(バカ)FW列伝

以前、「キーパーは本当にアホなのか」という命題に挑んだ筆者。
今回は、世間の学生さんが夏休みということもあり、自由研究気分(?)で「FWはバカなのか」という命題に挑むことにしました。
バカとアホは似て非なるものであり、ファーポコのjumpinさんは、アホは人間的、バカは動物的と分析されています(ポジションとその適性についてより)。

そこで、

・ FWはバカ(あるいは獣的)なのか

という1点に絞り、独断と偏見により、検証をしていきたいと思います。
要件が1つしか挙げられない辺り、すでにグダグダになる予感がしないでもないですが…。
気を取り直してやってみたいと思います。

《 サンプル 1 》

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アンドリー・シェフチェンコ(ウクライナ代表、AC.ミラン)
1976年9月29日生まれ
身長/体重:183cm/73kg





シェバは人格者として知られ、昨年バロンドールを受賞した時も賞金を故郷・ウクライナの恵まれない子供達のために使うと言っていました。
彼の活躍は、世界中で知られ、今や彼は、ウクライナの英雄です。

c0040315_16214898.jpgしかし、ピッチ上のシェバは、相手DFの嫌がるところを巧みについてきます。
そのDFを抜く一瞬のスピードと、強靭な肉体により、激しいプレスを跳ね除ける様は、まるで手の付けられない獣のようです。

また、交代を命じられるのがキライで、昨季も途中交代を命じられた際には、いつも穏やかなシェバにしては珍しく、(監督に対し、その交代は素晴らしいアイデアであるという)イヤミをこめて拍手をしながらピッチを後にしたそうです。
この交代嫌いは、子供の頃からのことだそうで、交代を命じられると、嫌がって逃げ回っていたそうです。
その様は、まるでご機嫌で散歩に出た犬が、飼い主に逆らって帰りたがらない様を思わせます。

また、今では品行方正で知られるシェバですが、18歳の頃はタバコを1日40本も吸っていたほどのワルだったそうで、当時シェバを指導していた監督の地道な説得により、更正したそうです。
シェバは後に、このときの監督の説得がなければ、間違いなく裏の世界に転落していただろうと語っていたそうです。
この様子は、さながら机の上のボールペンや消しゴムをかじる飼い犬をしつけるようです。
ちなみにこのような場合、対処法としては、犬がかじるものに市販のしつけ用の苦い薬(天然成分)を塗っておくのですが、薬を塗らずに諭すのみで更正したシェバは、かなり賢い犬だと言えるでしょう(ファンの方、ゴメンナサイ…。でも、筆者もシェバ好きです。)。

結論: シェフチェンコはバカではないが、飼い犬系の獣で、しつければ更正するので、監督は扱いやすい。FWとしては良いとこどりの理想系である。


《 サンプル 2 》

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クラウディオ・カニーヒア(元アルゼンチン代表)
1967年1月9日生まれ
身長/体重:175cm/67kg



カニーヒアは、快速ウインガーとして名をはせましたが、技術やゴールへの嗅覚にも優れ、ゴールを量産した選手です。
憧れの人であるマラドーナとの相性が抜群で、コンビプレーが冴えていました。
しかし、ワガママでかんしゃく持ちのため、行く先々で争いの耐えないトラブルメーカーとしても有名でした。

まず、憧れのマラドーナに倣い(?)、93年AS.ローマ時代にコカインを吸引。13ヶ月の出場停止処分を喰らいました。
この辺り、ボスザルの言うことには忠実な、サル山の下っ端サルを思わせます。

さらに、98年のW杯予選の最中、靴屋さんの値札を張り替えて逮捕され、そのまま代表落ちとなってしまいました。
この出来事からは、欲しいものは、どんな手段を使っても奪いにかかる、日光のいろは坂のサル的なものが伺えます。
ただ、いろは坂のサルとの違いは、いろは坂のサルは、観光客のものを奪ってから捕まるというヘマはしないということでしょうか。

