アンリ、人種差別に立ち向かう(05/1/28)


c0040315_1334580.jpg 「立ち上がろうと決意した。変えられないかもしれないが、行動を起こさないと何も変わらない」(時事通信社より抜粋)

ティエリ・アンリ(FW・フランス代表、アーセナル)は、差別に立ち向かう活動を行なうと宣言し、リオ・ファーディナント(DF・イングランド代表、マンチェスター・ユナイテッド)と共に会見を行なった。

事の発端は、昨年11月、スペイン代表監督、ルイス・アラゴネス爺(66歳)が、スペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェスに対し、練習中にかけた言葉だった。

「お前のチームのあの黒ん坊より、お前の方が優れているところを、あいつに見せてやれ。」

「黒ん坊」とは、有色人種であるアンリを指した言葉だった。そして、アラゴネス爺が何気なくかけたその言葉は、取材陣のカメラに拾われ、世界中に配信された。
その後、人種差別の波はスペイン全土に広がり、世界中を巻き込む悲劇となった。

その言葉に一番最初に反応したのは、アンリの代表及びクラブの同僚、ロベール・ピレス。
アラゴネス爺の発言を強く非難し、代表監督辞任を求めた。

この会見までは、「被害者」アンリのコメントは、聞こえてこなかった。
おそらく、可愛い後輩のレジェスを気遣っての事だろう。

しかし、会見でアンリは[最初は冗談かと思ったが、テレビで本当だと知った。厳しく処罰すべきだったと思う」と述べ、「私は『許すが忘れない』という言葉が好きだ」と付け加えた(時事通信社より抜粋)。
スター選手に珍しく、陽気でおしゃべり好きなアンリらしいコメント。しかし、軽妙な中にも、差別に屈しないという、強い意志が伝わる。

私は、差別に対して断固として立ち向かうアンリの姿勢を支持する。
たとえ、カメラがあるとは知らずに、悪意なく発した言葉だったとしても、アラゴネス爺は、代表監督という立場を常にわきまえた言動を心掛けるべきだと思うからだ。
もう少し、自らの言動の持つ影響力を考えて欲しい。

アラゴネス爺は、アンリに謝罪したが、その言葉は自らを人種差別主義者でない旨を弁明することに終始し、およそ謝罪と呼べるものとは思えなかった。
たとえ悪意がなくても、相手を傷つけたのなら、素直に謝罪すべきだろう。
言葉とは、他者とコミュニケーションを取るための道具であり、発した言葉の意味は、受け手(他者)を基準に解釈すべきだからである。

最近、内容が堅いなぁ。
読む気が失せるほど長いし。
次は、もっと楽しく読める内容を心掛けます。
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