「エキサイト公式プラチナブロガー」スタート!
ここ数年、取り付く島のないほどの強さを見せていたバルサに、ほころびが見え始めてきた。そんなバルサを巧く攻略したクラブが2つある。セルタとレバークーゼンだ。
この2つのクラブが用いたのは、スペースを消し、プレスをかけ、ボールを奪ったら、布陣ごと攻め上がること。まるでクロップ監督時代のドルトムントの様な、鮮やかなゲーゲンプレスだ。

しかもこれは、中盤の構成力がやや落ちている今季のバルサには、物理的機能にはもちろん、メンタルにも効果覿面であった。中盤の支配権を奪われたバルサは、戦う気力を落としていく。セルタ戦で大量失点したのも、セルタの戦術がバルサのメンタル面に作用したのではないかと思われる。

だが、レバークーゼンについては、攻略は出来たものの、結果には繋がらなかった。バルサは、80分まではセルタ戦とほぼ同じくメンタルをやられていたが、83分にセルジ・ロベルトがゴールを押しこ
んでから、メンタルを回復し始めた。
最後はスアレスの力技で、バルサがたった10分で試合をものにしてしまった。

これらを踏まえると、バルサ攻略のカギは、機能的に封じることも必要だが、それ以上に、個の力で打開させないほどに、メンタル面を封じることも必要になるのであろう。

今後、どのクラブが、またはマドリーがクラシコにおいて、どうバルサを攻略するのか、怪我で離脱しているメッシの代わりに右に入っているムニールやセルジ・ロベルトといった、バルサの新鋭のプレーと共に注目である。


[PR]
# by kobo_natsu | 2015-09-30 09:09 | チーム
FIFAの収賄疑惑について連日報道されてますが、捜査に乗り出したのはアメリカの司法省という組織です。これは、今回の摘発がアメリカのFCPA(The Foreign Corrupt Practices Act 連邦海外腐敗行為防止法)という法律に基づくものであるからと思われます。FCPAとは、外国の公務員に対する贈賄行為を禁止する法律で、日本では不正競争防止法という法律の中の条項の1つに類似の規定があります。
この法律のすごいところ(怖いところ?)は、アメリカの法律であるにもかかわらず、広く他国にも影響するという点です。
たとえば、インドネシアで、中国の公務員に対して賄賂を渡した場合でも、この法律で罰せられます(「域外適用」といいます。)。ただ、1つ条件があって、賄賂を渡した会社や個人が、アメリカの会社、アメリカで上場してる会社もしくはアメリカに子会社などの関連会社を持つ会社であること、個人の場合は、アメリカ市民、国民または居住者であることが必要になります。
日系企業には、アメリカに関連会社を持っている会社が多数あるので、このような日系企業には、気をつけなくてはならない法律になります。実際、このFCPA違反で捕まってしまった日系企業はいくつかあり、有名なところでは、ブリジストン、丸紅でしょうか。

本件の調査の端緒となった事案は、アメリカの某スポーツウエアメーカーが、1996年に南米のとある国のサッカー協会とサプライヤー契約を締結したときに、不必要なお金が動いたのではという疑惑なのだそうです。ちなみに、サッカー協会というのは国家組織ではなく民間団体なのだそうで、このままでは、FCPAは適用されません。
どうやら、スポーツウエアメーカーからサッカー協会へ支払われたお金の一部がFIFAの関係者流れるという形で、贈賄行為を行ったのではないかと見られているそうです。すなわち、スポーツウエアメーカーとサッカー協会間の取引が、マネーロンダリングに使われたという疑いがあるみたいですね。これは憶測になりますが、FIFAの職員は公務員とみなされ、FCPAが適用されたのだと思われます。
スポーツウエアメーカーから直接FIFAの関係者にお金が渡されていなくても、FCPA違反になるのかという疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、間接行為でも違反になります。実際ブリジストンは、仲介を頼んだ現地エージェントが、ブリジストンが知らないところで勝手に賄賂を渡していたにも関わらず、有罪になりました。これがFCPAの怖いところです。
ちなみにこのスポーツウエアメーカーは、FIFAの汚職報道後すぐに、疑惑を否定する声明を出しているそうです。

