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チャンピオンズリーグ決勝:勝手な予想(06/5/17)

世間では、各国代表も出揃い、W杯モードになっておりますが、まだ、忘れてはならないビッグゲームが控えております。
今夜はいよいよチャンピオンズリーグの決勝。

今年のカードはアーセナル×バルセロナという、近年まれに見る好カードです。
アーセナルは初の欧州制覇、バルサは久々のビッグイヤーをかけて対決します。

そこで今日は、独断と偏見により、今日のゲームの見所をご紹介したいと思います。

◇ 攻めるバルサと守るガナーズ

最近あまり試合を見ていないので、勝手なことしかいえませんが、最近のアーセナルは、トップのアンリ(FW・フランス代表、アーセナル)さえ下がり目に構え、プレスをかけに行く傾向にあります。
無敗優勝をしたときのように主導権を握りに行くのではなく、最初はゆっくりと様子を見るのです。
それが、バルサのようにポゼッションの高いチームなら、なおさらです。
しかも、アンリのカット&ゴー(勝手に命名しましたが、アンリがボールを奪うと、アンリを中心に周りの選手がポジション取りをし、フォーメーションを築いていくこと)は、アーセナルのオペレーションの7割ほどを占めています。
以前はアンリを自由にさせることが危険でしたが、今ではアンリにボールを奪われることが危険です。
おそらく、アンリと直接対決するのはイニエスタ(MF・スペイン代表、バルセロナ)、エジミウソン(MF・ブラジル代表、バルセロナ)になるでしょう。
もともと中盤の構成力の高いバルサですが、今日のゲームではその精度が寄り試されることになるでしょう。

◇ トゥレとキャンベルが、エトーとロナウジーニョをどう止めるか。

怪我で長期離脱していた名手キャンベル(DF・イングランド代表、アーセナル)と、彼の留守を預かり、たくましく成長したトゥレ(DF・コートジボワール代表、アーセナル)。
彼らのコンビが、バルサが誇る黄金のコンビをどう止めるか、注目です。
エトーにとってはパスの供給源出ることが多いロナウジーニョは、1人では厳しいので、右サイドバックのエブエ(DF・・コートジボワール代表、アーセナル)がキャンベルの補佐を勤めることになるでしょう。
しかし、バルサの左(アーセナルの右)にばかり気を取られていると、反対サイドには切り込み体長兼仕事人のジュリ(FW・フランス代表、バルセロナ)がいますから、怪我明けのA.コール(DF・イングランド代表、アーセナル)にとっては厳しい試合となるでしょうね。
個人的には、このジュリ VS A.コールのマッチアップが楽しみです。

◇ アンリを下がらせないようにするには。

先述の通りバルサが気をつけなくてはならないのは、下がっている時のアンリです。
そのため、バルサは常に相手陣内でのプレーを心がけなくてはならないように思われます。
そのため、サイドでの勝負に勝つか、中盤のセスク・ファブレガス(MF・スペイン代表、アーセナル)、ジウベウト・シウバ(MF・ブラジル代表、アーセナル)に仕事をさせないことが必要となってくるでしょう。
ここでも、デコ(MF・ポルトガル代表、バルセロナ)やエジミウソンとのマッチアップが期待されます。


……では、いずれが勝つでしょうか。
うーん、本当に難しいですね。
なので、今回はあえて結論は出しません。
個人的にはどちらも勝ってほしいですが、どちらかというと、バルサでしょうか。
スペイン勢の優勝がみたいですね。

試合まであと5時間ちょっととなりましたが、早起きしてよかったと思えるような好ゲームを期待しています。


先述の通り、バルサが気をつけなくてはならないのは、アンリです。
by kobo_natsu | 2006-05-17 22:28 | チーム