ビジャレアル×レアルマドリッド(09/09/23)

キックオフから2分も経たないうちに、マドリーにファーストゴールがもたらされた。
右サイドからドリブルで持ち込んだクリスティアーノ・ロナウドが、そのまま低い弾道のシュートを打ったのだ。
しかしながら、1点を追うビジャレアルは、その後も比較的冷静に試合を運ぶ。

ビジャレアルは、左右にボールをふり、マドリーの布陣を崩すことでゴールに近づこうとしていた。対するマドリーは、縦への意識が強く、ドリブルまたはスルーパスを多用し、DFの隙間を縫う。
そのため、ボールの弾道がそれぞれ、ビジャレアルは横に長い三角、マドリーは縦に長い三角を描いていた。
そのボールの弾道は、そのままそれぞれのチームの状態を表しているようにも見えた。

ボールを横に振ることで相手を崩そうとするビジャレアルの攻め上がりは、組織力の強さを感じさせたか、フィニッシュの精度を欠く。
対するマドリーはドリブルやスルーパスなど、個人の技量によるプレーが目立った。それらは主に、クリスティアーノ・ロナウドや、カカによるものであった。あくまで私見であるが、彼らはそれぞれにドリブルとスルーパスを持ち味としているように思われる。しかしながら、彼らのアイデアは、チームメイトには浸透しておらず、彼らそれぞれがゴールへの渇望を糧にプレーをしているようにしか見えなかった。

この試合のマドリーの中盤は、ガゴとグティであった。
それぞれに、攻撃的素養の高いコンビであるが、この試合ではガゴに対し守備的に振舞うよう支持されているように見えた。ガゴは以前に比すると辺りの強さを感じさせたが、守備のスキルに関しては未熟だった。
相手をなぎ倒しては、カードをもらいかねない様相であった。

試合はその後、カカがPKを決め、0-2でマドリーが開幕から4連勝をキープできた。
試合には勝てたものの、チームとしての安定感には乏しかった。

マドリーが、安定した強さを発揮するには、この試合のスコアラーであるクリスティアーノ・ロナウド、そして、カカの意図を周りの選手が汲むのか、または彼ら二人が回りの選手を如何に使いこなす必要があるように見受けられた。
カカはともかく、クリスティアーノ・ロナウドは、周りが彼に合わせることが必要な選手であるように思われるため、効率よくマドリーの組織力を高めるには前者の戦略が有効である様に思われた。
次節以降の動向に期待したい。
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by kobo_natsu | 2009-09-24 21:48 | 試合観戦記