにより、FKのチャンス。
ベッカムの蹴ったボールは、低い弾道で弧を描き、ゴールを突き刺した。
その後、フィーゴにかわりグティが投入される。グティはセンスの良いパス出しで、次々と好機を演出。出れば良い仕事をしますよ、王子は。

そして、独断によるベストプレーは、2点目のサルガドのゴール。相手のDFラインが前に出たところを見逃さなかったグティは、右にいたオーウェンにパス。オーウェンは、右サイドから中央に絞っていたサルガドに、相手DFの股を抜くスルーパスを出し、サルガドがゴール左隅に流しこんだ。
オーウェンは、日頃、通訳や話し相手としてお世話になっているサルガド兄貴に、素晴らしい技術で恩返しが出来た。

その後も、グティ→ジダン→ソラーリと繋いでゴールチャンスが生み出されるなど、グティのファンタジーは止まらなかった。

対するヌマンシアは、個々の技術に勝るマドリー相手に、果敢にカウンターやセットプレーを仕掛けるなど、徹底した戦術で挑んだ。敵ながら、なかなかの戦いぶり。その甲斐あって、試合終了前に、セットプレーから一点を返した。

マドリーは1-2でなんとか勝ち点3を得た。
大好きなサルガドのゴールはうれしかったが、相変わらず内容は息苦しい。
しかし、首位バルサとの差が離されていないだけマシ。バルサも以前に比べ、疲れがたまっているようだし、まだ優勝は狙える!というのは、マドリディスタの妄想か?
今日も、途中で眠くなるような時間帯があったので、早く、目の醒めるようなスペクタクルを見せてほしい。

今日のジダンは、効果的なプレーは少なかったものの、体は軽そうだった。
出来るだけ長く見ていたいが、ジダンに残された時間が、決して長くないことも事実。
ピッチを去るその日が来る前に、もう一華咲かせてほしい。

c0040315_9381834.jpg写真は、サルガド。競ってます。
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by kobo_natsu | 2005-02-01 09:41 | 試合観戦記