このスポーツウエアメーカー、私の愛する某チームのサプライヤーでもあるので、なんとか関与してないといいのですがね。

※ まだ調査が始まったばかりで情報も少ないので、齟齬があれば、随時更新します。

[PR]
# by kobo_natsu | 2015-06-02 11:32 | ニュース
今、私が一番好きな選手である、ケビン・ガメイロ。背は小さいけど、スピードとテクニックがあり、とても勘がよい選手です。ゴール前でのポジショニングが良く、ゴールもアシストも出来る。相手DFに前線からプレスをかけ、貪欲なまでにボールを追いかけ、ボールを持ったら相手DFの守備の網を切り裂くかのように、ゴール前に切れ込むその姿は、獰猛なキツネ、ケモノそのものです。

10-11シーズンまで在籍したロリアンでは、2年連続リーグアン得点ランク2位という実績を積み、鳴り物入りで移籍市場に出されたはずでした。さかし、獲得に名乗りを上げていたビジャレアルやバレンシア等のスペインのクラブが、軒並み財政難のため獲得を断念し、最終的には当時カタールのファンドがオーナーに変わり、潤沢な資金を得たばかりのパリ・サンジェルマン(以下「PSG」)がガメイロを獲得しました。
一部には、ガメイロがスペインに行かずにフランス国内にとどまったのは、当時フランス代表監督であったブランからの、国外よりも国内にとどまる方がプレーの機会が増え、代表にも選ばれやすくなるだろうという助言によるものだという話もありましたが、結果的には逆の結論になってしまいました。

もともとPSGのオーナーであるアル・ケラフィ氏の意向ではなく、当時PSGの監督であったコンブアレが獲得を熱望したガメイロは、2011年の冬の移籍市場でコンブアレが解任されると、状況が悪くなりました。ガメイロの様なパサーを必要とするFWを好まないアンチェロッティは、オアロや後に獲得したイブラヒモビッチを1トップに据え、ガメイロは控えに回る日々が続きました。出場時間が減ったガメイロは、ゴール数も振るわず、2011年秋を最後に、代表から遠ざかりました。

2013年、アンチェロッティがマドリーに行ったのと同時に、ガメイロもめでたくスペインのチーム、セビージャに移籍する事が出来ました。2012年のEURO出場を目指してPSGに移籍したが叶わず、今度こそ代表での国際舞台を踏めるかと思われましたが、セビージャでのプレーぶりも、代表のライバルであるベンゼマ、ジルー、レミなどを凌ぐには至らず、2014年W杯に出場することができませんでした。
14-15シーズンは、序盤こそ怪我で出遅れたものの、後半はロリアン時代を思わせるようなケモノぶりを発揮したり、サイドからクロスを上げるなど、ユーティリティ性が向上しました。ガメイロの動きが、ゴール前のアイデアを創造的にするようになったように思います。スタメンで出るよりも、途中出場の方がゴール率が高いというのは、ベンチが定位置になってしまったPSG時代の名残なのでしょうか、要らぬ「習慣」が身に付いてしまいました。

本来のプレーを取り戻し、ELを制し、そしてCL出場権を得た今、来季こそは、スタメンで出てもゴールを決めて、3度目の正直で2016年のEUROに出場してほしいものです。

[PR]
# by kobo_natsu | 2015-06-01 11:31 | 選手
何か話をしたくても語る言葉が出てこない、というのはよくある事で、語る言葉が出て来なくなり、ブログが墓場状態になった。その後ツイッターを始めて、再び144文字で語る言葉なら出てくるようになったけど、結局また、うまく言葉が出て来なくなって、しょうもない日常の事が大半を占めるようになってしまった。
どなたかのツイートで目にしたのだが、最初のころ、あれだけ夢中になって書いていたブログやツイートが、時が経ちフォロアーや読者が増えるほどに書きづらく、無難な内容に終始するようになり、やがてつまらなさを感じてしまい止めてしまう状況が、テレビの深夜番組で人気を博し、その後ゴールデンに進出したが、大衆受けを狙うあまり面白くなくなり、視聴率が低迷して終わるという番組のサイクルのようだというのは、まさにその通りだと思う。
興味を持ってくれる方が増えるのは大変有難いことである。しかし、人目を気にすると、途端に内容がつまらなくなり、自分自身もつまらなくなってしまうのだろう。
今年の1月で、ほとんど更新してないブログが10周年を迎えたのを機に、改めて原点に帰り、人目を気にせず書きたい事をツイッターやブログにアップし、そしてサッカーと素直に向き合い、ブログも月1回程度は更新しようかと思っているが、果たしてどうなるか。
ツイッター上で実際にお会いして、リアルに友達になっている方がいる今、前のようにカッコつけたブログを見られるのがとても恥ずかしいということが、更新を滞らせていた理由の一つであった。しかし、今一度、その羞恥心をかなぐり捨てて見ようと思う。
おそらくそれが、私にとっては、自分が自分である事を確立するための手段の1つであるからだと思うから。

