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ジダンによる、フェロー諸島戦の分析と、アイルランド戦への課題(05/9/5)

◎ ジダン、水曜決戦に意欲をみせる。

ジダンはメディアに対し、フェロー諸島戦の勝利の喜びを語り、水曜に行なわれるアイルランド戦への意気込みを話したそうだ。

フェロー諸島戦については、もっと得点を奪えたはずだが、3-0というスコアは悪くないと、話したそうだ。

アイルランド戦については、フェロー諸島戦でたくさんチャンスを作れたことは好材料だが、アイルランド戦では、フィニッシュの精度を高くする必要があると課題を明らかにしたそうだ。
そして、アイルランド戦の展望としては、アグレッシブに試合を運び、早い時間に先制したいと語ったそうだ。

■ 確かにフェロー諸島戦は、フィニッシュが決まらない場面が多く見受けられましたが、全体にはとてもいい雰囲気で試合を運んでいるように見えました。ピッチの選手はもちろん、ベンチにいる選手の結束さえ感じられ、チームが一丸となって試合を運んでいるように感じられました。

私の見る限り(しかし、ドラゴン龍mayuさんも、同様の見方をされていました。)、基本は左はサニョール(DF・バイエルン・ミュンヘン)、右はマルーダ(MF・リヨン)のサイド攻撃が主体で、前線に上がると、ジダンにボールが渡され、彼の素早い判断とパスワークにより攻撃に変化が付けられていました 。

マルーダ、サニョールの両サイドアタッカーは、単にライン際を上がり下がるするだけではなく、内に絞り、外に張り出しと必要に応じて柔軟に対応していました。
彼らの緩急を付けた攻撃は、そのままフランスの攻撃のリズムを作り、速攻と遅攻を巧みに組み合わせた魅力的なサッカーを展開していました。
そしてそれは、フェロー諸島のプレスが緩く、多くのスペースを与えられたことも相まって、効果的に働きました。

ただ、ジダンも、マドリーにいるときのように前に張り付いているばかりではなく、下がってボールをもらいに行き、積極的に前に進んで行くなど、最近のジダンでは考えられないほどよく走っていました。
更に、ジダンと同様に中央で重要な役割を果たしたのはマケレレ(MF・チェルシー)。
彼も又、中央でボールに変化をもたらし、相手を翻弄していました。
この日マケレレとコンビを組んだビエラ(MF・ユベントス)は、以前とは別人のように生き生きとボールを奪取し、前に駆け上がっていました。その姿は世界最高のボランチと呼ばれるに相応しいものでした。
ペドレッティ(MF・リヨン)とコンビを組んだときとは別人のようなビエラをみて、ビエラはひょっとすると、マケレレに恋しているのではないかと錯覚するほどでした。
しかし、マケレレに恋していたのはビエラだけではなかったようで、ジダンも同様に、マケレレと息のあったパス交換をみせていました。
何かと話題のフート(DF・ドイツ代表、チェルシー)も、昨季のCLにおいて、マケレレの後ろについて行っていたようで(詳しくは、jumpinさんの記事をご覧下さい。)、色気よりも親しみやすさを感じる方が多いマケレレのどこに、何人ものフットボーラーを魔性的に惹きつける魅力があるのかと少し不思議でした。

あのプレーに惹きつけられるのなら、話はわかるのですけどね。
この3人からは、畏敬の念ではなく、恋愛的スキスキオーラが出ていると感じるのは、私だけでしょうか…。
マケレレは、クラブでも代表でもモテモテなのですね。
この話は私の勝手な想像ですので、くれぐれも鵜呑みにしないようにしてくださいね!フートについてはよくわかりませんが、ジダン、ビエラ、マケレレは、それぞれ素敵な家庭をお持ちですので…。

まぁ、マケレレで話を広げるのはこのくらいにして、アイルランド戦に話を戻すと、ジダンの言うとおり、決定機で確実に決めることと、中盤でのせめぎ合いに負けないことが重要と思われます。
アイルランドは、フェロー諸島と違って、あまりスペースを与えてくれないと思われますので、とにかく中盤で競り負けないことが大切なのでしょうね。

明日の試合は観られませんが、どうか勝利してくれることを願います。