チャンピオンズリーグ:マドリー×リヨン(05/11/23)の個人的な分析

この記事では、先日のリヨン戦の中での思うところある個々プレーについて、細かく書きたいと思います。

○ 前半4分

・ 左からボールを持って軽くドリブルしたジダンが、右前方のベッカムへサイドチェンジ。
ベッカムは左前方のロビーニョにクロスをあげるが、つながらず、ゴールに結びつかず。

布陣が後退していたため、ジダンはフォールに近づくためには自ら持ち込むくらいしかプレーの選択肢がなかった。
しかし、右前方にポジションをとるベッカムを発見し、珍しく長いボールで攻撃を展開。

この一連のパス回しは長く、鈍牛のようであった。
もちろん、このプレー選択は正解だと思うし、あの時のベッカムのポジショニングはよかったと思うが、私が観たいサッカーとは程遠かった。
長いパスは、ボールを当へ飛ばす分それだけ勢いがついているため、きちんとトラップしてボールを収めなくてはならない。
そうすると、ショートパスを回す時よりもパス出しまでに時間がかかり、必然的に攻撃のリズムは遅くなる。
大展開に、遅いリズム。
個人的に一番嫌いななサッカーだ。

○ 前半13分

・ 左からのジダンのロングスルーパスに反応したロビーニョが俊足で抜け出すが、クリス、クーペと団子状態になり、クリス-クーペのリヨン連合軍の勝ち。
ロビーニョ、ゴールならず。

これは、パスの速さ、質、長さ共によいタイミングだと思った。
これが、ジズー本来の持ち味だ。
彼にしか見えない軌跡にパスを通した。
それに反応したロビーニョもよかった。
ただ、相手がクリス、クーペという、非常に優秀なDF,GKだったことが、不運だった。

○ 前半16分

・ 左からドリブルで上がったジダンが右前方にいたグティに短めのパスを送る。
グティはシュートまで決めるが、クーペに阻まれる。

これも、ジズーの良さが垣間見れたプレーだった。決してすばらしいとはいえないが、輝きを失っている今では、光って見える。
しかし、ジズーの動きや意図をを理解しているグティの方がすばらしい。

○ 何分か忘れた。

・ 左サイドに張っていたマルダが内に絞ってきた。危険を察知したベッカムは、ファウルで止める。イエローカード。
これはこうするしかなかったと思った。
イエローはもらったが、おかげで危険を除去できたため、よいプレーだと思った。
ベッカムはポジショニングや寄せなど、ボールを持たないプレーは上手いと思う。

○ 前半41分

・ PA左前で得たFKをベッカムが右方向へ蹴り、グティが頭で合わせて先制。

グティのヘディングゴールは、めずらしくないですか?
この後、髪が乱れるのも気にせず皆と喜びを分かち合うグティの姿に、彼の選手としての成長振りが見られたような気がした。
昔より苦労が刻まれたその顔は、華やかさは落ちても、以前よりずっとカッコいいと思う。

○ ゴール後

・ グティは、削ってきたチアゴに対し手を上げる。ちょっとした乱闘となる。

ベッカムはなぜか、無実のレベイエールを取り押さえていた。
レ・ブルーの若者を、あんまり手荒に扱わないでください。
ジズーはマドリーで唯一フランス語が出来るくせに、騒ぎの輪から一番遠いところにいた。
後から輪に近づいて、誰かの頭をなでていたが、もう、遅かった。
結局止めたのは、ロベカルや兄貴辺りだった。

後半は、とくになし。

いいところはほとんどありませんでしたが、強いてあげるなら、とにかく前線での展開が悪いです。
もともとウインガーがいないので、サイドアタックには期待できません。
それに加えてリヨンとの中盤の力の差がありすぎるたので、中盤で勝負をすることも出来ませんでした。
あのような時は、前半13分のように、長いボールで繋ぐか、ジダンやグティのひらめきと、ロナウドロビーニョの才能の結晶である、スルーパスからDFの裏への抜け出しを狙うしかないように思いました。

明日のソシエダ戦は、不本意ながらもこれらカウンター的方法でゴールを狙い、しのいで欲しいです。

以上、好き勝手なことばかり書いてスイマセンでした。
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by kobo_natsu | 2005-11-26 12:27 | 試合観戦記