ここまで、私の蹴球生活が充実したのは、他の誰でもない私の大切な友人のおかげ。改めてありがとう、jumpin画伯!

もし、まだのぞきに来てくださる方がいらしてたら、ほんとにありがとう。これからもよろしくお願いします。

[PR]
# by kobo_natsu | 2015-06-01 10:12 | 蹴球生活
W杯が始まる前から何かと騒がしいレブルーではあるが、ナスリ(MF・マンチェスター・シティ)が代表選出から漏れた理由は、客観的・戦術的にはこう見える。

レブルーはブラン監督の時代から、中盤の底の組み合わせに苦慮していた。しかし
、ようやく3月のオランダ戦で試したマテュイディ(MF・パリ・サンジェルマン)、キャバイェ(MF・パリ・サンジェルマン)、ポグバ(MF・ユベントス)のトリボーテがよく機能する事が分かった今、おそらくレブルーは4-3-3を基本布陣としてW杯に臨むものと思われる。
しかしながらナスリは、W杯予選で何度か起用された4-3-3のトリデンテの左サイドをうまくこなすことが出来なかった。1トップのベンゼマとは、例えば4-2-3-1のトップ下の様に、縦関係の方が互いに
やりやすい様に見受けられるのだ。
他方、3月のオランダ戦においてトリデンテの左サイドとして先発起用されたグリ
ーズマン(FW・レアル・ソシエダ)は、ベンゼマの空けたスペースを良く埋め、パスの出し手としても受け手としても、よく馴染んでいた。この試合でグリーズマンは、リベリ(MF・バイエルン・ミュンヘン)のバックアッパーとして及第点が得られたのだろう。
ナスリが優れた選手であることには疑いはないが、今回の戦術・システムにおいて
は、グリーズマンの方が適していると判断されたものと思慮される。監督であるデシャンとの確執については、付随的な原因に過ぎないだろう。

他方右サイドについて、攻撃陣最後の1席を争い、敗れたガメイロ(FW・セビージ
ャ)についてはどうか。
こちらについては、純粋なセンターFWであるガメイロよりも、右サイドもセンター
もこなせる上、他のニューカッスル所属の選手との連携も見込めるレミ(FW・ニューカッスル)が、ヴァルブエナ(MF・オリンピック・マルセイユ)のバックアッパーとして適していると判断されたのであろう。レミは、デシャンがマルセイユを率いていた時に当該クラブでプレーしていたため、その点においても勝手知ったるレミを選んだのではないかと思われる。
もう少しガメイロが、右サイドをこなせるようになっていれば、もしくはゴール数
を上げていれば、レミに代わり選ばれていたかもしれないだろう。

しかしながら今回のフランス代表においては、交代によって流れを変えられる選手
が見当たらないように思われる。
基本布陣が1トップとなるため、ベンゼマ(FW・レアル・マドリード)をスタメン
で起用し、その役割をジルー(FW・アーセナル)に担わせようとしているのだろうが、彼はスピードに乏しく、ポストやパスにより流れを作りながらゴールを上げるタイプの選手であるため、
途中から出場するよりは、スタメンで起用して長時間プレーさせた方が、本来の力
を発揮できるタイプである様に思われる。
他方ガメイロは、スピードがあり、パスも自ら持ち込むこともできるため、疲労がたまる時間帯にそのスピードで相手に脅威を与えるジョーカーとして有効であろう。

以上は、私的な憶測に過ぎず、また、W杯で親善試合通りにレブルーがどのように機能する保証もない。
しかしながら、ようやく形を見つけつつあるチームへの期待は膨らむばかりである。
本番での弱さは覚悟しつつも、2年前のEUROからの成長が感じられる試合を期待したい。
[PR]
# by kobo_natsu | 2014-05-19 17:57 | チーム
イタリアは強い

