レアルマドリッド×デポルティボラコルーニャ(09/08/29)
ご無沙汰していてすいません。
みなさま、お元気でしたでしょうか。 私はなんとか元気にやっております。
決して、フロレンティーノ・ペレスが好きなわけではないのですが、なぜかペレスが辞めてから筆が進まなくなっていました。
ペレスがマドリーの会長に復帰したからというわけではないのですが、今シーズンは、3シーズンほどサボってきた分、少しずつでも書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
スタメン
マドリー
GK:カシージャス(スペイン)
DF:アルベロア(スペイン)
アルビオル(スペイン)
ガライ(アルゼンチン)
マルセロ(ブラジル)
MF:ラサナ・ディアラ(フランス)
シャビ・アロンソ(スペイン)
カカ(プラジル)
ラウール(スペイン)
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
FW:ベンゼマ(フランス)
デポル
GK:アランスビア(スペイン)
DF:ラウレ(スペイン)
ゼ・カストロ(ポルトガル)
アルベルト・ロボ(スペイン)
フェリペ・ルイス(ブラジル)
MF:ジュカ(ブラジル)
ファン・ロドリゲス(スペイン)
アルバレス(スペイン)
グアルダード(メキシコ)
バレロン(スペイン)
FW:リキ(スペイン)
09-10シーズンの開幕を告げる始球式のキッカーは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)だった。
つい先日、マドリードから遠く東のベルリンにおいて、人類史上最速となったばかりのこのマドリディスタを招く辺り、いかにも成金的マーケティングを好むペレスらしいと感じた。
立ち上がりのマドリーは、シーズンオフの活発な移籍により新しくなったチームらしく、コンビネーションが手探りであった。個々の能力は高いはずであるが、それぞれがどう持ち込めばよいのか分からず、パスの1つ1つに迷いが感じられたように思われた。
対するデポルは、やや引き気味ながらも、マドリーの攻守に合わせて器用に布陣を伸縮。中央のバレロンは、ワンタッチで相変わらずいいボールを出していた。彼の足は、まるでクッションで出来ているかのように、ボールの勢いを吸い込んでいた。
やや引き気味であるため、攻撃に転じる際の手数は少ない。しかしながら、前線の選手の、出たパスへ巧みなフォローが少ないチャンスをモノにしてた。それはまるで、怪我や新加入選手により連携が不慣れなマドリーDFの組織力を見越しているかのような戦いぶりであった。
個々の能力が必要以上に高い攻撃陣に対しては、枚数を増やした守備を。
組織力が成長途上の守備陣に対しては、少ない手数で効率の良い攻撃を。
デポルのサッカーは、よく練られていたようにみえた。
マドリーの守備陣が未完成であることはやむを得ないことである。
その守備陣に代わり、中盤の底のラサナ・ディアラ、シャビ・アロンソが、ラインを上げ下げしてスペースをコントロールしているように思えた。
その影響か否か、選手の持つ素養からすると本来は、ラサナ・ディアラはボール回収役、シャビ・アロンソはボール配給役であると思うが、その役割は流動的で、時機に応じていずれかがいずれの役回りをこなしていた。
そのせいであるのか、この試合では、それぞれの持ち味は、あまり生かされていないように見えた。
この試合で、これからのマドリーのスタイルを感じさせるプレーが、マドリーの1点目から見受けられた。
前半26分のことだ。
右でボールを受けたカカが軽く持ち込み、デポルのDFラインの裏をつくパスを出す。
それをベンゼマがオフサイドにならないように注意しながらDFラインの後ろに出る。
ボールを受けたベンゼマがシュートを放つが、何かに弾かれる。
それを押し込んだのは、カピタンのラウール。
それまでのマドリーは、比較的空いているサイドからの攻撃が多かった。しかし、デポルDFは中央を固めつつも、サイドですら隅々と守備の網をしいていた。シュートを打てる角度を与えてはなるまいと、デポルはのりしろ程度にしかならないようなタッチラインが迫る場所に、マドリーを追い込んだ。
このような場合には、やはり中央で勝負を仕掛け、相手を崩すことが必要と思われた。
カカのパスからゴールに至るまでの一連のプレーは、まさにその打開策のサンプルとしてふさわしいものであったように見えた。
結果として、3-2でマドリーは勝利を収めた。
緒戦にしては、それほど悪い試合とは思わなかったが、何かが足りない。
何かが足りないまま、個々の選手の連絡が分断し、悲しい歴史を繰り返すことだけは避けてほしいものである。
スコア
☆ レアル・マドリッド VS デポルディボ・ラコルーニャ 3-2
前25分:ラウール(スペイン)
前29分:リキ(スペイン)
前34分:クリスティアーノ・ロナウド(PK)(ポルトガル)
後 1分:バレロン(スペイン)
後15分:ラサナ・ディアラ(フランス)
