試合観戦記(05/1/23:レアル・マドリッド VS マジョルカ)

今日は、独断と偏見に基づく、試合のお話。
両チームについて、簡単に説明すると、レアル・マドリッドは人気・実力共に世界レベルの、いわゆるビッグクラブ。
現在、スペイン国内リーグ(リーガ・エスパニョーラ、以下、リーガ)単独2位に付けていますが、度重なる監督の交代や、攻撃偏重によるチームバランスの悪さ、選手のメンタル低下等により、決して順調とはいえない戦いぶり。

対するマジョルカは、のどかな島の小さなクラブで、最下位一歩手前の19位と低迷中。二部落ちの危機にさらされています。
現在、日本人の大久保嘉人選手が所属しており、その活躍ぶりについて、スペインでも熱狂的に伝えられている模様。

と、いうのも、マジョルカ率いるクーペル監督は、自分の気に入らない選手は、たとえロナウド(現マドリー)でも使わないという、偏屈オヤジ。ゴールをあげる以前に、スペインでは低評価を受けがちな日本人が、そんなクーペル監督に認められた事がスペイン国民にとっては驚きだったよう。


今日はグティに替えてグラベセンの一人ピボーテ(守備的MF)。積極的に最終ラインを押し上げ、ラインの後ろをカウンターで狙われた場合は、グラベセンがカバーしていました。

常に相手と対峙しなくてはならない、過酷なピボーテの職を解かれたベッカムは、右サイドで活動。生き生きとクロスを上げますが、得点に結べじ。
やっぱり、モロが必要なんじゃないの?

R.カルロスが得たPKをフィーゴが決めるも、カンパーノのFKで返され、前半は1-1で終了。

後半も、PA(ペナルティエリア)付近まではボールを持ち込めるものの、攻め上がりが遅いため、人数をかけた相手の守備を崩すまでにいたらず。マジョルカの守備の良さは認めるにしても、マドリーの攻撃も相変わらず、以前のような怖さや巧みさは影を潜める。

しかし、昨年と比べれば、選手の勝利へのメンタリティは感じられるし、守備の組織化に着手している様子もわかる。改革途上のチームとしてはまずまずの出来ではないかと思った。

何より今までと違うのは、監督が選手の特徴を理解し、適切に配置している事。
でもこれは、グラベセンの加入、グティの成長あってこそだと、個人的に思っているのですが。

その後、FKからのゴール前の混戦をサムエルが押し込み、最後は途中出場のソラーリの美しいミドルシュートで、マドリーは試合を3-1で勝利した。
脅威は感じられないのに、勝ってしまう。今回もそんな試合。しかし、取り敢えず今は、勝てば良いさ。文句は言わないよ。

超独断によるベストプレーは、このソラーリのゴール。
ベッカムからパスを受けたソラーリが、一度グティ(途中出場)に下げる。右サイドを上がったソラーリが再びグティからパスをもらい、DFの甘いマークを軽く交わして、PA外右角、ミドルレンジから左足でシュート。ゴール左隅に決めた。

ゴール前を人数をかけて固められた場合に、どのような方策を採れば良いのかという、お手本のようなゴール。ソラーリはクロスではなくシュートを打ち、クロスを上げてくると見込んでいた相手のウラをかいたのだ。
もちろん、ゴール前でクロスを待つかのように、DFを引き付けていたであろう選手(よく見えなかったので誰かは不明)の貢献も忘れてはならないけど。
マドリーイレブンにとっても本日のベストゴールだったようで、ソラーリは今日の得点者の中では一番盛大に祝福され、艶やかな黒髪をぐしゃぐしゃにされていました。

最近は、試合中に何があっても顔をこわばらせていたジダンだが、今日は旧友ユリアーノ(先日ユベントスからマジョルカに加入)との再会を喜んだり、審判のジャッジに不満を露にしたり、FKの際には、「僕に蹴らせて!」とばかりにベッカムとフィーゴにウィンクするなど、表情がとても豊かだった。
プレーはまだまだかもしれないが、ジダンファンとしては、これは復調の兆しではないかと思っている。

ジダンは、親しい友人と別れる際にもウィンクをするときがある。アイドルじゃないんだから、そんなサービスいらないよ~。
だが、そんな可愛らしい仕草を自然に出来てしまうジズーは、見た目よりもずっc0040315_22323617.jpgとキュートな人なのかも知れないと思っている。

写真は、ゴールを喜ぶソラーリとベッカム。ほんとはもっと男前なのですが‥。
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by kobo_natsu | 2005-01-24 22:34 | 試合観戦記