原文

2006年7月9日の夕方、ファビオ・カンナバーロは夜空にW杯トロフィーを掲げた。
「我々選手は、たくさんの幸運に恵まれている。」前イタリア代表キャプテンは言った。
「今度はこれをお返しする番だ。」

Q. 最近はどう、ファビオ?

FC(ファビオ・カンナバーロ):とてもいいよ。僕はずいぶん前にプレーを辞めてるけど、この数年でコーチとして必要な全てとスポーツディレクターの資格を手に入れた。そして今、僕はドバイでコーチをしているけど、将来はどうなるかな。でも、僕は今、このポジションにいる事で、とても幸せなことは確かだ。
プレーする事を完全に辞めてしまったわけではないのは事実だけど…僕はよく、かつての名選手たちとエキシビジョンゲームと呼ばれる資金調達のための試合を共にする。僕は特に、良い事をするため(チャリティマッチ?)のプレーを楽しんでいるよ。僕らは皆、人生においてたくさんの幸運に恵まれていて、ビッグクラブでプレーした。僕らはプロとしてプレーした日々を終え、他の人々に救いの手を差し伸べ、僕らの幸運をお返しする時が来たんだ。僕はいつでもたくさんのファンが、チャリティマッチに来てくれることを願っているよ。

Q. 君が2011年に選手としてのキャリアを終える事を決断するに当たって、一番重要な要因となったのは何?

FC: 2つあって、そのうちの1つは、プロとして長い時間を過ごすことでフィジカルに限界が来たこと。ある程度の年齢に達すると、身体のどこかが常に痛いんだ。僕の場合は、膝の古傷が再発して、僕にとっては法外に大きい問題となったよ。もう1つは、モチベーションの低下。モチベーションのない選手は自らをばかげたものにするし、後に輝かしいキャリアにとって恥となる。

Q. 引退してから最初の日、何があった?君はどう感じたの?

FC: 最初の日、僕は少しもフットボールを恋しいと思わなかったよ。そしてすぐに旅に出た。僕はドバイのアルアハリのアンバサダーとして2年を過ごし、アジアをたくさん旅してまわり、その間に資格(コーチの?)を得た。コーチとスポーツディレクターの役割は、今本当に僕に合ってるよ。僕は練習に僕のアイデアを推進していると感じている。

Q. 君はアハリのアシスタントコーチだけど、僕たちは君がいつか、イタリアでコーチをすると思っていていい?

FC: それは絶対に。僕はイタリア人だし、僕の母国で仕事が出来ることに誇りを感じると思うよ。でも、様々な国で仕事をする機会があって、新しい文化やフットボール、メンタリティを学ぶことも、とても価値あることだよ。

Q. 君はキャプテンとして2006年にW杯トロフィーを掲げたけど、その時の気持ちを表現できる?

FC: いや、それは不可能!僕はベルリンのオリンピックスタジアムで成し遂げた時の気持ちを、今はより強く感じているよ。8年経って、僕はこのW杯での勝利が他の選手たち―普通の選手から名の知れたレジェンドまで―に何をもたらしたかを、当然に意識しているよ。なぜなら、僕たちは今や、世界中のチャリティマッチに招待されているから。

Q. W杯での勝利がどのくらい君の人生を変えたの?

FC: 単純なことだよ、僕らは人々の目に英雄として映った。僕らはフットボールの歴史を作った。個人レベルでは、そう変わらない、僕の人生は確かに優勝する前と一緒だ。僕をよく知る人たちもそう思ってるはずさ。

Q. 地球上で一番大きな大会でプレーするのはどんな感じ?君は国を代表し、世界の優れた選手たちと対峙してきた。それは日本のアニメの「キャプテン翼」(イタリアでは「ホリーとベンジー」)に少し似てないかな。

FC:それはもう、本当に入念な準備が必要だったよ。選手にとって、W杯は普通の事じゃないからね。フィジカルだけでなく、メンタルにも大きな犠牲を伴うしね。W杯は人を限界まで追い込む。プレッシャーも巨大だ。多くの選手はW杯で放てるシュートは一生で1回だろう。僕は4回もW杯で戦えてとてもラッキーだった。