さらに、奇跡的に代表に復帰した2002年W杯、グループリーグにおける、対スウェーデン戦。
ベンチにいたカニーヒアは、暴言を吐き、前半47分で退場となってしまいました。
この話については、ご存知の方も多いと思います。
ここからわかるのは、ボスザル(マラドーナ?)が去り、あの頃から少し昇進したかつての下っ端ザル、カニーヒアが、サル山で調子に乗りすぎて、飼育係(審判)に引導を下された、ということでしょうか。

結論: カニーヒアは、ネタに事欠かないバカであり、獣にしては少し弱めの、サル系の獣である。上手くあやせばなつくが、サル特有の予想外の行動に、監督は頭を抱えることになる。

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「生え際の変化については、触れないでくれ。」








《 サンプル 3 》

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ロマーリオ・ジ・ソウザ・ファリア(元ブラジル代表)
1966年1月29日生まれ
身長/体重:168cm/70kg






ロマーリオは世界最高のストライカーと謳われたほどの名選手で、94年W杯当時、彼のプレーはサッカーゲームのようだと言われていました。
つまりこの言葉は、彼のプレーは、ゲームの中でこそ可能で、現実にはありえないということを意味しています。
スピードとテクニック、そしてイマジネーションと決定力など、あらゆる優れたものの融合系がロマーリオであるといえると思われます。

アルゼンチンの横綱がカニーヒアなら、ブラジルの横綱はロマーリオといっても良いくらいに彼もまた、トラブルメーカーでした。
まず、当時代表で2トップを組んでいたベベトと仲が悪く、飛行機の座席を隣り合わせることを拒否したほどでした。
しかし、試合になれば、きちんとベベトをアシストするなど、意外にも仕事には私情を挟まない人であったようです。
このことから、ロマーリオは、気に入らないものを威嚇し、群れで行動することをしない、トラであることが伺えます。

また、94年W杯前の合宿かW杯予選か本大会か、記憶が曖昧で申し訳ないのですが、本能のままに行動する獣・ロマーリオには、常に愛人がいて、その時も代表で団体行動をしているにもかかわらず、宿泊先のホテルに、愛人を連れ込んでいました。
ロマーリオのスキャンダルを追求するため、宿泊先のホテルの前には報道陣が多数押し寄せ、ロマーリオはホテルに缶詰状態となっていました。
その時、業を煮やした獣・ロマーリオは、ホテルの窓から、報道陣めがけて、おしっこをしたのです(本当に汚くてスイマセン…)。
この話を聞いた私は、子供の頃、動物園に行った時にトラのオリの前に、このような看板があったのを思い出しました。

「よいこのみんなへ
ぼくは、みんなにむかっておしっこをひっかけることがあります。
だから、ぼくをみるときは、きをつけてね!」

トラは、見に来た人に向かっておしっこをひっかけるのです。私は幸い、被害にあったことはありませんがロマーリオを見に(取材)に来た報道陣は、見事に被害にあってしまいました。
ロマーリオの行動様式は、トラと同じようです。

結論: ロマーリオは理性のないバカであり、獣としては強いトラ系の獣である。
監督としては扱いに手こずるし、なかなかなつかないが、ドゥンガ(元ブラジル代表の名ボランチ。94年W杯優勝の立役者)のようなイリュージョニスト(?)を雇えば、ホワイトタイガーのように手なずけることも可能と思われる。


これらを総合すると、

Fwはバカ(あるいは獣)的なのか
→ バカであるかは個人差があるが、獣としての力の強弱や賢さに差はあるにしても、みな獣的である。

パート1がそこそこ当たったから、調子に乗ってパート2をつくり、撃沈するという、ハリウッド映画王道のパターンを踏んでしまいました…。
やはり、才能がない場合はおとなしくしておくべきですなぁ…。
またもや長い記事を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
しばらく旅に出ます(ウソ)。
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by kobo_natsu | 2005-07-31 16:24 | 選手