来たぜ、レ・ブルー

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                  とりあえずいいですか?
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                 とりあえずでいいですか??

いやー、もうホント嬉しいですよ。
勝っちゃいましたよ、セレソンに。

2006/7/1

☆ ブラジル×フランス   0-1

後12分:アンリ(FW・フランス代表、アーセナル)

序盤、中央を支配したのはフランスだったので、ブラジルは左サイドのロベルト・カルロス(DF・ブラジル代表、レアル・マドリッド)の攻撃が目立ちましたね。
全体を通して、ゲームは左右に満遍なく動いていたため、勝負は互角だったのだと思いますが、ブラジルは攻守に渡り不安定だった様に思いました。

あくまで私見ですが、やはりエメルソン(MF・ブラジル代表、ユベントス)の不在が響いたのでしょうかね。ジュニーニョ・ベルナンブカーノ(MF・ブラジル代表、オリンピック・リヨン)は素晴らしい選手だとは思うのですが、ゼ・ロベルト(MF・ブラジル代表、バイエルン・ミュンヘン)とのコンビはやや攻撃的過ぎたのではと思いました。
ボール回収率では、マケレレ(MF・フランス代表、チェルシー)、ビエラ(MF・フランス代表、ユベントス)に勝てず、したがって、前線のカカ(MF・ブラジル代表、AC.ミラン)、ロナウジーニョ(MF・ブラジル代表、バルセロナ)にボールが渡らなかったのが敗因のように感じました。
ロナウジーニョを前線に置き、中盤からより遠くなってしまったことも原因のひとつかもしれません。それについては、途中でアドリアーノ(FW・ブラジル代表、インテル・ミラノ)を入れることにより、調整していましたけどね。

ただ、カカはともかく、ロナウジーニョは異常に疲れていたように見えたのですが、それは気のせいでしょうか。
終盤のPA内外中央よりやや左からという、好位置からのFKを蹴るときの目が、魂が抜けているように見えました。昨季のCLのチェルシー戦で見せた腰フェイントのFKを決めたときとは、大違いです。

フランスも、正直言って攻撃はやっと及第点に達する程度だったと思います。
リベリ(MF・フランス代表、オリンピック・マルセイユ)、アンリがジダンの意図を理解し、動けるようになったことが大きいと思いますが、決してジダンに全盛期の様なキレがあるわけではありません。
また、もともと攻め上がりのタイミングを取るのが上手かったサニョル(DF・フランス代表、バイエルン・ミュンヘン)、マルーダ(MF・フランス代表、オリンピック・リヨン)の攻撃参加も大きいと思いました。
彼らの走り込みが、レブルーの攻撃に厚みを持たせているように感じました。

しかし、もっと生き馬の目を抜くようなパスワークを繰り出すのがレブルーのはず。
求めすぎでしょうか(笑)。

フランスが勝てた最大の要因は、守備の安定感だと思いました。
一対一で決して抜かれないテュラム(DF・フランス代表、ユベントス)、ギャラス(DF・フランス代表、チェルシー)の存在は大きいと思います。
特に、テュラムとカカのマッチアップは、素晴らしかったと思います。あれだけ若くてスピードのあるカカを上回るスピードで追随し、ボールを回収する34歳のテュラム。
「大統領」と呼ばれるだけありますね。

次のポルトガル戦では、出場停止明けのデコ(MF・ポルトガル代表、バルセロナ)が戻ってきます。
ただ、デコを止められれば、おそらく中盤は支配できそうなので、問題はサイドをどう止めるかなのかもしれません。
ジダンはボールを左右に散らすことが多いので、フィーゴ(MF・ポルトガル代表、インテル・ミラノ)、クリスティアーノ・ロナウド(MF・ポルトガル代表、マンチェスター・ユナイテッド)により、サイドを押し込められると、フランスは厳しいかもしれません。

独断と偏見でポルトガル対策を挙げるとしたら、サイドを潰すことかもしれません。
中央を支配し、ジダンには、左右に散らすパスではなく、全盛期のような中央の狭いスペースにパスを通してもらう(超勝手すぎる…)。
でも、これが見られるのなら、ファンとしては負けたとしても本望かもしれません。
いや、この際だから、優勝目指して突き進んでほしいです。

試合後のインタビューで、いつもは蚊の泣くような声でぼそぼそつぶやくジダンが、珍しく声を張って話していました。目の色も違っていたので、本当に嬉しかったのでしょうね。
こんなジダンを見るのは久しぶりだった様に思いました。

同様に、アンリもいつもよりさらに早口で話していました。

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「僕たちは、実力で勝利を勝ち取ったんだ。」
「2002年の僕たちは、クズじゃないってことを証明できたよ。」

レブルーの快進撃については、よく「ジダンの冒険」と称されていますが、アンリのように98年W杯の優勝をレギュラーメンバーとして体感できなかった中堅の選手達の「冒険」でもあります。
心身共にピークを迎えているアンリ、ビエラのような中堅の選手たちが優勝を狙えるのは、「今」しかないと思われるからです。2010年南アフリカW杯の頃も、今と変わらずレブルーにいられるという保証はどこにもないでしょう。

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「大根1本つけてよ。」

「うちはそういう商売してないわ。」


良い試合を期待しています。
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