アトレティコ×マドリー(05/10/15 )
立ち上がり、マドリーはジダンに指揮を委ねる。
ジダンは左のロベルト・カルロスを使い、攻撃を展開する。
プレスの効いたアトレティコは、マドリーを自由にさせなかった。
しかしマドリーもパブロ・ガルシアのボール奪取を周りの選手が的確にフォローし、攻撃に繋げる。
ジダンとベッカムはポジションチェンジを繰り返し、バティスタ、ロナウドは下がってボールをもらいにきていた。
両者はコンパクトなスペースで程よい緊張感の中で試合を展開した。
この好ゲームを壊したのは主審がアントニオ・ロペス(DF・スペイン代表、アトレティコ・マドリッド)に対して出したレッドカードだった。
ベッカム、ジダン、ラウールスルーのロナウドと、リズム良くパスをつなぎ、ロナウドがオフサイドを見計らって飛び出したラウールにパスを出した。
その時にラウールを倒したのがアントニオ・ロペスだった。
このPKをロナウドが決め、マドリーが先制した。
左サイドバックを失い、10人になったアトレティコは、左サイドのペトロフ(MF・ブルガリア代表)が左のカバーに入ったことと、カードを恐れてかプレスが緩くなったことにより、マドリーが主導権を握った。
マドリーは、中盤の底のパブロ・ガルシアが左右にボールを振り分け、リズムを作っていた。
優位に立ったマドリーは、機会をうかがうようにゆっくりボールをまわすようになった。
緩いパスに蜂のごとく鋭い反応をみせるアトレティコは、インターセプトから長いボールで、フェルナンド・トーレス(FW・スペイン代表)、ケズマン(FW・セルビア・モンテネグロ代表)の速さを生かした速攻を仕掛けてきた。
数的不利となったアトレティコの攻撃を支えたのはリュクサン(MF・フランス)のボール奪取だった。
後半、ジダンと交替したグティのスルーパスから、ロナウドが追加点をあげたマドリーは、ますます緩い展開となった。
ボールをもった選手に対するフォローや、パスコースを作る動きは、以前に比べて改善されたものの、それらは相変わらずスローペースで進んでいた。
アトレティコは、それでもマドリーを追い回し、隙を見つけてはサイドに侵入していた。
アトレティコに足りなかったものはフィニッシュの精度のように思えた。
終盤、マドリーが無理に攻めずに守りを固め始めても、アトレティコは果敢に挑んでいた。
しかし、攻め込まれるのを恐れたのか、それとも献身的なプレスに体力を消耗したのが、マドリー守備陣を散らすようなパスや動きが出来ないように見えた。
頼みのペトロフも疲弊していたが、最後までゴールにむかう姿勢を見せた。
結局、マドリーはロスタイムにさらに1点追加し、0-3で勝利した。
マドリーは守備に関しては飛躍的な進歩を遂げた。
ボールを奪い、フォローに入るといった一連の動作が確立されていた。
しかし、それは未だパブロ・ガルシアやエルゲラ、セルヒオ・ラモスの1対1の強さに頼ったものに見えた。
攻撃に関しては、連携は改善されたものの、相手を崩すには至っていなかった。
こちらも更なる熟成が必要であろう。
明後日のチャンピオンズリーグ、対ローゼンボリ戦は、サルガド、ロナウドを負傷で欠くようである。
これまでマドリーを牽引してきた二人を欠いた時こそが、変わりつつあるマドリーの真価が問われるのであろう。
ジダンは左のロベルト・カルロスを使い、攻撃を展開する。
プレスの効いたアトレティコは、マドリーを自由にさせなかった。
しかしマドリーもパブロ・ガルシアのボール奪取を周りの選手が的確にフォローし、攻撃に繋げる。
ジダンとベッカムはポジションチェンジを繰り返し、バティスタ、ロナウドは下がってボールをもらいにきていた。
両者はコンパクトなスペースで程よい緊張感の中で試合を展開した。
この好ゲームを壊したのは主審がアントニオ・ロペス(DF・スペイン代表、アトレティコ・マドリッド)に対して出したレッドカードだった。
ベッカム、ジダン、ラウールスルーのロナウドと、リズム良くパスをつなぎ、ロナウドがオフサイドを見計らって飛び出したラウールにパスを出した。
その時にラウールを倒したのがアントニオ・ロペスだった。
このPKをロナウドが決め、マドリーが先制した。
左サイドバックを失い、10人になったアトレティコは、左サイドのペトロフ(MF・ブルガリア代表)が左のカバーに入ったことと、カードを恐れてかプレスが緩くなったことにより、マドリーが主導権を握った。
マドリーは、中盤の底のパブロ・ガルシアが左右にボールを振り分け、リズムを作っていた。
優位に立ったマドリーは、機会をうかがうようにゆっくりボールをまわすようになった。
緩いパスに蜂のごとく鋭い反応をみせるアトレティコは、インターセプトから長いボールで、フェルナンド・トーレス(FW・スペイン代表)、ケズマン(FW・セルビア・モンテネグロ代表)の速さを生かした速攻を仕掛けてきた。
数的不利となったアトレティコの攻撃を支えたのはリュクサン(MF・フランス)のボール奪取だった。
後半、ジダンと交替したグティのスルーパスから、ロナウドが追加点をあげたマドリーは、ますます緩い展開となった。
ボールをもった選手に対するフォローや、パスコースを作る動きは、以前に比べて改善されたものの、それらは相変わらずスローペースで進んでいた。
アトレティコは、それでもマドリーを追い回し、隙を見つけてはサイドに侵入していた。
アトレティコに足りなかったものはフィニッシュの精度のように思えた。
終盤、マドリーが無理に攻めずに守りを固め始めても、アトレティコは果敢に挑んでいた。
しかし、攻め込まれるのを恐れたのか、それとも献身的なプレスに体力を消耗したのが、マドリー守備陣を散らすようなパスや動きが出来ないように見えた。
頼みのペトロフも疲弊していたが、最後までゴールにむかう姿勢を見せた。
結局、マドリーはロスタイムにさらに1点追加し、0-3で勝利した。
マドリーは守備に関しては飛躍的な進歩を遂げた。
ボールを奪い、フォローに入るといった一連の動作が確立されていた。
しかし、それは未だパブロ・ガルシアやエルゲラ、セルヒオ・ラモスの1対1の強さに頼ったものに見えた。
攻撃に関しては、連携は改善されたものの、相手を崩すには至っていなかった。
こちらも更なる熟成が必要であろう。
明後日のチャンピオンズリーグ、対ローゼンボリ戦は、サルガド、ロナウドを負傷で欠くようである。
これまでマドリーを牽引してきた二人を欠いた時こそが、変わりつつあるマドリーの真価が問われるのであろう。
by kobo_natsu
| 2005-10-18 01:22
| 試合観戦記