みなさま、お元気でしたでしょうか。 私はなんとか元気にやっております。
決して、フロレンティーノ・ペレスが好きなわけではないのですが、なぜかペレスが辞めてから筆が進まなくなっていました。
ペレスがマドリーの会長に復帰したからというわけではないのですが、今シーズンは、3シーズンほどサボってきた分、少しずつでも書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
スタメン
マドリー
GK:カシージャス(スペイン)
DF:アルベロア(スペイン)
アルビオル(スペイン)
ガライ(アルゼンチン)
マルセロ(ブラジル)
MF:ラサナ・ディアラ(フランス)
シャビ・アロンソ(スペイン)
カカ(プラジル)
ラウール(スペイン)
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
FW:ベンゼマ(フランス)
デポル
GK:アランスビア(スペイン)
DF:ラウレ(スペイン)
ゼ・カストロ(ポルトガル)
アルベルト・ロボ(スペイン)
フェリペ・ルイス(ブラジル)
MF:ジュカ(ブラジル)
ファン・ロドリゲス(スペイン)
アルバレス(スペイン)
グアルダード(メキシコ)
バレロン(スペイン)
FW:リキ(スペイン)
09-10シーズンの開幕を告げる始球式のキッカーは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)だった。
つい先日、マドリードから遠く東のベルリンにおいて、人類史上最速となったばかりのこのマドリディスタを招く辺り、いかにも成金的マーケティングを好むペレスらしいと感じた。
立ち上がりのマドリーは、シーズンオフの活発な移籍により新しくなったチームらしく、コンビネーションが手探りであった。個々の能力は高いはずであるが、それぞれがどう持ち込めばよいのか分からず、パスの1つ1つに迷いが感じられたように思われた。
対するデポルは、やや引き気味ながらも、マドリーの攻守に合わせて器用に布陣を伸縮。中央のバレロンは、ワンタッチで相変わらずいいボールを出していた。彼の足は、まるでクッションで出来ているかのように、ボールの勢いを吸い込んでいた。
やや引き気味であるため、攻撃に転じる際の手数は少ない。しかしながら、前線の選手の、出たパスへ巧みなフォローが少ないチャンスをモノにしてた。それはまるで、怪我や新加入選手により連携が不慣れなマドリーDFの組織力を見越しているかのような戦いぶりであった。
個々の能力が必要以上に高い攻撃陣に対しては、枚数を増やした守備を。
組織力が成長途上の守備陣に対しては、少ない手数で効率の良い攻撃を。
デポルのサッカーは、よく練られていたようにみえた。
マドリーの守備陣が未完成であることはやむを得ないことである。
その守備陣に代わり、中盤の底のラサナ・ディアラ、シャビ・アロンソが、ラインを上げ下げしてスペースをコントロールしているように思えた。
その影響か否か、選手の持つ素養からすると本来は、ラサナ・ディアラはボール回収役、シャビ・アロンソはボール配給役であると思うが、その役割は流動的で、時機に応じていずれかがいずれの役回りをこなしていた。
そのせいであるのか、この試合では、それぞれの持ち味は、あまり生かされていないように見えた。
この試合で、これからのマドリーのスタイルを感じさせるプレーが、マドリーの1点目から見受けられた。
前半26分のことだ。
右でボールを受けたカカが軽く持ち込み、デポルのDFラインの裏をつくパスを出す。
それをベンゼマがオフサイドにならないように注意しながらDFラインの後ろに出る。
ボールを受けたベンゼマがシュートを放つが、何かに弾かれる。
それを押し込んだのは、カピタンのラウール。
それまでのマドリーは、比較的空いているサイドからの攻撃が多かった。しかし、デポルDFは中央を固めつつも、サイドですら隅々と守備の網をしいていた。シュートを打てる角度を与えてはなるまいと、デポルはのりしろ程度にしかならないようなタッチラインが迫る場所に、マドリーを追い込んだ。
このような場合には、やはり中央で勝負を仕掛け、相手を崩すことが必要と思われた。
カカのパスからゴールに至るまでの一連のプレーは、まさにその打開策のサンプルとしてふさわしいものであったように見えた。
結果として、3-2でマドリーは勝利を収めた。
緒戦にしては、それほど悪い試合とは思わなかったが、何かが足りない。
何かが足りないまま、個々の選手の連絡が分断し、悲しい歴史を繰り返すことだけは避けてほしいものである。
スコア
☆ レアル・マドリッド VS デポルディボ・ラコルーニャ 3-2
前25分:ラウール(スペイン)
前29分:リキ(スペイン)
前34分:クリスティアーノ・ロナウド(PK)(ポルトガル)
後 1分:バレロン(スペイン)
後15分:ラサナ・ディアラ(フランス)
by kobo_natsu
| 2009-08-30 08:45
| 試合観戦記