Q. 君は2013年12月に行われたW杯の最終抽選会に参加したけど、ブラジルの印象はどう?

FC: 話をブラジルに戻すけど、フットボールについて話すね。明らかにホスト国であるブラジルから来るニュースは、良いものばかりではない。でも、最後には素晴らしいW杯になるだろう。僕たちはめいっぱいW杯を楽しもう。

Q. イタリアは、どのくらいまで勝ち進むと思う?

FC: イタリアは強いチームだし、チェーザレ・プランデッリはとても良い監督だ。僕は彼らがトロフィーを持って帰れると信じてるよ。

Q. 君はいつでも笑顔でいるけど?

FC: これが僕のやり方だよ。自然な事さ。僕はいつも、物事の真相を見極めることを心がけているよ。世の中には、深刻な問題に見舞われている人々がたくさんいるからね。困難な時ほど、問題に注力しようと努めなければならないよ。僕はそのような力を持っている間は、いつでも笑顔でいるだろう。

Q. 君は去年の秋に40歳の誕生日を迎えたけど、その時に自分の成長を感じた?

FC: (笑いながら)僕の母は、本当に大きくなるのが早いわねって言ってたよ。僕は今、新たな目標を設定している。例えば、監督の職に就きたいとかね。僕は世界中の優秀な監督から学んだ。  僕は自分の持っているものを伝えたい。準備はできている。
[PR]
# by kobo_natsu | 2014-04-21 13:34 | 選手
アディル・ラミ(DF・フランス代表)は、わずか2シーズンと少しでバレンシアを
去ることになってしまいました。
直接の原因は、「Radio Valencia」でのインタビューで「監督およびチームメート
に対する敬意を欠く発言」をしたということで、クラブが放出を決定したそうなのですが、1月の移籍市場のオープンまでに国内リーグ、カップ戦、ヨーロッパリーグを戦わなくては
ならないのに発言1つで放出を決定してしまうのは、元々監督の構想外にあったな
ど、他にも理由があるのではないかと個人的には思っています。
ラミにはバレンシアが合っていたように見えたので、非常に残念ではありますが、クラブと監督には戦術、選手、サッカーのスタイルを選ぶ自由があると思うので、仕方のない事だと思っています。

ラミは、20歳のときにリールのトライアルに合格してプロ契約を結ぶまでは、庭師
や町の清掃の仕事をしながら、アマチュアのクラブでプレーしていたそうです。そんな異色で夢のある経歴を知り、ラミに注目するようになった方も多いのではないでしょうか。
リールにいた頃は、フランスのゲイの専門誌「Tetu」が毎年行っている、ゲイが選ぶ好きなリーグアン所属のサッカー選手の第1位に選ばれた事があります。

バレンシアに移籍したばかりのときは、リーグアンと同じように激しいボディコンタクトで相手を撃退していたので、いつ退場になるかとハラハラしたものですが、リーガの加減に慣れた今は、守備も幾分クリーンになり、セットプレーではヘディングでゴールも決める頼もしいセンターバックになってきたように見えました。
後方からのフィードセンスはいまいちだけど、そこはクラブでも代表でも、良い相
方に恵まれるツキもあるのでしょう。

次はどこのクラブに行くのかわかりませんが、どこに行っても応援したいと思いま
す。

c0040315_1785463.jpg

去年の10月に、バレンシアのパテルナ練習場であったラミさん。
かわいい笑顔でサインにも快く応じ、握手もしてくれました。
また、会えるといいなぁ。
[PR]
# by kobo_natsu | 2013-09-27 17:10 | 選手
レブルーのW杯予選も、残すところ10月のフィンランド戦のみとなっているが、ほぼ2位通過でのプレーオフ進出が決まっている。
ここまでの成績は7試合で4勝1敗2分け、得点12、失点6となっている。1試合平均約1.7得点、約0.8失点と可もなく不可もない数字となっているが、この評価しがたい微妙な数字が出たのには、ピボーテの不安定さがあると思われる。不安定というのは、クオリティというよりも組み合わせの問題である。効果的な攻撃が出来ず、かといって守備が盤石でないのは、ピボーテの役割分担が曖昧だからであろう。

