笑わないジョゼ様

今日は、今、最も旬な監督のお話。

ジョゼ・マリオ・ドス・サントス・モウリーニョ・フェリックス、通称モウリーニョ。
ポルトガルのセツバル出身、1963年生まれの42歳。現在プレミアシップ(英国リーグ)首位独走中のチェルシーの監督。

いつも、必要以上にこやかなヨン様と違って、ジョゼ様はとにかく笑わない。例え、可愛い教え子が、どんなに活躍しても、ベンチに座り、腕組みをしてじっと何かを見据えている。
たまに、ベンチから立ち上がってガッツポーズをすることもあるが、そのときも顔を崩すことはない。いつも、一点を見据えている。

その視線の先には何があるのだろうか。たぶん世界中のサッカー関係者およびサッカーファンが疑問に思っていることだろう。自らの理想とする自分の姿を見ているのだろうか。欧州チャンピオンズリーグ(以下、CL)優勝というビッグタイトルを一度手にしたくらいじゃ飽き足らないとでも言うかのように。奥様にさえ、時々わからなくなると言われてしまうくらいだから、真実は彼のみぞ知るのでしょう。

監督として非凡な才能を持つジョゼ様は、少年時代から既に人と違っていたようだ。
普通、サッカーに親しむ10代の男の子なら、誰もが一度はプロサッカー選手を夢見るだろう。
しかし、ジョゼ様はその頃からビデオで試合を分析し、指導者となる事を目指していたのだという。
うーん・・。変わってる。

このように、全てにおいて非凡であるがゆえに、敬遠されやすく、叩かれやすいジョゼ様。
でも私はけっこう好きだったりする。
確かに身近にいたら、ちょっと付き合いづらいかもしれない。しかし、あのイヤミなほどにみなぎる自信は努力の現れだと思うし、実際、彼の言う事ややる事は、的を得ている。
何より、必要以上に周りに流されないところが、カッコイイ。
この、「必要以上」と、いうのが難しい。

あれだけ厳しい監督でありながら、ポルトやチェルシーの選手達をまとめ上げているのは、きっと選手達がモウリーニョ監督に絶大な信頼を寄せているからであり、それは彼の才能のみによるのでなく、必要に応じて選手やスタッフに歩み寄る事も忘れていないからだと思う。

チェルシーの主将テリー(イングランド代表)は、モウリーニョについて、礼儀正しく、話す事は的確かつ情熱的で、初めて会った瞬間から彼の虜になったと語っている。
この若き智将は、人心掌握にも長けているのだ。

愛想がなくて、イヤミだが、確固たる信念を持ち、仕事が出来て、部下の信頼も厚い。
今年もまた、そんな理想の上司(?)ジョゼ様にビッグイヤー(欧州チャンピオンズリーグの優勝カップ)を持って行かれそうだ。
いやいや、同じく、あのロナウドを途中交代させ、怒らせても動じないほどの信念を持った、我らがマドリーの素晴らしき上司、ルシェンブルゴ監督に獲ってもらわないと。c0040315_223555.jpg
写真は、ジョゼ様。いつも、ここまで無愛想な顔をしているわけではないけれど‥。
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by kobo_natsu | 2005-01-27 22:39 | 選手