デシャンはフィジカルの強い、守備的なタイプを好む傾向にあると思うが、単体で攻撃と守備を半分ずつ担うタイプを2人か、攻守半分と守備的なタイプの2人を置く事が多い。そのため、中盤から前線へのボールの供給がうまくいかず、中央からの攻撃は、ゴールどころかゴールチャンスすら生まれにくい状況に陥る。
そうなると、攻撃はサイドアタックに偏ることになる。現在レブルーには、左にはリベリ(MF・バイエルン・ミュンヘン)、右にはヴァルブエナ(MF・オリンピック・マルセイユ)と、左右に優秀なアタッカーが揃っている事もあり、レブルーのゴールもこの両翼の突破から生まれる事が多くなっている。
しかし、この攻撃の偏りは単調で相手にとって攻略しやすくなりがちであるし、リベリとヴァルブエナの個人の突破力に頼りがちになるため、ただでさえお粗末な前線の連携がますます分断する結果になる。リベリとヴァルブエナは、ボールを預けたくても預けられる仲間がおらず、勝つためにひたすらゴールを目指し、突進し続けるのだ。

守備に関しては、ピボーテ双方が攻守を担当する上、その補完関係も練られていないところから、守備のほころびが出やすくなっている。そのため、中盤でボールを失うと、カウンターが得意な相手には、あっという間にゴールを奪われてしまうのである。

これを解消するには、やはり中盤の底の構成をはっきりと守備担当と攻撃担当に分けることが有効と思われる。攻守を半分ずつ担うタイプを2人並べざるを得ないのであれば、彼らの役割分担を明確にした戦術を浸透させるべきであろう。私見では、攻守を半分ずつ担うタイプが有効なのは、4-3-3のように、中盤の底を3人にする場合であると理解している。

具体的には、攻撃の組み立てが出来るポグバ(MF・ユベントス)もしくはキャバイェ(MF・ニューカッスル)のどちらかを必ず置き、マテュイディ(MF・パリ・サンジェルマン)やギラボギ(MF・アトレティコ・マドリッド)を守備に専念させる事が有効であろう。

次の試合は、10月のオーストラリア戦、フィンランド戦となるが、デシャンがどのように修正してくるか、注目である。
[PR]
# by kobo_natsu | 2013-09-26 16:17 | チーム
代表では、1200分ノーゴールという、不名誉な記録をレコードしたベンゼマ。近頃では「免罪符」であったクラブでのパフォーマンスも奮わず、深刻なゴール欠乏症に陥ってしまった。その原因はどこにあるのか。

そもそも彼は、高い技術と天才的なインスピレーションを持ちながら、順応性が極端に低い。クラブや監督が変わる度に調子を落とし、批判の的となって来た。モウリーニョが監督に就任したときになどは正にそうだった。
ゴールから遠い位置からボールをこねて持ち込むのが得意で足の遅いベンゼマは、モウリーニョのサッカーには合わなかった。モウリーニョのサッカーは、ボールを奪ってからゴールまで、いかに短い時間、少ないパスで行うかを競う、これまでベンゼマが経験して来たサッカーとはまるで別の競技であるかの様なものだったからだ。
それでも運良く、ベンゼマはモウリーニョのサッカーに合うように、自らを矯正した。しかし、そのおかげでバルサスタイルを真似たショートカウンターを求められたレブルーでの成績は奮わなくなった。ただでさえ連携の悪さが致命的なのに、なおかつクラブとは違う動きを求められることに、不器用なベンゼマは対応出来なかった。
レブルーでの不調は、指揮官がブランからデシャンに変わっても変わらず、ベンゼマは息苦しそうにプレーするばかりだった。

このように、ベンゼマが不調に陥った原因は、自らの変化への順応性の低さにあると思われる。彼が復調するには、モウリーニョのように彼を矯正するか、彼に合わせたチームに作り替えるかの2択になるだろう。
しかし、今のサッカーのトレンドとしては、1人の選手と心中するような戦術を取る事は難しい。長いシーズンを乗り越えるためには、誰がいつ出ても同じクオリティをキープ出来る、工業製品のような品質の維持が求められられる。
そうなると、ベンゼマの使い方としては、かつてのようにゴールが獲れるようになるまで辛抱強く使い矯正するか、ゴール以外の貢献度を評価し、2列目辺りで使うかという事になるであろう。
これは、代表においては辛抱強く使い続ける猶予はないため、後者の2列目辺りで使うという選択肢に絞られる可能性が高い。さもなければ、外されるまでであろう。実際先日のW杯予選のベラルーシ戦においては、ベンゼマを外す事でベンゼマの出来に左右される事がなくなり、前線の選手の動きが活性化した事で4ゴールを叩き出した。

個人的にベンゼマのひらめきや技術の高さには限りない可能性を感じているので、彼を外すという選択肢は取って欲しくない。近いうちにまた、クラブでも代表でも彼が順応し、ファンの信頼を取り戻す事を願ってやまない。
[PR]
# by kobo_natsu | 2013-09-25 19:34 | 選手
☆ ウクライナ×フランス   0-2

後8分:メネズ(FW・フランス、パリ・サンジェルマン)
後11分:キャバイェ(MF・フランス、ニューキャッスル)

得点シーン以外はそれほど見所の無い試合だった。
この日のシステムは4-2-3-1で、DFラインは左サイドバックをエブラ(DF・マンチェスター・ユナイテッド)に替えてクリシー(DF・マンチェスター・シティ)以外の変更はなく、中盤の底にキャバイェ、アルー・ディアラ(MF・オリンピック・マルセイユ)、2列目に右からメネズ、ナスリ(MF・マンチェスター・シティ)、リベリ(MF・バイエルン・ミュンヘン)、1トップにベンゼマ(FW・レアル・マドリッド)という布陣だったが、リベリ、メネズの攻め上がりの甲斐なく、前半はゴールを得られなかった。課題の守備については、アルー・ディアラが相手の攻撃の芽をよく摘み、両サイドのクリシー、ドビュッシーもケアに回っていたため、従前に比して安定していたように見えた。

攻撃については、パスが繋がらない、簡単なシュートを外すなど、未だ連携の悪さを見せた。その要因は、ベンゼマの不調に思われた。ベンゼマはメネズ、キャバイェのゴールをアシストしたため、データ上は役目を果たしたように見えるが、それ以外の時間帯は、ナスリ、リベリ、メネズから出るパスを受けられるポジショニングが出来ず、また自らのパスにも迷いがあるように見受けられた。ベンゼマは、とことんハートが弱いのだろうか。まるで相手DFにカットされるのを恐れるが如く、パス出しが慎重になり、それが前線の停滞を生んだように見えた。
前線の流動性を得るためには、ベンゼマのゲームメークが必要になる。テストマッチでは、トップ下のナスリとスペースを分け合いながら華麗にパスを交換し合う姿に安堵していたが、今のベンゼマはそうも行かないようだ。思い切ってベンゼマをトップ下にする、もしくは覚悟を決めてベンゼマを外し、トップ下のナスリを維持し、ジルー(FW・モンペリエ)をトップに持ってくるという方法もある。
今やチームの顔となったベンゼマを外す事は考えにくいので、スウェーデン戦ではベンゼマの覚醒に期待したい。

途中交代で入ったマルタン(MF・ソショー)、エムビラ(MF・スタッドドレンヌ)ジルー、については、マルタンは出来ればキャバイェと併用して欲しかった。彼らは似た素養を持つ選手であるが、スペインのチャビ(MF・バルセロナ)、シャビ・アロンソ(MF・レアル・マドリッド)とタイプは違えど、相乗効果を生む組み合わせではないかと思っている。
またエムビラについては、この試合のアルー・ディアラの貢献度を考えると、彼からスタメンを奪うに等しいとは言いがたい。エムビラは元々守備専門のピボーテではない上に、ここ1年ほどのレブルーの試合では、それほどの成果を上げていないからだ。
ジルーについては、リベリ、ドビュッシーのラストパスを受ける機会もあったが、それほど見せ場を作る事は出来なかった。しかし、親善試合でのリベリやドビュッシーとの相性の良さを鑑みると、もう少し出場時間が長ければ、結果を出す事も可能であろう。
グループリーグ突破のかかったスウェーデン戦では、後が無いため、勝ちにこだわる試合でも認容する。しかしながら、ベンゼマの覚醒による、華麗な前線のパスワークが見られる事はわずかに期待したい。
[PR]
# by kobo_natsu | 2012-06-17 19:15 | 試合観戦記